ドクターイエロー 東海道から引退間近! 関西近辺撮影場所を紹介します
ドクターイエロー 東海道から引退間近! 関西近辺撮影場所を紹介します
ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。
新幹線の線路や設備を点検するための車両、ドクターイエローが1月いっぱいで東海道新幹線(東京~新大阪)から引退します。この区間でみることができるのは、おそらくあと数回。今回はそんな東海道新幹線から引退するドクターイエローが写せる場所を関西近郊でご紹介させていただきます。
引退まであと僅かということもあり、走行日の沿線はどこも混雑必至。
上の写真のように車両をかっこよく撮影するのは場所は、場所取りはじめ安全性を考えると、今となっては難しいものがあります。自分勝手な行動で新幹線ダイヤを1分ずらそうものならとんでもない事態です(怖)。
今回紹介する場所は「走っていた記録」を残すには十分で、数人が集まっても撮影できる場所をチョイスしてみましたよ。
ドクターイエロー 東海道から引退間近!
走行予想日
- 1月18日土曜日(下り) 1月19日日曜日(上り)のぞみ検測
- 1月28日火曜日(下り) 1月29日水曜日(下り)のぞみ検測
- 1月24日金曜日 「JR東海企画 安全を守るおしごとを学ぶ!ドクターイエロー(T4編成)体験乗車イベント」
- ※のぞみ検測とは… のぞみ停車駅に止まる検測運用
十九女池
十九女池(つづらいけ)は岐阜羽島から米原間にある公園のある池。JR関ケ原駅も近く歩いてアクセス可能。お車なら関ヶ原インターから近く、7~8台程度停めることができる駐車スペースあり。当然ながら駐車場は先着順、通過時間前後は停めるスペースがないこともありますので早めの到着をおすすめします。
池をぐるっとまわるように歩道がありスペースは多く、様々な角度から撮影が可能。雪が降ると奥の山々にも積もるので、イエローの車体がより際立ちます。
撮影情報
- 東海道新幹線 岐阜羽島~米原
- 上り下りどちらでも撮影可能
- 通過時間予想 下り 1343~1353 上り 1554~1604
- 撮影機材 α1 + FE 24-50mm F2.8 G
- 撮影情報 F8 1/2000 ISO-2000
- 撮影場所 GoogleMap
伊吹山バック
滋賀県を代表する山、伊吹山を背景にドクターイエローの編成をすべて撮影可能。近江長岡駅から少し距離はあるものの十分歩いて行ける場所。数人で行くならタクシーを使うのもありでしょう。
お車の場合、空いてるスペースに停めることにことになりますが、ご覧のとおり農地でもあるため十分な配慮が必要です。
撮影できるスペースは広く、自然の中を走るドクターイエローをゆっくり眺めることができます。
撮影情報
- 東海道新幹線 岐阜羽島~米原
- 上り下りどちらでも撮影可能
- 通過時間予想 下り 1343~1353 上り 1554~1604
- 撮影機材 α1 + FE 24-700mm F2.8 GM II
- 撮影情報 F5.6 1/2000 ISO-800
- 撮影場所 GoogleMap
観音正寺から俯瞰で
観音正寺は滋賀県近江八幡市安土町にある寺院。
最寄り駅が遠く、山の上ということもあって徒歩でのアクセスは常識的ではなく、基本的に車で行くことになりますが、参拝者用の林道(有料)を進んだ先の駐車場にとめ、そこからお寺に向かう道中、開けた場所があるのでそこからの撮影となります。
作例はあえて手前の木々を入れて奥の企業看板を隠した撮影をしたもの。もっとスッキリした撮影をすることもできます。下り検測の場合、上りの新幹線と被る可能性もありますが、お互いの走行速度が速いため被る時間はほんの僅か。
高速連写ができるカメラであれば、新幹線とイエローの「ちゅ!」も写せます(笑)
多数が集まる場所ではないと思われますが、撮影できるスペースは狭め。撮影者が多い場合は譲りあい精神で、同じものを撮影しにきた同士、楽しみましょう。
撮影情報
- 東海道新幹線 米原 ~ 京都
- 上り下りどちらでも撮影可能
- 通過時間予想 下り 1353~1409 上り 1536~1554
- 撮影機材 α1 + FE 70-200mm F2.8 GM II
- 撮影情報 F5.6 1/2000 ISO-800
- 撮影場所 GoogleMap ※付近の地図が開きます
低い位置から撮影できる数少ない場所
高速で走行する新幹線をかなり近く、低い位置で撮影できる場所がこちら。
JR篠原駅から歩いて行くことができますが少し遠く感じるかも?車で行くこともできますが、この場所へ直接行くというよりは、近くの空いたスペースに止めて、この場所まで歩いていくほうが良さそうです。私は近くの道の駅に車をとめて、乗せていた折りたたみ自転車で行きました。ご覧のとおりTHE・農地なので配慮は万全に。
広角レンズを使用する空と一緒に写せることも出来ますし、標準レンズで撮影することも可能。人が集まっても大丈夫。スペースもそこそこあります。
撮影情報
- 東海道新幹線 米原~京都
- 下り向きの撮影場所
- 通過時間予想 下り 1353~1409
- 撮影機材 α1 + FE 16-35mm F2.8 GM II
- 撮影情報 F5.6 1/4000 ISO-800
- 撮影場所 GoogleMap
東山山頂公園 展望台(将軍塚)
左に黄色い線のようなものが、かろうじて見えてるかも知れませんが、それがドクターイエローです(笑・スマホなら厳しい(汗))。地元の方からは将軍塚と呼ばれるこの場所は、東山山頂公園の展望台。無料で広い駐車場から少し歩くと到着します。わたしは車でしか、行ったことがありませんので、公共交通については知識がありません、適当に検索すれば出てきそうですが・・・
