軽量コンパクトで基本性能充実！ミドルレンジ帯の SIMフリーモデル『Xperia 10 V(XQ-DC44）』を実機レポート！

※ 2024年1月20日 情報更新 カラーバリエーション販売終了情報を追記しました

こんにちわ　ソニーショップさとうち の しげ です。

ソニーストアでは2機種目となる、ミドルレンジ帯のSIMフリーモデル『Xperia 10 V(XQ-DC44)』がソニーストアにて 2023年8月4日（金）にいよいよ発売されます。

『Xperia 10 V』は、お安めになりやすい価格帯ながら充実した基本性能が特徴の SIMフリースマホ。出来るだけ安価なスマホの購入を検討されている方だけでなく、小型軽量で上位機種のようなスペックを必要としていない方にもオススメのモデルです。

それでは『Xperia 10 V』 の実機レポートをお届けします。

Xperia 10 V（XQ-DC44） 実機レポート

パッケージはすっかりお馴染みとなった、環境に配慮したプラスチック素材を使わないもの。スマートフォンにはり付けられている液晶シートも紙製なのもいつもと同じ。

付属品は「保証書」と「スタートアップガイド」のみ。ソニーストアで販売している SIMフリーモデルはどのモデルもそうなのですが、充電に必要な USBケーブル も ACアダプター も付属していません。はじめて Android スマートフォンをお使いの方など、充電するアクセサリーをお持ちでないという方は別途購入が必要になりますのでご注意を。（ソニーストアでは急速充電に対応したACアダプター（ケーブ付き）もご購入いただけます）

急速充電対応ACアダプター『XQZ-UC1』
	USB PD対応の急速充電 コンパクトサイズで持ち運びに便利なACアダプター ソニーストア価格：5,480 円（税込） 　2023/07/28 現在の価格

今回紹介しているのは、カラーバリエーション「ブラック」モデル。

「ブラック」以外のカラーバリエーションとして「ホワイト 」「 ラベンダー」「セージグリーン」も用意されています。

【2024年1月20日 追記】
　Xperia 10 V ・・・セージグリーン・ラベンダー 販売終了

ノイキャン搭載完全ワイヤレス『WF-C700N』とカラーマッチングしていて、一緒に使ったときの統一感がたまらないカラーバリエーションとなっています。

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット『WF-C700N』
	ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット　ノイキャンで、いい音の毎日を。 ソニーストア価格： 17,600円(税込) 　2023年7月28日 現在の価格

Xperia 10 V（XQ-DC44）/ Xperia 10 IV（XQ-CC44）違いをチェック

では実機をじっくりチェックしていきます。せっかくなので先代モデル『Xperia 10 IV(XQ-CC44）』と比較しながら見ていきましょう。

ディスプレイ

	Xperia 10 V（XQ-DC44）	Xperia 10 IV（XQ-CC44）
ディスプレイ	約6.1インチ/有機EL トリルミナスディスプレイ for mobile/FHD+ 輝度 約1.5 倍 向上	約6.0インチ/有機EL トリルミナスディスプレイ for mobile/FHD+

ぱっと見は判別できないほどではありますが、ディスプレイサイズは若干大きくなっていて、明るさも約1.5倍向上。『Xperia 10 IV』でもかなり明るいディスプレイを採用しているのですが、『Xperia 10 V』ではそこからさらに明るくなっています。

並べて見比べると、確かに若干明るくなっているのが分かるかと思います。とはいえ「Xperia 10 IV」でも十分明るかったので劇的に変わったという感じではありません。個人的には明るさよりもより黄ばみの少ない白色をうまく表示できるディスプレイに仕上がっているなぁという印象。

いずれにせよ、一番お買い求めになりやすい価格帯の機種でこれだけ明るく表現できるのはかなり価値があるかと思います。これくらい明るいと直射日光下での視認性もかなり良さそうです。

また Xperia 特有の 21:9 の縦に長いシネマワイド仕様は継承しているので、Webサイトの表示や Twiter、インスタ など縦方向に情報が表示されるアプリなどでは、より多くの情報を表示することが出来ます。

カンタンに2つのアプリの分割表示をすることが出来る Xperiaアプリ「サイドセンス」にも対応。WEBを見ながらYouTubeを見たり FaceBook に投稿するといったことも可能です。

