VAIO Z レビュー 2022年1月発表 最新モデル 実機を使って徹底解説!
このページでは VAIO社製「VAIO Z」最新モデルのレビューをお届けしています。

※この記事は常に更新しています。再訪問の際はリロードをお願いします。 最終執筆日 2022/12/21
VAIO Z はフラッグシップモバイルとして位置づけされたVAIO社のハイエンドモバイルノートパソコン。すべての面においてカーボンを採用した高剛性と軽量化、TDP35WのインテルHプロセッサーに加え、第四世代ハイスピードSSDを標準搭載、「Z」を名乗るに相応しいこだわりの数々。それではVAIO Z 最新モデルのレビュー をお届けします!
2022年12月21日 更新
重要 ※ VAIO Z ソニーストアでの販売は2022年12月21日9:30をもって終了しました。後継機は未定です。
VAIO Z 徹底レビュー INDEX
- VAIO Z どんなパソコン?
- VAIO Z すみずみまで徹底チェックしよう!
- VAIO Z 予算に合わせてカスタマイズしよう!
- VAIO Z ケース、のぞき見防止、ドッキングステーション などアクセサリーを紹介
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- カスタマイズで予算や目的に応じた1台を「VAIO Z」|ソニーストア(外部リンク)
VAIO Z って、どんなパソコン?
VAIO Z はあらゆる面においてこだわりが強いノートパソコン。画面サイズは14型ワイドディスプレイ、クラムシェルと言われるノートパソコンお馴染みのスタイルながらも「Z」を名乗るに相応しい、VAIOの技術力がギュッとつまったものとなっていました。
筐体にはカーボンファイバーが採用されました。驚くことにこのカーボンファイバーは筐体すべての面(4面)において採用、しかもそれが立体成型されたものだからさらに驚き。いままでも今でもカーボンVAIOは存在しますが、カーボンのパネルを合わせただけがほとんど。これにより軽量化と堅牢性の両立を高い次元で実現しています。
プロセッサーには「TDP35W 第11世代 インテル Core Hプロセッサー」を標準搭載。VAIO社の優れた放熱技術と軽量なフルカーボンボディによって、Hプロセッサーを搭載しているにも関わらず質量は1キロ程度(最軽量 約982g)を実現しました。これは外出先で職場で自宅で、どこでもバリバリ作業をしたいという方にとって、まさに好適と言えるでしょう。
さらには超高速ストレージと言われる、シーケンシャルリード6GB/sを超える「第4世代ハイスピードSSD」が標準搭載。カスタマイズで2TBまで容量を増やすことが出来るので、動画などの大きなファイルでも余裕をもって作業をこなせます。
フルHDと4K 2種類から選択可能な14型ワイドディスプレイは180度の開閉ができるものとなっていて、例えば膝の上において使う場合でもベストポジションで見ることができる上、反対側の相手に画面を共有することも可能というギミックも。
キーボードユニットもVAIO Z に合わせて新開発されたものが採用されました。ほんの少しだけ深くなったキーストローク、高い剛性のカーボンボディによる打鍵のフィリーリングはとても快適。またパームレストの感触もいままのノートパソコンにはないものとなっていてしっとりしたものとなっています。なにやら耐指紋性の塗料を使用したことにより手脂を目立ちにくしているのだとか。こんなところにもVAIO社のこだわりが伺えるものとなっていました。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- カスタマイズで予算や目的に応じた1台を「VAIO Z」|ソニーストア(外部リンク)
VAIO Z にプレミアムモデル「勝色特別仕様」がラインアップ
2021年10月13日 VAIO Z に勝色特別仕様が登場!プレミアムな数量限定モデルとしてラインアップに加わりました!
VAIO Z 勝色特別仕様は塗装の上に光沢UVコーティングを行うことで、高級感のある艶感を出しながら、傷の付きにくい仕上げを施しました。勝色に染め上げられたボディに、黄金色(こがねいろ)のロゴプレートとオーナメント。上品で雅やかなきらめきが、深みのある藍色の美しさをより一層際立たせます。
ボディカラー以外にも特別仕様の「勝色特別仕様」は数量限定モデル。予定数に達し次第販売終了となるので気になる方はお早めのご決断をお願い致します。
VAIO Z 勝色特別仕様 実機で紹介 この美しさはまさに特別 | |
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この記事では「VAIO Z 勝色特別仕様」の実機を使って、惚れ惚れする美しさをお伝えしていきたいと思います。 |
ショップブログにてレビューも公開しています。こちらも参考になさってください。
VAIO Z を すみずみまで徹底チェック!
