α9 III 実機さわってきました! 爆速AFと120コマ秒連写性能 作例も紹介!
まさに新時代のカメラを操る感覚..デザインはαそのものですが。
こんにちわ ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。
2023年11月9日の水曜日、横浜市 ぴあアリーナMMで行われた、ソニー αのイベント内で α9 III に触れる機会がありました。実機体験ができるコーナーがイベント内に4箇所ほどあり、α9 III と同時に正式発表となった、サンニッパとの組み合わせで使える機会も。
ただ残念ながら、体験できる時間はごく僅か・・・
私が滞在した中で実機を自由に触れた時間は3つのシーンで合計13分。つねにキッチンタイマーで時間を計測されており、カメラ内のメニューを見ている余裕なんてものは一切なく夢中で撮影するしかありませんでした。
それでも120コマ秒の連写性能や、グローバルシャッターならではの新体験など、新しい時代のカメラを操る感覚を楽しませて頂きましたよ。
※招待枠での参加のため予め α9III で撮影した画像の持ち帰りと使用許可は得ておりおます。
α9 III 体験してきました!
まずはα9 III のカメラデザインから。
ソニーのミラーレスα と言えばもうこのカタチ。と言っていいほど、基本的なデザインは従来モデルより継承。しかし、よく見ると品名(ナンバリング)のところが「プレート状」から「刻印」に変わっていることに気付きます。
それぞれのボタンが従来より飛び出し気味になっているのは、グローブ装着時の対策もあってのことでしょう。とくの上面にあるカスタムボタンの形状などは、出っ張りのあるものとなっていました。
背面をみるとファインダーの横に録画ボタンが配置。近年発売された αのほとんどが録画ボタン=上面に配置でしたので、α9III は、動画よりも静止画メインのキャラになっていることがわかります。
そして4軸マルチモニターを搭載したところは驚きでした。
というのも、プロ機であれば、なるべく壊れない仕様にするのがベストだと思っていましたので。
これは多関節になっても故障しにくいモニターである。というソニーの自信の表れか・・・それともプロからのリクエストが多かったか・・・本当のところはわかりませんが、おそらく後者のリクエストが多かったのかも知れません。
α9 III 試し撮り
さぁ、α9 IIIで試し撮りです。
様々なレンズが用意されてましたが、私は新しいサンニッパ、ロクヨン、135GMを使用させていただきました。被写体をバトミントンプレーヤーの方々です。
α9 III + 135mmF1.8GM SS:1/4000 F2.5 ISO3200
カメラのドライブモードの設定は Hのときが30コマ秒、H+のときが60コマ秒、撮影中、本体前面にある C5ボタンを押す間だけブーストがかかり、120コマ秒となる仕様になっているようです。
私は普段からα1を使用しており、鉄道撮影でどうしても外せないときは30コマ秒モードで写したりしますが、ブーストを発動した120コマ秒の α9IIIの記録量は半端なく、当たり前ですが2秒ちょいっとの連写をするだけで、280枚の連続記録をいとも簡単にしてくれました。
プレビュー画面でコマ送りすると、まるでスロー動画でも記録したかのような感じ。
α9 III + 300mmF2.8GM SS:1/4000 F2.8 ISO3200
α9 III + 600mmF4GM SS:1/2500 F4 ISO2000
α9 III + 600mmF4GM SS:1/2500 F4 ISO2000
被写体を確実にファインダー内で捉えて、カメラ任せのAF(このときは瞳AF)と、すさまじい連写性能があれば、もう撮れない被写体なんてもうないのでは?と、思うほどでした。
α9III 1秒遡り記録「プリ撮影機能」
続いてはα9IIIに搭載された「プリ撮影機能」を体験するコーナーでの撮影。一通りの撮影を聞いてから、あらかじめセットされたカメラの前に立ちました。
プリ撮影機能とは、半押ししていた最大1秒前までの連写画像を記録することができる機能を搭載。