超縦長画面と相性抜群 Xperia 独自の便利機能 サイドセンス を紹介！
	使うと分かるその便利さ、Xperia 独自の便利機能 サイドセンス を紹介します。

スマートフォンの扱いにまだ慣れていない方でも「かんたんホーム」を使えば、21：9の画面に最適化されたレイアウトで、文字やアイコンサイズが大きく見やすい表示にすることができるので、スマートフォン初心者の方でもかんたんにご利用頂くことができます。画面サイズを縮小して表示する「片手モード」も搭載しているので、片手での操作も指の移動も少なくラクラク操作可能です。

本体背面

背面デザインはどちらもマット仕上げとなっていますが、『Xperia 10 V』はさらさらした仕上がりとなっていて指紋や皮脂汚れが付着しにくいだけでなく、デザイン的にも『Xperia 10 IV』にあったチープさを少しだけ払拭しているように感じました。

もちろん上位モデルのようなガラスを採用したものではありませんので「高級感を感じる」わけではないのですが・・。

本体右側面

上から、音量キー（上下）、電源／指紋センサーボタン 。上位モデルにある「シャッターボタン」 が無いのは残念なところ。画面をタップすることなくシャッターを切れたり、長押しでカメラアプリを起動できたりと「あると便利なボタン」なので出来れば搭載してほしかったところですね。

※ カメラアプリは 電源ボタンを2回押すことで起動可能

本体天面

3.5mmステレオミニジャックのヘッドホン端子を引き続き搭載。有線ヘッドホンでいい音で音楽を楽しみたい方にとっては、あれば嬉しい端子ですよね！

フロントカメラの性能は両機種同じ。人物撮影時にAIが画質を自動で補正。髪や肌の質感を高め、なめらかで鮮明な仕上がりになるので、今まで以上に自撮りを楽しむことができるそうです。 

	Xperia 10 V（XQ-DC44）	Xperia 10 IV（XQ-CC44）
カメラ （フロント）	有効画素数約800万画素/F値2.0	有効画素数約800万画素/F値2.0

本体左側面

SIMカードスロットは本体左側面に。

SIMカード と microSDカード を並べて設置するトレーから、SIMカード と microSD を裏表に収納するトレーに形状が変更となっています。この形状は上位モデルと同じものですね。

デュアルSIMでの運用は、共に「SIMカード + eSIM」という形で利用することになります。その代わりにデュアルSIM利用時でも microSDカードの併用は可能となっています。

　⇒　eSIM の詳細については 「UQ mobile」 サイト内に詳しく説明されています。気になる方はご確認ください

「Xperia 10 シリーズ」は内臓ROMは 128GB と、他のSIMフリーモデルと比較すると保存出来る容量がかなり少なめですので、microSDカードで容量拡張が可能なのは非常に助かりますよね！

本体底面

本体底面は、充電やデータ転送などに使用する USB Type-C 端子を搭載。

カメラ性能

共に搭載されているレンズは3つ（超広角・広角・望遠）で、切り替えて撮影する事でさまざまなシーンでの撮影に対応。

	Xperia 10 V（XQ-DC44）	Xperia 10 IV（XQ-CC44）
カメラ（リア）	16mm（超広角） 　有効画素数約800万画素/F値2.2 26mm (広角) 有効画素数約4800万画素 (記録画素数約1200万画素)/F値1.8 54mm（望遠） 　有効画素数約800万画素/F値2.2	16mm（超広角） 　有効画素数約800万画素/F値2.2 27mm（広角） 　有効画素数約1200万画素/F値1.8 54mm（望遠） 　有効画素数約800万画素/F値2.2

26mm 広角レンズはイメージセンサーを刷新することで大幅進化！

『Xperia 10 IV』よりも1.6倍大型化したイメージセンサーを搭載しているので、低照度環境（暗い場面）だけでなく日中での撮影においても、より鮮明でキレイな写真を撮影出来るようになりました。

「光学式手ブレ補正機能」も搭載（広角レンズのみ）しているので、夜景や暗い場所でもブレの少ない鮮やかな写真を撮影することが出来ます。動画では電子手ブレ補正を組み合わせた「ハイブリッド手ブレ補正」にも対応、更にブレの少ない動画を撮影することも出来ます。

UIも進化。

被写体や撮影環境などを自動で判断し、最適な設定を賢く選択し撮影してくれるオート撮影機能に「ナイト撮影」も対応。今までは「ナイト撮影」を選択してから撮影する必要がありましたが、本モデルではシャッターを押すだけの かんたん操作で、明るく美しい夜景などを撮影する事ができます。