モバイルサイズながらもTDP35Wのハイパフォーマンスプロセッサーに第四世代ハイスピードSSD。それらを軽くて強いフルカーボンボディにおさめた VAIO Z。
ここからは VAIO Z をすみずみまで徹底チェックしていきましょう。
最軽量で982g すべての面でカーボンを使用 軽量・堅牢ボディ
VAIO Z は筐体を構成する4面、すべての面においてカーボンファイバー(カーボンファイバー積層板)を採用しました。これにより軽量化はもちろん、大切な内部パーツを衝撃からガッチリ守る筐体となっています。
いままでのVAIO、そして販売中のVAIOにもカーボン素材を採用したものはありますが、4面すべての面において、しかも立体成型したカーボンを用いたのは今回が始めて。例えばディスプレイの側面やパームレストなど加工が難しいと言われる大胆に曲げられたカーボンをみると、「おぉ!すごい!」と思わず声が漏れてしまいます。
底面の後ろもみてもキレイな立体成型。カドがしぼられているデザインはいかにも筐体の強さにつながっていそうです。
これらの立体成型の効果もあって VAIO Z はデザイン的にも、いままでのノートパソコンにはないものとなっていました。
そんなVAIO Zの質量は最軽量仕様でなんと982g。Ci7 TDP35Wプロセッサー搭載&14インチ筐体って考えると驚きの軽さを実現しています。もっとも重い仕様でも1065gですので、毎日の持ち運びもラクラクこなしてくれることでしょう。
TDP35W をコンパクトな筐体に Hプロセッサーライン搭載
パソコンの頭脳と言われるプロセッサーには、大型クリエイティブノートPC用のTDP35W 第11世代 インテル Core Hプロセッサーを標準搭載しました。
同じVAIO社製の「VAIO SX14」と比較してもグラフのとおり、パフォーマンスは非常に高くさすがHプロセッサー搭載と言ったところ。しかもそれを 1kg以下の筐体に収めたというのですから本当に驚きです。
もちろんこれらを実現出来たのは VAIO社が得意とする放熱技術の高さにありました。
VAIO Z用のファンは同等サイズのノートPCのものと比べてなんと130%の大きさ。それが2基搭載。もちろんそのファンには低騒音化も図られており、軸受には流体動圧軸受を採用しているのだとか。
高性能なプロセッサーを搭載するといつも問題になるのが放熱処理。そのあたりも万全の構えで設計されているようで安心です。
超高速ストレージを標準搭載
VAIO Z のストレージはSSDのみ。このSSD シーケンシャルリードで6GB/sを超えるハイパフォーマンスの「第四世代ハイスピードSSD」を標準搭載しているところも大きな注目点。
同じPCIe接続された第三世代のSSDと比べると300%の性能アップ。さらに第三世代ハイスピードSSDと比べても大きく性能アップとなっています。
カスタマイズで選べる容量4種類。どれにするかは予算・用途に合わせて悩みたいところです。
14型ワイドディスプレイ搭載 4K HDRも選択可能
かなりの狭額なのに不安にならないのは強靭なカーボン素材を使っているからかも。VAIO Z はスリムな筐体を大きく見せる14型ワイドディスプレイを搭載しました。
このディスプレイは180度の開閉ができるものとなっていて、例えば膝の上において使う場合でもベストポジションで見ることができる上、反対側の相手に画面を共有することも可能。
なんと画面を反転させるショートカットボタンまで用意されました。
そんな便利なディスプレイの解像度はフルHDと4K、2種類から選択可能でスタミナ重視なら標準搭載のフルHDがオススメ。高精細かつ DCI-P3カバー率99.8%のHDR対応の4K液晶なら、クリエイテイブな方に最適なほか文字の表現も実になめらか。難しい漢字、たとえば「安曇野」の「曇」でもごまかして表現されることもありません。画数の多い漢字でも正確にかつ滑らかに表現してくれます。
Windows 10は高解像度ディスプレイに完全対応しているので、スタートメニューやアイコンなどを、ユーザーが使いやすい大きさに調整が可能。表示が小さくなりすぎるなんてことはありません。
大切な情報 他人の目から守ります
視野角60度で周囲の視線をガード。のぞき見防止フィルター「VJ9LFZ14」がVAIO Z(VJZ141)専用アクセサリーとして用意されました。
ベゼルと液晶の間にはめこむタイプののぞき見防止フィルターは、移動中やCafeでの作業の時、大切な情報を他人の目から守ります。またブルーライトを60%カットする機能も用意され目にもやさしい、そんな仕様となっています。
のぞき見防止フィルター VJ9LFZ14 | |
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VAIO Z専用ののぞき見防止フィルターです。VAIOの筐体にフィルターのツメをはめ込む形状なので、着脱が容易で、外見を損ねません。 ソニーストア価格:10,010円(税込) 2021/03/06 現在の価格 |