京都市内を一望できる場所として有名で、東海道新幹線もご覧のとおり俯瞰で撮影できます。
200mmの作例ですので300mm以上のレンズを使用すれば、もっと大きく撮影することができますが、京都タワーとセットにするとこのサイズ感。ちなみに下り検測の場合、上り新幹線と必ず被ります。ドクターイエローが見えたら早めにシャッターを切っておくことをおすすめします。ドクターイエローは京都駅に入るところですので速度はかなりゆっくりです。
撮影情報
- 東海道新幹線 米原 ~ 京都
- 上り下りどちらでも撮影可能
- 通過時間予想 下り 1353~1409 上り 1536~1554
- 撮影機材 α1 + FE 70-200mm F2.8 GM II
- 撮影情報 F4 1/2000 ISO-250
- 撮影場所 GoogleMap
京都タワーから東側
京都駅に入るドクターイエローを俯瞰から撮影できるのが京都タワーの展望室。入場は有料ですが京都駅からも至近。冷暖房完備でおトイレ問題もありません。ドクターイエローは京都駅到着前、非常にゆっくり走ります。撮影も比較的に長い時間楽しめます。
ただ撮影スペースはそれほどなく、ベストなカットを写そうものなら早めの到着がおすすめです。また窓ガラス越しでの撮影にもなりますので、映り込みには注意が必要です。
撮影情報
- 東海道新幹線 米原~京都
- 上り下りどちらでも撮影可能
- 通過時間予想 下り 1353~1409 上り 1536~1554
- 撮影機材 α1 II + FE 70-200mm F2.8 GM II
- 撮影情報 F5.6 1/800 ISO-400
- 撮影場所 京都タワー
京都タワーから西側
ひと粒で2度美味しい。京都タワーでの撮影は東側だけでなく西側での撮影も可能。下りドクターイエローの場合、京都駅での停車時間は2分ほどあるのですが、2分の間で十分に撮影場所の移動がらくらく可能です。
京都駅を出発後、一度右側に進路をとる線路はその後を奥へ、そして左にカーブを切って大阪方面へと向かいます。いったん姿が見えなくなっても5分くらいは途切れ途切れながらも目視でも可能。じっくりドクターイエローを見送りたい方にも最適。東側よりも撮影スペースも広めです。
撮影情報
- 東海道新幹線 京都~新大阪
- 上り下りどちらでも撮影可能
- 通過時間予想 下り 1411~1424 上り 1509~1521
- 撮影機材 α1 II + FE 70-200mm F2.8 GM II
- 撮影情報 F5.6 1/1250 ISO-400
- 撮影場所 京都タワー
京都鉄道博物館
鉄三昧を楽しみたいなら京都鉄道博物館からの撮影もおすすめです。作例は空が綺麗だったことから、右側に東寺、左側に京都タワーをセットに欲張った構図にしてみました。黄色い車体が青空のもと輝いています。
鉄道博物館のテラスからの撮影ですので、真冬は寒いですが、施設の中に入れば冷暖房完備でレストランもあります。ドクターイエローの撮影をメインとしながら、前後に鉄道博物館の車両も一緒に撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか?
撮影情報
- 東海道新幹線 京都~新大阪
- 上り下りどちらでも撮影可能
- 通過時間予想 下り 1411~1424 上り 1509~1521
- 撮影機材 α1 + FE 14mm F1.8 GM
- 撮影情報 F4 1/1600 ISO-200
- 撮影場所 京都鉄道博物館
500系新幹線との並び
500系新幹線とドクターイエローの並びが写せる新大阪駅。
山陽新幹線でのドクターイエローは2027年まで走るとのことですので、まだまだ撮影機会がある知れませんが運用ダイヤが変わってしまえば、この並びも見られないことに。「もし」がつきものになりますが、最後にこの並びをご紹介しておきます。
東海道新幹線での検測を終えたドクターイエローは新大阪に到着後、鳥飼車両基地に入り、その日の夕方から山陽新幹線の検測を行います。この日、17時4分に新大阪駅にやってきたドクターイエローは出発の1727まで長時間停車。500系新幹線だけでなく九州直通新幹線車両との並びも実現しました。
撮影に行ったのは12月。引退まで間近だったこともあり撮影スペースはほとんどない状態でしたが、長時間停車ということもあり、途中からは撮影場所の譲りあい運動が始まりました。この1枚も場所を譲って頂いて写した1枚です(関西って平和)。
2027年になったら共に引退するもの同士の2Shot。思い出深い1枚になることでしょう。
撮影情報
- 新大阪駅
- 下り
- 時間 17:25
- 撮影機材 α1 + FE 300mm F2.8 GM OSS
- 撮影情報 F8 1/125 ISO-6400
- 撮影場所 GoogleMap
おまけ
九州直通新幹線との並びも
おまけのおまけ
東海道新幹線での検測を終えた新大阪駅のドクターイエロー。
夕方からの検測まで鳥飼車両基地に移動するのですが、引き上げるまでの時間、新大阪駅で6分間(場合によってはもっと長く)停車します。今回は沿線で撮影をメインにご紹介してきましたが、新大阪駅での長時間停車の間を使って車両の見学をするのはいかがでしょうか?
人だかりはドクターイエローの顔を記録しようと先頭・後方車両に人が集まり気味。架線検測ドームや検測用パンタグラフ、ドクターイエローしかない窓配置など、顔以外にも見どころはたくさんあります。余裕がある人はぜひ!
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