フロントカメラも進化していて、手のひらを検知してシャッターボタンを押す事無く写真を撮影できる「ハンドシャッター」機能を新しく搭載。他機種ですが使ってみるとめちゃくちゃ便利な機能だったので、Xperia にも搭載してほしいなぁと思っていたんですよね！

スマホでよく写真を撮るという方は『Xperia 10 V』を選択されることを強くオススメいたします。

ソニーならではの高音質機能

高音質コーデック「LDAC」対応でワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質で楽しめるだけでなく、「DSEE Ultimate」を利用することで、Spotify や YouTube などのストリーミングサービスもハイレゾ相当の高音質に変換、高音質で楽しむことも出来ます。

また ソニーが開発した 360° 立体音響技術「360 Reality Audio」にも対応。アーティストがまるで目の前にいるかのような 臨場感豊かな音場を実現します。

音にこだわるソニーのスマートフォンらしく、「Xperia 10シリーズ」としてフロントステレオスピーカーを初搭載。2つのスピーカーにより、話題のドラマや映画、音楽ライブ映像などを臨場感あふれるサウンドで楽しむことができます。

音楽好きの方にはこれら機能の搭載は大きな魅力といえるでしょう。

大容量だから、時間を気にせず使えるバッテリー性能

バッテリー容量は両モデル共に、フラグシップ機『Xperia 1 IV』と同じ 5000 mAh の大容量バッテリーを搭載。ストリーミング動画（Wi-Fi）なら 最大 22時間の再生も可能なほどのスタミナ性能は大きな魅力。さらにXperia独自の「充電最適化技術」とバッテリー負荷を軽減する「いたわり充電」により、3年たっても劣化しにくいバッテリーの長寿命化も実現しています。

3年間はバッテリーの劣化の心配なく過ごせそうなので、長く愛用したいという方にもオススメです。

基本性能

	Xperia 10 V（XQ-DC44）	Xperia 10 IV（XQ-CC44）
CPU	Qualcomm Snapdragon 695 5G Mobile Platform	Qualcomm Snapdragon 695 5G Mobile Platform
メモリ	6GB/128GB microSD/microSDHC/microSDXC（最大1TB）	6GB/128GB microSD/microSDHC/microSDXC（最大1TB）

チップセット「Snapdragon 695 5G Mobile Platform」、メモリー RAM 6GB / ROM 128GB と、両モデル共に仕様は共通となっています。

『Xperia 1 V』などのハイエンドモデルと比較すると、サクサク感やゲームプレイ時のレスポンスなどに違いはあるものの、Web閲覧や写真撮影等の動作に劇的な違いはなく、十分使えます。普段の一般的な動作や軽めのゲーム（ツムツムやPokemon GOなど）ならストレスを感じることなくご使用いただけるのではないでしょうか。

「おサイフケータイ」「IP68防塵防水」にも対応していますので、価格が安いからといって使い勝手が極端に悪くなるといった事はありませんのでご安心ください。

SIMフリーモデル 『Xperia 10 V』 / 『Xperia 10 IV』新旧比較

ソニーストアから発売されている同じSIMフリーモデル『Xperia 10 V（XQ-DC44）』『Xperia 10 IV（XQ-CC44）』の違いは以下通りです。

	Xperia 10 V	Xperia 10 IV
サイズ／重量	約68mm×約155mm×約8.3mm 159g	約67mm×約153mm×約8.3mm 161g
CPU	Snapdragon 695 5G Mobile Platform	Snapdragon 695 5G Mobile Platform
RAM/ROM	6GB RAM / 128GB ROM	6GB RAM / 128GB ROM
カメラ	16mm（超広角） 有効画素数約800万画素/F値2.2 24mm（広角） 有効画素数約4800万画素 (記録画素数約1200万画素)/F値1.8 54mm（望遠） 有効画素数約 800万画素/F値2.2 ソフトウェアアルゴリズム進化 UI進化	16mm（超広角） 有効画素数約800万画素/F値2.2 24mm（広角） 有効画素数約1200万画素/F値1.8 85-125mm（望遠） 有効画素数約800万画素/F値2.2
ディスプレイ	約6.1インチ/有機EL トリルミナスディスプレイ for mobile/FHD+ 輝度 約1.5 倍 向上	約6.0インチ/有機EL トリルミナスディスプレイ for mobile/FHD+
オーディオ	ステレオスピーカー	モノラルスピーカー
バッテリー	5000mAh	5000mAh
SIM	Dual SIM (nano SIM + eSIM)	Dual SIM (nano SIM + eSIM)