そんな、のぞき見防止フィルター「VJ9LFZ14」を実際に使ってみました。詳しくはショップブログでご確認ください。
効果のほどは? のぞき見防止フィルター 装着してみました! | |
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VAIO Z 2021年モデルの専用アクセサリーとして用意された、横からの「のぞき見行為」にとって、非常に効果的なものとなっていましたよ。 |
本体同時購入で単品購入よりオトク → 単品購入価格10,010円(税込) のところ8,470円(税込) 詳しくはこちら
Thunderbolt4 (type-C)×2搭載 シンプルな拡張端子
VAIOのパソコンって拡張端子がとにかく充実してるそんなイメージがあると思うのですが、このVAIO Z に限っては真逆のキャラクター。
Thunderbolt4 に対応した type-C が2つ搭載。それ以外はHDMI出力端子とヘッドセット対応ヘッドホン端子しか用意されておりません。SDメモリーカードスロットもないのはさすがに驚きました。
そのため電源供給もtype-C端子を使用して行います。上の画像は同梱のACアダプター。左右どっちを使っても電源供給可能なところはある意味便利です。
VAIO Z でデスクトップ化 ドッキングステーション
VAIO Zに拡張性をもたせる「VAIO 純正」のType-C 4K マルチモニタードッキングステーション「VJ8PRA3」が別売りアクセサリーとして用意されました。
このドッキングステーション「VJ8PRA3」を使えば、Type-C経由で、4K 60Hz モニター2台を拡張可能。4K液晶搭載 VAIO Zなら自表示含めてトリプル4Kという広大な画面表示、作業領域を実現できます。
TDP35Wのプロセッサーを搭載する VAIO Z ですからデスクトップ仕様にすることを検討されている方も多いのではないでしょうか?ドッキングステーション「VJ8PRA3」の導入も検討してみてください。
Type-C 4Kマルチモニタードッキングステーション VJ8PRA3 | |
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ケーブル1本で4Kディスプレイなどの周辺機器と接続したデスクトップ環境に。ドッキングステーション経由でのPC本体への給電も可能です。 ソニーストア価格:32,450 円(税込) 2021/03/06 現在の価格 |
本体同時購入で単品購入よりオトク → 単品購入価格32,450円(税込) のところ27,500円(税込) 詳しくはこちら
新開発 こだわりのキーボード
VAIO Z のキーボードは従来のVAIOと同じ独立タイプの「アイソレーションキーボード」。しかしキーストロークを1.2mmから1.5mmへとわずかに変更、ストロークの安定と作動力の見直し、キートップを深い皿形状のものを採用するなど新開発されたキーボードを採用しました。
実際にタイピングしてみたところ、軽快かつ正確に入力できる感覚、そして打鍵音はさらに静かになったと非常に好印象。またカーボンボディの恩恵からか、1キロ程度のモバイルノートなのに、どっしりとした打鍵感と非常に良い感じ。
それとわたしイチオシの評価したい点、パームレストが汚れにくいというところ。
正確には汚れが目立たないというべきか、黒いパームレストですが手汗で汚れが目立つなんてことがありません。わざとらしく指先でグリグリとなぞっても汚れが目立ちません。黒系のパソコンって案外パームレストが悲惨な状況になりがちなのですが、それがこのVAIO Z そんな問題ありません。
感触もしっとりしていて設置感もカチカチしません。もうこのキーボードを一度使うとほかのものには戻れないかも。もちろん感じ方の個人差あるかも知れませんが、筆者にとって、それほど良く出来たものとなっていました。
なおこのページで紹介してるVAIO Zのキーボードは「日本語配列 かな文字なしキーボード」。見た目もスタイリッシュにになるのでオススメです。
キーボード関連記事 ショップブログ | |
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VAIO Z 2021モデル 使いはじめて2ヶ月経過 このキーボードが最高にイイ! |
次世代高速通信「5G」無線WAN
VAIO Z は次世代通信規格である5G対応の無線WANを選択することができます。
液晶ディスプレイ、左右のベゼルの薄さに比べて上部が少々厚く、野暮ったくも見えるのは、この場所にWi-Fiアンテナや5Gに対応した無線WANのアンテナが搭載されているため。どこかアナログ的でもありますが、アンテナは高い位置にあったほうが確実に感度がアップします。
