SONY FE 85mm F1.4 GM II (SEL85F14GM2) レビュー 実機を使って紹介

SONY FE 85mm F1.4 GM II (SEL85F14GM2) レビュー 実機を使って紹介

SONY FE 85mm F1.4 GM II (SEL85F14GM2) レビュー 実機を使って紹介

ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。

ソニーEマウントレンズ FE 85mm F1.4 GM II (SEL85F14GM2)のレビューをお届けします。レビュー前半ではこのレンズの主な特長を、後半では撮影してきた作例をご紹介したいと思います。

同レンズに興味をお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね(^^)

ソニー SEL85F14GM2 レビュー

ソニーEマウントレンズ FE 85mm F1.4 GM II (SEL85F14GM2)は、2024年9月20日 ソニーより発売されたデジタル一眼カメラ α Eマウント用の交換レンズ。85mm GMasterレンズの第2世代モデルとして登場したレンズのポイントをまとめてみました。

推しのポイントは、なんといっても第2世代モデルとなって「大幅に進化」を遂げているところ。画質の向上はもちろん、なによりも嬉しい軽量化、そして先代では特に問題点となっていたオートフォーカスの性能が大きく向上しました。

体積は13%減。質量は約20%軽量化。これは手にしたときの印象がまったく異なるものと言っても良いでしょう。特にレンズを数本もってお出かけするときの負担は大きく軽減されますし、実際にカメラに装着したときの軽さも別次元です。

オートフォーカスは最大約3倍向上し、動体への追随性に関しては最大7倍と、もうまるで別のレンズを扱っているような感覚。のちほど作例のパートでも紹介させていただきますが、いままで諦めていた 85mmでの動体撮影もこのレンズなら難なくこなしてくれることでしょう。

これらの進化は内蔵モーターの進化とも言え、FE 85mm F1.4 GM II (SEL85F14GM2)には2基のXDリニアモーターを搭載。高速化だけでなく正確にピントを合わせ続けるだけなく、ほぼ作動音がしないところも大きな利点。それは単な静粛性に優れたと言うだけでなく、動画撮影メインに使いたい方の期待にも応えてくれることでしょう。

サイズ感のお話に戻りますが、カメラに装着すると、かなりスリム(細身)になったことに気づきます。

手にしたときのバランスもマウント付近で感じるのもまた良くて、この手でありがちな「前が重たい感覚」もありません。フードを装着すると85mmの大口径レンズらしい雰囲気が出てきますが、手にすると拍子抜けしちゃうほどの軽さ。

このギャップもまた楽しいものだったりします。

付加機能として「絞りリング」の搭載は当然で、AF/MFの切り替えスイッチ、カメラ側で様々な機能を登録できる「フォーカスホールドボタン」も横持ち用と縦持ち用に2箇所用意されています。

FE 85mm F1.4 GM II

高い解像性能と自然なぼけ描写をより高次元で両立。第2世代F1.4中望遠単焦点G Master

ソニーストア価格:295,900 円(税込)

 2024年12月10日 現在の価格

なお当店では「ソニー直販サイト・ソニーストア」でレンズを購入されることをおすすめしています。まずは保証内容がしっかりしているところ。3年間の保証が無料でついてきたり、ソニーIDを作れば、実質「10%OFF ~」で購入することができるからです。

どこで購入するか迷っている方は「ソニーストア」おすすめですよ。

作例紹介

α7C II 1/3200 F1.8 ISO 100

同レンズがもつ高い解像性能、自然なぼけ描写、そして高速化されたAF性能。すべてのものが揃っている1枚がこの作例と思って紹介をさせていただきます。

この作例は動物瞳AFを使用して撮影させていただいたのですが、撮影中はピントが抜けることなく瞳を追随。従来モデルでも写せないことはなかったロケーションではあるのですが、何度かピントが合わないこともありましたが、当モデルは違います。

拡大してみるとピントの正確さ、そしてGMasterレンズらしさとも言える、画質の良さが、より伝わってきます。

 

α7R V 1/1250 F1.4 ISO 100

大きなぼけ味を利用して柵(ネット)越しのフラミンゴを撮影してみました。

こちらは鳥瞳AFを使用しています。大きなぼけ味のレンズとは言え、かなり細かい柵越しの撮影のため、線状のぼけが見えてしまっていますが、ピントの合っているところの解像感の高さは、目を見張るところがありました。

 

α7C II 1/100 F1.4 ISO 100

蜘蛛の糸にぶら下がった、はっぱのブランコを撮影してみました。自然なぼけ描写が主役を引き立ててくれます。

 

α7R V 1/20 F2.2 ISO 50

自然なぼけ描写は、都市部ではアートのように利用することができます。大阪中之島バラ園で咲く1輪の薔薇の花を最短撮影距離で撮影した1枚の背景に、ビルの窓明かりを利用してみました。

 

α7C II 1/60 F5.6 ISO 100

絞って写すことによって、11枚絞り羽根によるキレイな光条が出現してくれました。

 

α7R V 1/800 F1.4 ISO 400

風景の中のワンシーンを、雰囲気良く写してくれるのもこのレンズの大きな特長。その場所の空気感まで伝わってきます。85mmの大口径レンズは、よくポートレートレンズなんて言われますが、同レンズはスナップや風景でも使いたくなります。

 

α1 1/640 F4.0 ISO 100

なにかを撮影する専用レンズ。なんて思い込みは捨てて、様々な被写体を撮影してみたくなるレンズですね。

 

α1 1/2000 F4.0 ISO 100

画質も明らかに向上していて、特に色収差が低減している印象です。コーティング処理のおかげもあるのか、強い光線を受けてガビガビに光る屋根もスッキリと描写してくれました。レンズの進化ってすごい!を感じる瞬間です。


今回はソニー FE 85mm F1.4 GM II (SEL85F14GM2) のレビューをお届けしました。

もともと従来モデルより画質の良さと自然なボケ描写で好評だった、85mmの大口径レンズは、第2世代となって画質を向上させるだけでなく、軽量&スリム化+高速AFを搭載してきました。

従来モデルは好きなんだけど…重いよね、AF遅いよね。って方が使えば、もう驚きしかないかも?!85mm焦点距離の撮影が今までよりも、もっと好きになるのではないでしょうか?

このレビューが参考になれば幸いです(^^)

FE 85mm F1.4 GM II

高い解像性能と自然なぼけ描写をより高次元で両立。第2世代F1.4中望遠単焦点G Master

ソニーストア価格:295,900 円(税込)

 2024年12月10日 現在の価格

レンズの詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

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