鉄道撮影 with α7IV ~ ソニー次世代機で写した 冬休み 鉄道撮影の記録 ~

今年の冬休みはα7IVと鉄道撮影旅に出かけていました。本当にバランスの良いカメラです!

こんにちわ ソニーショップさとうち の やす です。

少し前のお話になるのですが、今年の冬休みは発売されたばかりのα7IV(ILCE-7M4)を持って鉄道撮影の旅に出かけてきました。ご存知(?)のとおり私は、個人的にα1を持っており、鉄道を写しに行くときはα1で撮りに行くことがほとんどなのですが、今回の撮影旅はα7IVの実力を知りたい、そんな想いもあったので、思い切ってα1はおウチに封印!α7IVを冬休みのパートナーとして選びました。

α7IVで鉄道写真はどうなの?そう考えておられる方も多いと思います。よろしければ参考になさってくださいね。

鉄道撮影 With α7IV 2021~2022冬休み

α7IV + SEL24105G F10 1/400 ISO100

今年は全国的に雪が多め。年末大阪から東海道線に乗って北上すると野洲(やす)駅を超えたあたりから景色が一変。辺りは銀世界となりました。個人的にあまりこの路線を写すことはなかったのですが、青空も出てることですし、適当なところで下車して撮影。太陽を大胆に入れて構えると、ステンレスの車体がキラリと光ってくれました。

α7IV + SEL100400GM F5.6 1/640 ISO400

冬の東海道新幹線、お手軽かつ代表的な撮影場所と言えばやはり米原駅は外せません。

特に冬場、毎日という訳ではありませんが、雪が降った日には車体に着いた雪の舞い上がりを防ぐスプリンクラーが作動。走行する新幹線車両と水しぶきという組み合わせで、迫力のある走行シーンを撮ることが出来ます。

撮影する前、α1の30コマ秒の連写性能を知ってるものですから、α7IVの10コマ秒連写は不安だったのですが何の問題もありませんでした。これがサッカーのワンシーンを狙うとかだと、物足りなく思うのかも知れませんが、迫ってくる鉄道シーンにおいては必要にして十分な印象を受けました。

α7IV + SEL100400GM F5.6 1/640 ISO400

α7IV + SEL100400GM F5.6 1/1250 ISO800

夕方になって陽が傾き出すとレールとスプリンクラーから出る水玉がキラキラ輝いてとてもキレイでした。

α7IV + SEL2470GM F4.5 1/1250 ISO200

続いてやってきたのは掛川駅近くのお茶畑。

年末・年始のダイヤに加えて、東京~名古屋間に位置することもあり、新幹線は上下線合わせるとバンバンやってきます。構図をどうしようかと悩んでるだけで何列車かが通過していきました。時速200キロ以上で走行する列車を数分間隔で運行している新幹線ダイヤは本当にすごいですね。

α7IV + SEL1224GM F8 1/1250 ISO160 DRO Lv5

静岡を代表する民鉄会社、大井川鐵道は私の大好きな鉄道会社です。

残念ながら京阪電車の車両は引退してしまいましたが、近鉄や南海などの関西の古い特急車両はいまだに現役、撮るだけではなく眺めているだけでも楽しくなります。またこの大井川鐵道は定期的にSLを運行させていることも有名、このお正月はリアル「トーマス」も走っていました。

α7IV + SEL2470GM F10 1/800 ISO400

子供からするとスター的存在なトーマスですが、わたしくし的には旧型客車のほうが気になる存在。青空のもとキラリと光る旧型客車を撮影してみましたよ。そして、陽がすっかり落ちてしまった夕方・・・

α7IV + SEL70200GM2 F4 1/1250 ISO640

今年の干支である虎デザインのヘッドマークを装着した「新春開運号」をバリ鉄構図にて撮影!

編成の長さがわからなかったので微妙な感じになってしまいましたが、年季の入った電気機関車と旧型客車の組み合わせ、そこにたまらなくユルいヘッドマークはまさにギャップ萌っ!! ありがとうございましたっ!なのです。

α7IV + SEL70200GM2 F5.6 1/1250 ISO400

また静岡での鉄道写真でこの時期に外せないのは、天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅。ここは「ゆりかもめ」がやってくる駅で有名なのですが、お正月真っ只中だったこの日、ホームにはたくさんの「ゆりかもめ」と「人」で賑わっていました。

「鳥撮影」と言えば、こんな時はα7IVに搭載された「鳥瞳AF」を使うしかないありません。

α7IV + SEL70200GM2 F5 1/400 ISO160

まぁ、むしろ試しに来たとも言えます(笑)。

α7IV + SEL70200GM2 F6.3 1/1250 ISO400

鉄道標識とゆりかもめをパチリ!一緒に写してみましたよ。かわいいなぁ~。

そしていよいよ列車のくる時間が近づいてきました。

α7IV + SEL70200GM2 F5 1/1000 ISO160

真ん中にフォーカスエリアをセットしたら、好みのコ(鳥)をロックオンして構図を作ってパチっ!まるでゆりかもめが列車を待っている、そんな雰囲気で写すことができましたよ(わーい)。

いやはや、この鳥瞳AFめちゃめちゃ便利!!