なお 5G対応アンテナの場所はディスプレイ上部の2箇所に加えてキーボード側面に2箇所、合計4箇所用意。アンテナ距離を可能な限り離して配置することによって、最大のスループット性能を引き出しています。
進んだ起動認証機能
VAIO Z の起動認証はディスプレイ上部にある人感センサー+顔認証、電源ボタン+指紋認証。最初にちょこっと設定をするだけで、煩わしいログインをカンタンに行うことが出来ます。
VAIO Z フルHDモデルは34時間のスタミナ性能
TDP35Wのプロセッサー搭載PCって、どこか燃費が悪そうな印象を受けるかも知れませんが、VAIO Z は驚きの長時間駆動バッテリーを搭載。
フルHD選択ならVAIO史上最長となる最大約34時間のスタミナ性能。4K搭載モデルにおいても約17時間の駆動時間を実現しました。正直スタミナ性能ってカタログ値半値な印象ですが、それでも大満足な印象です。
マイク音声くっきりクリア AIノイズキャンセリング機能
VAIO Z 2022モデルより、オンライン会議や通話の時に便利な「AIノイズキャンセリング機能」を用意しました。
AIの機能が騒音などの環境ノイズだけを除去してくれて、聴き取りやすいクリアな音声を相手に届け、相手の声も大口径スピーカーによりクリアな音声で確認できるものとなっています。
実際に試してみると、これがかなりの高性能。
自宅勤務が増えた昨今、ときおり相手の家庭内の音が聞こえてくると、盛り上がった会議もなんとも言えない空気感。でもこの機能があれば通話に集中することができそうです。
美しい佇まい 所有者を満足させてくれるデザイン
VAIO Z は使用している素材や内部パーツへのこだわりだけではなく、デザイン的にみても美しく所有者を満足させてくれるデザインになっています。
VAIOのロゴは毎度お馴染みながらもサイズは小さめで、先進的な印象を受けるし、カドの部分のパーツにはゴールドのものが採用され、嫌味なくデザインに溶け込んでいます。
またこのページで紹介している カラーバリエーション「シグネチャーブラック」は、カーボン素材ならではの繊維のすじが目を惹きます。一言でまとめるならカッコいい。
それとわずか1キロ程度のパソコンながら、ディスプレイをすっと片手で持ちあげられるところは、さすがVAIOの技術力と言ったところかも。
この軽さにもなると両手開けが必要になることがほとんどで、このあたり出来の良さも、ただ軽いだけのノートパソコンにないところかも知れません。
2色のカラーバリエーション
VAIO Z は「ブラック」と「シグネチャーブラック」のカラーバリエーション展開。定番ともいえるブラックは様々なシーンでフィット。カーボンの繊維目をあえて見えるようにしているシグネチャーブラックはVAIOらしさが光っています。
VAIO Z シグネチャーブラックとブラック 写真でカラバリ比較 | |
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VAIO Z 2021年モデルに用意されたカラーは全部で2色。今回は写真でその2色を徹底比較していきますよ~ |
ショップブログではこの2色展開のカラーバリエーションについて詳しく紹介。色のことで悩んだらショップブログも参考になさってください。
Windows 11 プリインストール
VAIO Z は Windows11 がプリインストール。
それ以前に販売されたVAIO Z (2021年2月発表モデル)についても、アップデートでWindowws11へアップデート可能です。詳細につきましてはVAIO株式会社のホームページでも紹介されていますので詳しくは公式サイトでご確認ください。
・VAIO株式会社製 パソコン Windows 11 アップグレード情報 についてはこちら
VAIO Z は Made in Japan 安曇野フィニッシュモデル
VAIO Z は日本国内のVAIO本社工場にて主要な製造工程を実施するMade in Japanモデル。
カスタマイズモデルは注文が入ってから生産するため納期はある程度要しますが、到着の際は安曇野フィニッシュを受けたハンコ入りカードと共にお手元に届きます。※画像は別モデル
また VAIO Owner Site ではVAIO Zのサポートページやアップデート情報などを公開。メンテナンスパックなどを始めとした VAIO Z専用サポートも実施しています。
アップデートプログラムはVAIO公式サイトよりダウンロード
お持ちのVAIOを、よりよい状態でお使いいただくために、VAIO社の公式ページよりアップデートプログラムが配信されています。購入後、動作が不安定に思われたらまずはアップデートプログラムを確認してみましょう。
VAIOサポートのページ (VAIO 公式WEBサイト)|外部リンク
