HT-X8500 レビュー 「3次元の立体音響を楽しめるスリムタイプのサウンドバー」実機解説

このページではソニー サウンドバー「HT-X8500」のレビューをお届けしています。

ソニーのサウンドバー HT-X8500 は1本で3次元の立体音響を臨場感あるサウンドが楽しめるデュアルサブウーファー内蔵サウンドバー。三次元立体音響効果の「Dolby Atmos」や「DTS:X」に加えて「DTS Virtual:X」などにもお求めやすい価格ながらも対応しました。それでは紹介していきましょう。

ソニーサウンドバー HT-X8500 をセットアップ

まずは設置するところから始めていきましょう。

パッケージからすべての付属品を取り出したらスタートガイドを参考にセットアップしていきます。

今回のサウンドバー HT-X8500をテレビとつなげて使用できる環境は2つ。テレビに「e ARC」 または 「ARC」と表記されたHDMI端子があること。もう一つはテレビにHDMI端子と「光デジタル音声出力」があること。これらがないテレビには使用することができません。

最近のテレビであれば「e ARC」 または 「ARC」表記のHDMI端子が、ほとんどと言っていいほど用意されていますが、購入前には必ずテレビの説明書をチェックしておきましょう。

今回接続するテレビは、2019年モデルの4K液晶テレビ BRAVIA「KJ-55X9500J」。もちろん 「ARC」表記のHDMI端子を搭載。先程紹介したとおり、「ARC」表記のHDMI端子なら接続は非常にシンプルでカンタンです。

「ARC」表記のHDMI端子に付属のHDMIケーブルを接続。そしてACアダプターをセットするだけで作業は完了しました。

ちなみにもうひとつの接続パターン「光デジタル音声出力」を使用する場合は「光デジタルケーブル」が別途必要となります、付属品に含まれてませんのでご注意ください。

スリムでシンプル 飽きの来ないデザイン

BRAVIA 2019年モデル「KJ-55X9500J」(55型・壁掛け)との組み合わせイメージはごらんのとおり。

サウンドバー「HT-X8500」の大こさは890 W x 64 H x 96 D mm。サブウーファー内蔵ながらもとってもスリムです。最新BRAVIAとの組み合わせは見た目のとおり、同じソニー同士という事もあり結構イケてるものがありました。

テレビ画面の前に置くことを想定した外観は、テレビの映像反射を極力なくしたシボ入りマットブラック塗装。この部分は樹脂ながらも遠目でみたらまるで自動車の内装パーツ、ソフトパッドのような雰囲気でなかなか上質です。

それと画像では非常に分かりづらいのですが、パンチンググリルの奥にスピーカーが見えていて、これもまたカッコイイポイント。ここからいかにも音が出てくるぞ!!って雰囲気なのですが、実は・・・違いました!!

画面から音が出る感覚!音の定位に注目!!

設定は特になし。地上波放送をサウンドバー任せの「オート」でどんなものなのかチェックしてみることにしました。

ここでまず驚いたのは「音の定位」。サウンドバーを正面からみるとパンチンググリル越しにスピーカーが目に入ってくるので、いかにも直線的に音が出てきそうな雰囲気・・・でも、それは大ハズレ!

まるでテレビ画面から音が出てくるみたい!!

そう!テレビ画面から音が出てるみたいです!!(大事なことなので2回書きました)

画面の高さから音がでるため出演者の声も、背景的に流れているようなBGMも自然です。とっても聞き取りやすい!

「なんか液晶テレビになってから、音聞き取りづらいんですけどぉ。」

って声を店頭でもよく聞くのですが、このサウンドバーがあれば一発解決できるかも。

それと、このサウンドバーがあれば、普段興味のない平日昼間に放送しているニュース番組や情報バラエティ番組もずいぶん楽しく感じられる。もしかしたら最近のテレビがつまらないと思うのは、昨今の薄型テレビの影響あるのかも?!やっぱり聞こえ方って大事だなぁ、と思った次第です。

なお、サラウンドを完全に切ることができる「ニュース」モードや、深夜の小音量時でも明瞭感のあるサウンドを楽しめる「ナイトモード」も用意されており、付属リモコンでカンタンに設定できるようになっています。

コスパ良し!3次元の立体音響が楽しめた!!

地上波放送のニュース番組で音の定位に驚いた次は、このサウンドバーの「ウリ」三次元立体音響のチェックです。ネット動画配信サービス「Netflix」に「Dolby Atmos」収録されたコンテンツがたくさん用意されてましたので、ジャンルを問わず色々と再生をしてみました。

 

ゴ、ゴクリ、、、

も、、、もう、コレでええやん!と思わずでる関西弁。

セッティングはHDMIケーブルと電源だけでこのレベル?! 十分すぎるやんっ!

 

頭の中の言葉が、口から漏れてしまいました!!

展示場所は左右が大きく開けてますので、メーカーがうたう「包まれ感」は正直なところ確認出来てませんが、立体感は十分に感じられるし、その中のステレオ感もバッチリ。低音も「内蔵している」とは思えないほどしっかり出ます!!(調整可能)

もちろん、何十万もかけてホームシアターを組んだものと比較すると1本タイプのサウンドバーであることは否めません。しかしソニーの直販価格 4万円程度でこれほどのクオリティなら、導入らくちんだし「コスパ・イイでしょう!!」が筆者の結論。ホントこれ・・・十分すぎるほどテレビが楽しい!!

持ち帰りできるけど「重い」

HT-X8500 は一本バータイプのサウンドバー。それなだけに電器屋さんで購入してそのままお持ち帰りすることができる「持ち手」がついたパッケージデザインが採用されていました。

ただし総質量は「約5kg」もあるので、持って帰る時間や距離を考えないと結構ツライものが。

駐車場から自宅とか、短い距離だけ持ち運ぶなら問題ないのですが、駅から数分歩くとかなら、重さが指や手のひら、手首に集中してわりとキツイ・・・個人的には届けてもらう方法、例えばソニーの直販サイト・ソニーストアでの購入がおすすめです。


以上、1本で3次元の立体音響を臨場感あるサウンドで楽しめる、ソニーのサウンドバー「HT-X8500」をレビューをお届けさせていただきました。

ソニー サウンドバー「HT-X8500」

1本で3次元の立体音響を臨場感あるサウンドで楽しめる。デュアルサブウーファー内蔵スリムサウンドバー

ソニーストア価格: 52,800円(税込)

2024年8月1日 現在価格

この記事が参考になれば幸いです。より詳細はリンク先も参考になさってください。

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