α7IV ハンズオン! さわってわかった Beyond Basicとハイブリッドの意味

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ウワサのミラーレス一眼カメラα7IV(ILCE-7M4)を触ってきましたよ~

こんにちわ ソニーショップさとうち の やす です。

2021年12月7日より全国のソニーのショールーム、ソニーストアにて展示を始めたソニーミラーレス一眼カメラ α7IV(ILCE-7M4)。展示初日の夜、ソニーストア大阪さんを訪れて実機体験をさせて頂きましたよ♪

α7IVが発表された当初、α7系ってベーシックなカメラと言う位置づけなのに、日本国内での市場価格が30万円オーバーと聞いて違和感を感じていたのですが、実機に触れてナルホド納得。世界的に原材料費が高騰化している中もあって、まぁ、これだけの先進技術が入ってるなら、高価にもなるよな~と思ってしまいました。

動画時の操作性が大きく向上し、AF性能はまるでα1の弟みたい!

ソニーの考えるこれからのスタンダードって、めっちゃハイレベルでした!!!

※商品の撮影はソニーストア大阪さんの許可を得て行っております。

α7IV をハンズオン!

私が体験させていただいた α7IV には単焦点レンズ FE 24mm F1.4 GM「SEL24F14GM」が装着。こぶりなレンズとの見た目の相性が良いのは他のαシリーズと同様です。

公式サイトなどで既に知り尽くしたところもあるのですが、まずは外観から見ていきましょう。

α7IV 外観チェック!

α7IVを見てまず気になったところがありました。それはボディ前面にある、αロゴ下の「7」という文字。いままでα7シリーズは「7II」や「7III」など、シリーズの世代が正面から見てわかるようになっていたのですが、α7IVではそれを撤廃。

ほかのシリーズ同様、シリーズ名のみのバッジ装着となりました。

ドラクエでいうところの「ロトシリーズ」から「天空シリーズ」に変わったと言ったところかも?(わからない人はスミマセン)。同じシリーズはあるのですが、まるで新章を主張しているかのようでした。

背面側をみてみると7IIIまではチルト式だったのに対し、バリアングル式を採用しました。

軍艦部と言われるカメラ上部にはさらに変化があって、まずはモード切り替えダイヤルに注目です。

静止画・動画・スロー&クイックなどの切り替えを担当する下層部分と、P,A,S,Mなどの切り替えを担当する上層部分、2階建ての構造となりました。後ほどこの部分については詳しく触れるのですが、このあたりα7IVが「ハイブリッド」と言われる所以。動画・静止画両方撮る人にとっては非常に使い勝手の良いものとなっています。

また露出ダイヤルが「無表示」となり設定によるカスタムが可能なものへとなりました。

露出ダイヤルはP,A,Sモードなどの撮影時、露出補正するとき便利なものですが、Mモードで普段遣いをしている人にとっては無用の存在。わたしもその一人、基本的にはMモードなので、ず~っと使わずじまいで持て余してました。

なので、正直この無表示+カスタムというのは、めちゃめちゃ羨ましいーっ!!私のα1にもアップデートとかで機能追加してくれないかなぁ。

で、さっそくカスタムしてみましたよ。

デフォルトは露出補正になっているのですが・・・

わたしなら、とりあえずISO感度の切り替え設定を入れてみようかな?これなら前後のダイヤルで絞り・シャッター速度、そしてISO、露出に関する全てが右手上部で完結!うーむ…これは良き!う、羨ましいっ!(何回も言うなー(笑))

フォーカスエリアなどの移動に操作は明らかに向上するマルチセレクターも、他シリーズの最新世代が採用しているものを用意。

ファインダーもα7IIIでは236万ドットだったものが、α7IVでは368万ドットとなっていて高画質化されたのは覗いた瞬間からわかるほど。また数字以上の効果もあって表示表現はとても自然。実に良いもの感が強くなってました。

メモリーカードスロットはダブルスロット。両方スロットともにSD (UHS-I/II対応)カードに対応し、スロット1のみ CFexpress Type Aカードも入るマルチスロットタイプ。ただしα7IIIではあったメモリースティックメディアには非対応・・・

まぁ…でも…さすがにメモリースティックはもう使ってませんよねぇ(汗)。

端子類のカバーもカッチリパコッと開くタイプ。ぷらぷらしないのはイイ。HDMI端子も標準タイプのものが用意され汎用性の高さもアップしました。

グリップもやや太く深くなったのかな?扱いやすくなり、親指や人さし指に中指と、自然とボタンやダイヤルを操作しやすいポジションを取れました。シャッター音も私好み。カメラは五感でと言いますが、良いシャッター音だと撮影が楽しくなりますよね。

ここまで見て外観だけでも、なかなかイイじゃぁないですか?イケてますよα7IV!

マルチセレクター搭載αという意味では最後発となるα7IV。ほかのシリーズの良いところにプラスして、さらに操作性をアップさせてきた感じ。考えられたモノ感がありありです。

α1を使っている感覚 進化を感じるAF性能

今度は動作チェック!触ってすぐさま解ったのがAF(オートフォーカス)性能の出来の良さでした。

このような場所なので、静態でしかチェック出来てないのですが、α7IVのAF性能は素晴らしいものがありました。例えば店内の白い壁にフォーカスを合わせたときでも、シュッとサクッと合焦してくれました。

α7IIIなら、じわーっと合うか合わないか・・・合った?でも次は合わない。ってシーンでもシュッと合ってくれます。

α7IVが搭載したセンサーは新開発3300万画素の裏面照射型CMOSセンサー、それとBIOZ XR という最新世代の画像処理エンジンという組み合わせ。出来る範囲内での撮影ですので、この組み合わせがもたらす画作りの部分は未知数なのですが、ピントの合う速さ、正確性、追従性能などなどの進化は静態相手でもすぐにわかりました。