それでも解決しない場合は商品に同梱されている電話先に問い合わせをしてみれば、スタッフの方が丁寧に解決方法を見出してくれることでしょう。
VAIO Z が気になる人は、他のVAIOも見ています。
VAIO Zを検討中の方は、以下のVAIOと比較することも多いようです。
VAIO SX12 徹底レビュー(2020.10発表 VAIO(株)製モデル) | |
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VAIO SX12 は11型サイズの筐体に12.5型ディスプレイを搭載し、キーサイズ・キーピッチともにフルサイズ、メインマシンの使い勝手をモバイルサイズで実現したノートパソコン。軽量かつ実用的なノートPCが気になる方の注目を集めています。 |
VAIO S15 徹底レビュー(2019.4発表 VAIO(株)製モデル) | |
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「VAIO S15」は見やすい広視野角15.6型ディスプレイにテンキーや光学ドライブを搭載したオールインワンタイプのノートパソコン。VAIO Z よりもハイパフォーマンス、TDP45WのインテルHコアプロセッサーを搭載したパワフル。ノートでもデスクトップ級のスピードを扱いたい方にオススメです。 |
こちらのVAIOにつきましても、当店では徹底レビューを掲載。自分にベストなパソコンはどのモデルなのか?ぜひ、こちらの記事も参考にして頂ければ幸いです。
VAIO Z レビュー カスタマイズ
「VAIO Z」はソニーストアで予算や目的に応じてカスタマズ可能でした。現在は販売を終了しています。
VAIO Z ベーススペック(基本構成) | |
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プロセッサー | Core i7-11390H(3.40GHz) |
メモリー | 16GB |
ディスプレイ | 14.0型ワイド フルHD(1920×1080) |
ストレージ | 第4世代ハイスピードSSD(PCIe)約256GB |
LTE | なし |
キーボード | 日本語配列(かな文字あり)キーボード |
TPMセキュリティーチップ | なし |
ワープロ・表計算ソフトウェア | なし |
ソニーストア で カスタマイズ ( VAIO オーナーメイドモデル ) |
VAIO Zは基本構成でも十分快適に使うことができるスペックを標準搭載。さらに「上位プロセッサー」や「メモリー」「大容量SSD」などを使用者の用途に合わせて選択することが出来ます。
どこまで求めるかは『予算と目的次第』。ただ最近のパソコンのライフサイクルは年々長くなっていますので、予算の許す限り上位パーツを搭載しておくほうが、後々”良し”となることが多い傾向となっています。
当店の記事 VAIO Z 購入!カスタマイズ内容を紹介します! | |
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2021年2月18日発表された VAIO㈱のパソコン「VAIO Z(VJZ141)」を購入しました!今回の「VAIO Z」も同様で、どういう仕様にするかめちゃめちゃ悩みましたよというお話。 |
プロセッサー
プロセッサーは「パソコンの頭脳」と言われるところ。
VAIO Z 搭載プロセッサー |
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Core i7-11390H(3.40GHz) | 3.40GHz(最大5GHz)4コア/8スレッド |
VAIO Z に搭載するプロセッサーはCore i7-11390H(3.40GHz)のみ。インテルプレミアム・ノートPCの標準規格「インテル Evoプラットフォーム」に準拠するものとなりました。モバイルノートPCとは異なる高性能モバイルPCようプロセッサー TDP 35W。モバイルでも速さを求める方に最適なプロセッサーです。
メモリー
メモリーは「机の広さや面積」に例えられるパーツ。16GBをベースに全2種類から選択可能となっています。
VAIO Z メモリー選択 |
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基本構成 |
16GB(8GBオンボード) |
カスタマイズ |
32GB(32GBオンボード) |
数字が大きければ大きいほど広い机となり、それだけ「物(仕事)が置ける、つまりスペースが広くなる」イメージ。例えば4K動画や写真の加工・編集する方には大容量メモリーがおすすめです。最終的に時短にもつながりパフォーマンスの向上も体験できます。
ディスプレイ
ディスプレイはフルHD(1920×1080)解像度と、4K(3840×2160)解像度から選ぶことが出来ます。
VAIO Z ディスプレイ |