わかりやすい例えだと、鳥が飛び立つ瞬間を狙ってたけど、「あっ!」と思った瞬間もう飛んでいた、なんてシーン。鳥撮影される方なら、こういったシーン、わりとあるのでは?そんな決定的瞬間の撮り逃しをフォローしてくれるのがプリ撮影機能と言うわけです。
実際に撮影したのが、こちらなのですが・・・
α9 III + 70-200mmF2.8GM SS:1/6400 F2.8 ISO4000
正直この1枚だけをみても「プリ撮影機能」が有効なのかわかりにくいですね。写した私もイマイチよくわかってません。。まぁ、とにかく少し前に戻して撮影してくれてるみたいですが。
そもそも、このプレゼン方法が良くないかも(笑)。
ただ、それ以上に120コマ秒がスゴイことに気付き、ローリング現象が一切見られないところにも感動。なんといってもこのカットを写すための撮影枚数は142枚…わずか1秒ちょいの中からの1枚なんですよ。
α9 III 全速フラッシュ同調撮影
α9 III + 85mmF1.4GM SS:1/2000 F2.2 ISO6400 HVL-F60RM2使用
α9IIIには、シャッタースピード1/80000秒までの全速でフラッシュを同調して撮影することが可能になるという物凄い機能も用意されました。いろんな意味で自由度が高まってきたデジタル一眼の中で、フラッシュだけは今までどうしようがないことが多かったのです。
それがα9 IIIでほぼ自由に!!
もちろん、対応しているフラッシュは「HVL-F60RM2」と「HVL-F46RM」にいまのところ限られていますが、これから対応フラッシュもどんどん出てくることでしょう。
この全速フラッシュ同調撮影を試させて頂きましたが。。。
イベント参加者までの距離も近く、思い切って水を蹴ることがモデルさんも出来ず。。。ビミョーな写真にしか撮れませんでした。思いっきり水辺でバシャー!フラッシュ、ピカーってしてみたいです(笑)
でも、これで設定シャッター速度 1/2000 、ですから今まででは出来なかった撮影が出来ていることになります。改めてスゴイカメラを作ったものだなぁ。と、関心してしまいました。
α9 IIIは、決定的瞬間を捉える報道系カメラマン、スポーツ系カメラマンはもちろん、全速フラッシュ同調撮影が可能となり、広告写真を生業にしている方にとっても、非常に興味深いカメラになるのではないでしょうか?
体験記をお伝えしました α9 IIIは 2024年1月26日(金)発売を予定しており、2023年11月16日(木)10時より予約販売を開始予定。史上推定価格は880,000円前後とのこと。
次は同時発表されたサンニッパこと FE300mm F2.8 GM レンズについても書きたいと思います。個人的に先買うべきものはこのレンズかなぁ。争奪戦で負けとき、納期いつになるんだ?ってくらいオーダーが世界規模で入ると予想・・・
・EF 300mm F2.8 GM OSS 詳細はこちら|ソニー公式サイト
α9 III スペック
α9 III 主な仕様
- 有効約2460万画素
- 世界初 グローバルシャッター方式のフルサイズイメージセンサー搭載
- BIONZ XR と AIプロセッシングユニットの組み合わせ
- ブラックアウトフリーでAE/AF追随・最高約120コマ/秒
- 最大1秒前までの連写画像を記録することができるプリ撮影機能を搭載
- シャッタースピード1/80000秒までの全速でフラッシュを同調撮影可能
- 759点AFは撮像画面 約95.6%をカバー
- カメラ前面に配置したカスタムボタン(C5)を搭載
- 4軸マルチアングル液晶モニター
- 別売の縦位置グリップVG-C5を用意
- 本体内蔵Wi-Fi IEEE 802.11ac 2×2 MIMOに対応
- バッテリーとメモリカードを含む 約703 g
α9IIIは 2024年1月26日(金)発売を予定しており、2023年11月16日(木)10時より予約販売を開始予定。史上推定価格は880,000円前後とのこと。
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