α7III が世に出たのは2018年2月ですから、もう3年半も前のこと。なので比べるのは酷ですが、ものすごく進化している印象です。

感覚的にはα7IIIの進化版というよりは α1を扱っている雰囲気。数字上の演算性能等ではα1には遠く及ばないのですが、様々なシーンにおいて相当期待できそうな感じ。そうそう、鳥瞳AFも搭載しましたしね。

私はα1でソニーのカメラの新時代の幕開けを感じた訳ですが、α7IVもα1と同じ「新開発センサー + BIOZ XR の組み合わせ」での登場となりました。そんなα7IVのキャッチコピーは「Beyond Basic」次代の、新基準へ。ソニーの考えるベーシック機は非常にハイレベルです。

とは言え、ベーシックなカメラの販売価格は328,900 円(税込)(ソニーストアオンライン)。

購入する側はかなり勇気がいる価格ではあるのですが、α1に近い感覚のAF性能と非常によく考えられたボタン配置などの操作性の向上などを考えると、趣味としてもお仕事にしても長い期間、パートナーをつとめてくれそうです。

3300万画素というのも次代を感じるちょうど良い有効画素数。色々考えると、たしかにこの価格は案外妥当なのかも、と思えて来ました。せ…洗脳されてるのかな?(笑)

動画機能が静止画撮影時と平等扱いに

外観のところで書かせていただきましたが、モードダイヤル周りはαシリーズでは初となる2階建て構造が採用されました。中でも注目したいのは下層部分、静止画・動画・スロー&クイックなどの切り替えスイッチです。

これが実によく出来ています。

従来機ではモードダイヤルの部分に「動画」の項目があって、ダイヤルを動画に合わせていたのですが、ここから先、プログラムオート、絞り優先、シャッター優先等のモード選択するとき、いちいいちメニューから入って変更する作業を行っていました。

それがα7IVでは上部のダイヤル、ハード的にモード変更が可能となりました。

そう!静止画撮影と同じように、動画撮影でも各モードへ切り替えが素早く行えるのです。これは静止画・動画、両方を撮影される方にとってめちゃめちゃ便利!ハイブリッドカメラと言われる理由です。

この他にもα7IVには動画撮影において便利な機能が盛りだくさん搭載されました。

例えば「ブリージング」と言われる症状を補正する機能や、ピントの合っているところがわかる「フォーカスマップ(写真参考)」などを搭載。静止画での撮影は従来どおり、動画においては今まで以上。

一眼カメラで動画撮りも考えている方に、α7IVは非常に魅力的なカメラに思えるのではないでしょうか?


今回は展示初日にソニーストア大阪さんにお邪魔して、α7IVをハンズオンさせていただいたレポートを書かせていただきました。お伝えしたいところがたっぷりあったので、随分長文になってしまいました、大変失礼しました。

ILCE-7M4(ボディのみ)

次代の、新基準へ。有効約3300万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー、最新世代の画像処理エンジンを搭載したフルサイズ一眼

ソニーストア価格:328,900円(税込)

 2021/12/07 現在の価格

実機に触れてわかる良さがたっぷりあったα7IV。

発表された当初、市場推定価を聞いて「もうベーシックなカメラとは言えへんやん!」と、思ったのですが「Beyond Basic」次代の、新基準へ」と言う、上手いキャッチコピーと重ねあわせると、もうこれは納得するかない感じ。

残念なことに供給不足のアナウンスが本日告知されたα7IVですが、これからの次代に合った進化ものになっています。気になる人が見に行ったら、もうポチるしかない、そんなレベルの出来映えのカメラでした。

あとはお外で実践ですが、まぁ使い勝手は相当よろしそう。早くα7IVを手にしてお出かけしたくなりました!

詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

α7IV レビュー ホームページにて掲載中

当店のホームページにてα7IV の実機を使ったレビューページを公開しました。

α7IV レビュー 実機・作例を使って徹底解説!

デジタル一眼カメラ「α7IV(ILCE-7M4)」のレビューをお届けしています。筆者が実際に使った感想を元に書いています。

α7IVのことで興味のある方はぜひご覧くださませ。

α7IV 先行予約販売開始! ソニーストアでの価格・・・

予定通り α7IV の先行予約販売が始まりました!

間違い注意! α7IV 液晶保護ガラスシートは

α7IV液晶保護ガラスシート は「PCK-LG2」ですよ!お間違いなく~

α7IV ついに日本国内でも正式発表! 発売日はなんと

ついにキタキタ、ついにキター!α7IV(ILCE-7M4)が日本国内で正式発表!

ILCE-7M4(ボディのみ)

次代の、新基準へ。有効約3300万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー、最新世代の画像処理エンジンを搭載したフルサイズ一眼

ソニーストア価格:328,900円(税込)

 2021/12/07 現在の価格

ソニーのカメラとレンズを徹底レビュー

当店でのホームページではソニー αのカメラ・レンズのレビューを掲載しています。α1やα7RIVやα7Cと言ったフルサイズ一眼、α6600やα6400などのAPS-C一眼。そしてレンズの数々をレビュー掲載中です。

ぜひご購入前の参考にご活用ください。

ショップ店員による『デジタル一眼 α』徹底レビュー

当店ではソニーのデジタル一眼カメラ 「α」 の実機を使用したレビュー記事を掲載しています。Eマウントを始め、Aマウントのカメラボディ、それぞれに使用出来るレンズ、ソニー純正アクセサリーなどを紹介しています。

 


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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

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