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基本構成 |
フルHD(1920×1080)ディスプレイ |
カスタマイズ |
4K(3840×2160)ディスプレイ |
※すべての構成において選択可能です。 |
4K(3840×2160)解像度は、文字や図表が滑らかに表示されることによる視認性向上や画面あたりの情報量が拡大されるメリットを手に入れました。近づいてもなめらかな表示は、写真や動画の表示・編集などといったクリエイティブな用途にも好適です。
Windows 10は、高解像度ディスプレイに完全対応しているので、スタートメニューやアイコンなどを、ユーザーが使いやすい大きさに調整が可能。高解像度パソコンは表示が小さくなりすぎて、かえって操作性を損なうなんて言われますがネガになることなく安心して使えます。
ストレージ
ストレージとは OS・ソフト・アプリ・データを保存する場所。第四世代SSD 256GBをベースに全4種類から選択可能となっています。
VAIO Z ストレージ選択 |
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基本構成 |
第四世代ハイスピードSSD(PCIe) 約256GB |
カスタマイズ |
第三世代ハイスピードSSD(PCIe) 約512GB |
第三世代ハイスピードSSD(PCIe) 約1TB |
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第三世代ハイスピードSSD(PCIe) 約2TB |
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備考:とくになし |
最近のOSは容量をたくさん使いファイルサイズも大きくなる傾向です。時間が経てばOSのアップデートもあったりしますので、あくまでも予算次第ですが、出来るだけ大きな容量を選ぶほうが良いでしょう。
SIMフリー LTE (5G対応)
本体内蔵なら、もうWi-Fiルーターを持ち歩いたりテザリングする手間も不要。電波状況に応じて自動でLTEとWi-Fiを切り替えてくれるので、常に適切なインターネットにアクセスできます。
VAIO Z LTE 選択 |
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基本構成 |
非搭載 |
カスタマイズ |
搭載可能 |
キーボード
キーボードは日本語配列キーボードと英字配列キーボードから選択が可能です。
VAIO Z キーボード 選択 |
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基本構成 |
日本語配列(かな文字あり) |
カスタマイズ |
日本語配列(かな文字なし) |
英字配列 |
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日本語配列(隠し刻印 かな文字なし) |
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英字配列(隠し刻印) |
隠し刻印キーボードは使用者からは見えるけど、少し離れたところ、または角度によってはキートップの文字が見えない不思議なキーボード。英字配列キーボードは日本語キーボードと比べ一部配列そのものが変わります。従来の感覚でお使いになりたい方は「日本語配列(かな文字あり)を推奨します。
キーボード 関連記事 | |
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「隠し刻印キーボード」についてレビュー!詳しく紹介しています! |
TPMセキュリティーチップ
お仕事でもプライベートでも大切な情報をより強く守りたいなら、TPMセキュリティーチップ搭載がオススメ。
VAIO Z TPMセキュリティーチップ 選択 |
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基本構成 |
非搭載 |
カスタマイズ |
搭載可能 |
TPMセキュリティチップとは、コンピュータのマザーボードなどに装着される、セキュリティ関連の処理機能を実装したLSIチップのことで、暗号化の鍵をストレージ内に持たないのでより安心です。
このパートではソニーストアにおいてVAIO Zの選択可能なパーツのことを中心に書かせていただきました。参考していただければ幸いです。
VAIO Z ケース、ACアダプターなどアクセサリーを紹介
ここからは「VAIO Z 」に、おすすめなアクセサリーを紹介します。
ワイヤレスマウス VJ8MS1A