広角レンズのイメージセンサー刷新とソフトウェアアルゴリズムの進化で、よりキレイな写真や動画を撮影出来るようになっただけでなく、ディスプレイも輝度が1.5倍向上した事で炎天下での視認性も大きく向上、搭載スピーカーもステレオタイプになり軽量化も実現。

Xperia スタンダードスマートフォンとして、さらに完成度の高いモデルになったといえます。

『Xperia 10 V』SIMフリーモデルとキャリアモデルの違い

1．国内携帯電話各社で使用している 電波の種類（バンド）に幅広く対応

ドコモなどキャリアから発売されている『Xperia 10 V』と、今回ソニーストアにて発売される SIMフリーモデル『Xpeira 10 V（XQ-DC44）』との違いでまず理解しておきたいのが、対応するバンドの違いについて。

上記表はSIMフリーモデル含む、各社から発売されている『Xperia 10 V』にて国内で使用できるバンドをまとめた表。

SIMフリーモデルはより幅広い周波数（バンド）に対応しているので、各社 回線プラン選択においては自由度はあるかと思います（楽天モデルだけは SIMフリーモデルと同等ですが・・）。

2．キャリア独自のアプリがインストールされていない

ドコモなどで販売されている「Xperia 10 V」では、これでもかというくらい自社アプリがインストールされています。単にデータ容量を無駄に食い潰しているだけでなく動作が不安定になる要因ともなり得ますので、必要でないアプリはインストールしない方がイイに決まっています。

対して SIMフリーモデル は写真の通り、必要最低限のアプリしかインストールされていないんですよね。スッキリしていて非常にイイ感じ！！

3．豊富なカラーバリエーション

キャリアによっては選択出来ないカラーバリエーションがある一方、SIMフリーモデルでは全色選択いただけます。

『Xperia 10 V』の売りの1つとして、完全ワイヤレスホン『WF-C700N』とカラーマッチしているというのもありますので、好きなカラーを選択出来るというのは有り難いですよね。

気になる販売価格についても、参考までに載せておきます。2023年7月28日(金)地点の各社の一括払いの価格となります。

	SIMフリーモデル	ドコモ	au	ソフトバンク	楽天
一括払い価格	67,100 円(税込)	79,860 円(税込)	69,550円(税込)	79,920円(税込)	72,800円(税込)

価格的にはSIMフリーモデルが一番お安く購入出来ますが、どのキャリアもキャンペーンなどを実施していますので、一概にSIMフリーモデルが圧倒的に安いといいきれないところもあります。各キャンペーンが契約込みなのか、端末だけでも適用できるのかなど総合的に考えてご判断いただければと思います。

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今回は ソニーストアにて間もなく発売を開始する『Xperia 10 V（XQ-DC44）』SIMフリーモデルの実機によるレビューをお届けいたしました。

ミドルレンジ帯のスマホという事で、α譲りのカメラ性能があるわけでも、グラフィカルなゲームがストレスなく楽しめるわけでもありませんが、低価格帯ながら長時間使用可能なスタミナバッテリーや、上位モデル並みの明るいディスプレイで外出先でも見やすいなど、使い勝手のいい充実の基本性能を搭載、お値段以上のスマートフォンなのは間違いないかともいます。

なお当店店頭でも、2023年7月27日(木) より実機の店頭展示を開始しております。実機をじっくり触ってみたいという方は、ぜひ店頭までおこし下さいませ。

店頭展示している SIMフリー対応 Xperia（2023年7月28日 現在）

• Xperia 1 V （XQ-DQ44）
• Xperia 1 IV （XQ-CT44）
• Xperia 5 IV （XQ-CQ44）
• Xperia 5 III （XQ-BQ42）
• Xperia 10 V （XQ-DC44）
• Xperia 10 IV （XQ-CC44）

 

今回のレビューがご購入時の参考となれば嬉しいです。

Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル『Xperia 10 V（XQ-DC44）』
	Xperia の新スタンダードは大容量バッテリー搭載なのに軽い！ 67,100円(税込) < p>2023/07/28 現在の価格

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=2y44Ye4aOZE&w=630&h=355]

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