α7IV + SEL1224GM F4.5 1/3200 ISO400

今度は反対方向から来る列車では超広角ズームにセットしなおしての撮影です。まるで、ゆりかもめが列車を連れてきたみたいですねぇ~ うーんそれにしてもこの機能めっちゃ便利。鳥+鉄道で「鳥鉄(とりてつ)」新ジャンルでも開拓しようかな・・・

静岡での撮影旅を終え、この旅もいよいよ終盤です。

α7IV + SEL70200GM2 F5 1/1000 ISO200

三重県の民鉄、三岐鉄道・三岐線にて貨物列車を撮影しました。

鉄道編成写真のセオリーは順光なのですが、タンク車の影が面白そうに写せそうなのであえて逆光から撮影してみました。電気機関車のあとにタキ(タンク車の形式)がずらーっと。まさに、タキ、タキ、タキ・・・タキレンタロウですネ!

雪の藤原岳を背景にゆ~っくりと走り抜けていきました。

α7IV + SEL70300G F5 1/60 ISO1250

京都駅の奈良線ホームで次にくる列車を待っていると現れたのは、デビュー当初からの姿をほぼとどめている国鉄型103系電車。偶然では確率的にもなかなか遭遇することができない車両なのですが、このときは本当に運良く会うことが出来ました。

新春から・・・持ってるなぁ。ぼそり

正面から定番の構図で撮影したあとは、わたしのフォトワークでもある「闇テツ」にもチャレンジ。

α7IV + SEL70300G F5.6 1/80 ISO3200

とは言ってもここは比較的明るい場所なので、闇と名乗るほどでもないのですが、暗闇に向かって走り去る後ろ姿はなんとも哀愁があります。

この時もトラッキングAFをつかって撮影したのですが、α7IVのオートフォーカスは難なく追従・・・やっぱり素晴らしいですねぇ。これだけAFが優秀だと従来機には戻りづらいです。

α7IIIならぼわーっとAF抜けていきそうなところバッチリ食いついてくれましたよ。高感度もISO6400までなら、大きく伸ばすプリントを想定しても積極的に使って行けそう。なんとも「闇テツ」的にはありがたいです。


こんな感じでα7IVと共に鉄道撮影を楽しんだ冬休みは終わりました。

α7IVのことは、すでに別のエントリーレビュー(ホームページ)でも書いていますが、α7IVは最新カメラらしく実に高性能です。操作性も第四世代タイプとなって扱いやすく不満はありません。次代のベーシックとソニーがうたうとおり、このカメラとなら鉄道撮影をこれからも何年も楽しむことができそうです。

α7IV、改めて・・・本当に良いカメラだと思います。

ILCE-7M4(ボディのみ)

次代の、新基準へ。有効約3300万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー、最新世代の画像処理エンジンを搭載したフルサイズ一眼

ソニーストア価格:328,900円(税込)

 2021/12/07 現在の価格

カメラの詳細につきましてはリンク先も参考になさってくださいね。

α7IV レビュー ホームページにて掲載中

当店のホームページにてα7IV の実機を使ったレビューページを公開しました。

α7IV レビュー 実機・作例を使って徹底解説!

デジタル一眼カメラ「α7IV(ILCE-7M4)」のレビューをお届けしています。筆者が実際に使った感想を元に書いています。

α7IVのことで興味のある方はぜひご覧くださませ。

α7IV到着! 気になる付属品は?開梱レビュー!

2021年12月17日の金曜日、ついに、ついにソニーの新しいフルサイズ一眼カメラ α7IV(ILCE-7M4)が発売日を迎えました!当店にも展示機が入荷してきましたよ。

α7IV ハンズオン! さわってわかった…

ウワサのミラーレス一眼カメラα7IV(ILCE-7M4)を触ってきましたよ~展示初日の夜、ソニーストア大阪さんを訪れて実機体験。動画時の操作性が大きく向上し、AF性能はまるでα1の弟みたい!ソニーの考えるこれからのスタンダードって、めっちゃハイレベルでした!!!

α7IV 先行予約販売開始! ソニーストアでの価格・・・

予定通り α7IV の先行予約販売が始まりました!

間違い注意! α7IV 液晶保護ガラスシートは

α7IV液晶保護ガラスシート は「PCK-LG2」ですよ!お間違いなく~

α7IV ついに日本国内でも正式発表! 発売日はなんと

ついにキタキタ、ついにキター!α7IV(ILCE-7M4)が日本国内で正式発表!

ILCE-7M4(ボディのみ)

次代の、新基準へ。有効約3300万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー、最新世代の画像処理エンジンを搭載したフルサイズ一眼

ソニーストア価格:328,900円(税込)

 2021/12/07 現在の価格

ソニーのカメラとレンズを徹底レビュー

当店でのホームページではソニー αのカメラ・レンズのレビューを掲載しています。α1やα7RIVやα7Cと言ったフルサイズ一眼、α6600やα6400などのAPS-C一眼。そしてレンズの数々をレビュー掲載中です。

ぜひご購入前の参考にご活用ください。

ショップ店員による『デジタル一眼 α』徹底レビュー

当店ではソニーのデジタル一眼カメラ 「α」 の実機を使用したレビュー記事を掲載しています。Eマウントを始め、Aマウントのカメラボディ、それぞれに使用出来るレンズ、ソニー純正アクセサリーなどを紹介しています。

 

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き