VJ8MS1AはVAIO社が作ったワイヤレスマウス。かさばらないデザインで携帯性よく手にも馴染みやすく、Bluetooth 2チャンネル、USBドングルの計3系統で接続でき、複数のPCやデバイスを切り替えての使用可能。
電源は単3形アルカリ乾電池 1本。連続動作時間は、2.4GHz接続時:約227時間、Bluetooth接続時:約167時間。 連続待機日数は、2.4GHz接続時:約404日、Bluetooth® 接続時:約244日。2.4GHz接続時:約440日、Bluetooth® 接続時:約280日。
カラーバリエーションは全3色展開。天面はUV硬化塗装により防汚性を向上させ、高さ76cmから鉄板に落下させる6面落下試験を実施するなど耐久性にも配慮しています。
ワイヤレスマウス VJ8MS1A | |
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VAIO株式会社が作った ワイヤレスマウス。手になじみながらも携行しやすいよう考えられた形状。接続方式は計3系統で接続可能。落下試験を実施するなどして耐久性にも配慮しました。 ソニーストア価格:3,850 円(税込) 2023年5月18日 現在の価格 |
AMARIO ソニーストアオリジナル14インチ用PCケース「CC-14CASE/AMA」
「CC-14CASE/AMA」はソニーストアとAMARIO(アマリオ)のコラボレーションよりうまれた、13.3~14型のVAIOに対応したオリジナルPCケース。
このケースには高機能素材「テントファブリック」を採用。テントファブリックはオーニングテントや船舶用のカバーなどにも使用されている素材でコットンの風合いを持ちながらも、耐光性・耐候性・通気性・防カビ性に優れ、 撥水性も備えました。
VAIO Z,SX14,S13,A12 ケース レビュー スリムでACアダプターも収納できる CC-14CASE/AMA | |
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ソニーストアオリジナルPCケース「CC-14CASE/AMA」はスリムな外観ながら前ポケットにはACアダプターが収納可能と、実用的な面も持ち合わせているケースとなっていました。 |
デザインもおしゃれではスタイリッシュはVAIOのパソコンにピッタリ。ぜひ参考になさってください。
CC-14CASE/AMA | |
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ソニーストアとAMARIO(アマリオ)のコラボレーションよりうまれたオリジナルPCケース。対象サイズはVAIO株式会社製VAIO 13.3インチ~14.0インチまで対応。 ソニーストア価格: 8,778 円(税込) 2019/06/08 現在価格 |
のぞき見防止フィルター VJ9LFZ14
VJ9LFZ14 は ベゼルと液晶の間にはめこむタイプののぞき見防止フィルター。VAIO Z(VJZ141)専用アクセサリーです。はめこみ式なので見た目もスッキリ。後付感が少ないアクセサリーです。
視野角60度で周囲の視線をガード。映り込みを防止する反射率は6.7%。またブルーライトを60%カットする機能も用意され目にもやさしい、そんな仕様となっています。
のぞき見防止フィルター VJ9LFZ14 | |
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VAIO Z専用ののぞき見防止フィルターです。VAIOの筐体にフィルターのツメをはめ込む形状なので、着脱が容易で、外見を損ねません。 ソニーストア価格:10,010円(税込) 2021/03/06 現在の価格 |
そんな、のぞき見防止フィルター「VJ9LFZ14」を実際に使ってみました。詳しくはショップブログでご確認ください。
効果のほどは? のぞき見防止フィルター 装着してみました! | |
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VAIO Z 2021年モデルの専用アクセサリーとして用意された、横からの「のぞき見行為」にとって、非常に効果的なものとなっていましたよ。 |
本体同時購入で単品購入よりオトク → 単品購入価格10,010円(税込) のところ8,470円(税込) 詳しくはこちら
Type-C 4Kマルチモニタードッキングステーション VJ8PRA3
VJ8PRA3 は VAIO Z をデスクにおいてより快適な作業環境を実現できる「VAIO」が作ったType-C 4Kマルチモニタードッキングステーション。Type-Cケーブルで接続すれば4K 60Hzモニター 2台を拡張し自表示を含めたトリプル4Kの作業領域を実現できます。
背面と前面、それぞれ適切な位置に端子が用意され、ケーブルが増えてもデスクまわりはスッキリ。また法人用途にも便利なセキュリティロックスロットやMACアドレスパススルー機能にも対応しました。
Type-C 4Kマルチモニタードッキングステーション VJ8PRA3 | |
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ケーブル1本で4Kディスプレイなどの周辺機器と接続したデスクトップ環境に。ドッキングステーション経由でのPC本体への給電も可能です。 ソニーストア価格:32,450 円(税込) 2021/03/06 現在の価格 |
本体同時購入で単品購入よりオトク → 単品購入価格32,450円(税込) のところ27,500円(税込) 詳しくはこちら
Type-C ドッキングステーション VJ8PRA2
VJ8PRA2はVAIOと互換性検証済みのロゴ入りUSB Type-C ドッキングステーション。コンパクトながらHDMI、VGA、USB、USB Type-C、LANをサポート。あらかじめ様々な機器とつないでおけば、一度の接続でつながるので手間から解放されます。
互換性検証済 VAIO社製「VAIO」
- VAIO Z 2021年モデル
- VAIO SX12 2020年モデル
- VAIO SX14 2020年モデル
- VAIO SX14(2019年モデル)☆
- VAIO SX12(2019年モデル)☆
- VAIO A12 ☆
- VAIO Pro PK ☆
- VAIO Pro PJ ☆
- VAIO Pro PA ☆
- ☆印は VAIO本体アップデートにより対応予定
VAIO SX12 2020年モデル および VAIO SX14 2020年モデルではそのままお使いになれますが、それ以外の対象機種はVAIO本体のアップデートが必要となります。
Type-C ドッキングステーション VJ8PRA2 | |
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コンパクトながらHDMI、VGA、USB、USB Type-C、LANをサポート。 ソニーストア価格:13,640 円(税込) 2020/01/23 現在の価格 |
VAIOノートをデスクトップ化 ドッキングステーション VJ8PRA2 レビュー | |
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VAIO本体とはケーブル1本。ディスプレイ出力はもちろん電源供給も可能にする優れものアクセサリーをレビュー! |
店員レビューも公開しました。こちらも参考になさってください。
なお本体同時購入で単品購入よりオトク → 単品購入価格13,640 円(税込)のところ11,550 円(税込) 詳しくはこちら
Type-C 標準 ACアダプター VJ8PD65W2
VJ8PD65W2 はVAIO 本体に付属しているものと同じもの。ご自宅用に本体付属品をお使いでしたら、オフィスや出張専用に持たれてみてはいかがでしょう?2つあると使いまわしが出来て結構便利です。
また、スマートフォンやデジタルカメラの充電にも使えます。ハイパワーなので充電も素早く行えます。
VJ8PD65W 販売終了 → VJ8PD65W2 後継型番
Type-C 標準 ACアダプター VJ8PD65W2 | |
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小型大容量ACアダプターです。コネクタは挿抜しやすいテーパー形状。※本体同梱品と同じ仕様です。 ソニーストア価格: 9,460 円(税込) 2023年6月7日 現在の価格 |
以上、VAIO Z と一緒に使って便利なアクセサリーを紹介させていただきました。ぜひ参考になさってください。
VAIO Z レビュー まとめ
このページでは2022年12月21日9:30をもちまして販売を終了した VAIO株式会社製パソコン「VAIO Z」のレビューをお届けしました。
VAIO Z はフルカーボンによる高剛性と軽量化、高性能なTDP35Wのインテルプロセッサーに第4世代ハイスピードSSDを搭載したフラッグシップモバイルPC。拡張性は全面的に type-Cにお任せすると言った尖ったところがありながらも、それを補って余りある魅力も感じる1台に仕上がっています。残念ながら販売は終了してしまいましたが、また会えるその時を今から楽しみに待ちたいと思います。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- カスタマイズで予算や目的に応じた1台を「VAIO Z」|ソニーストア(外部リンク)
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当店のホームページではモデルごとにレビューを掲載。サイズ感、端子などの詳細、その商品がもつ雰囲気、パーツのカスタマイズなど『非常に内容濃く紹介』しています。