想像以上の高音質!ハイレゾ対応ワイヤレススピーカー 「SRS-HG1」レビュー
カジュアルにハイレゾの高音質を楽しめるソニーの「h.ear(ヒア)」シリーズ。その中から2016年4月に発売されたワイヤレスポータブルスピーカー h.ear go 「SRS-HG1」のレビューをお届けします。
「SRS-HG1」は世界最小サイズながらもハイレゾ音源再生に対応。「Bluetooth」をはじめ「Wi-Fi」、「USB」、「アナログ」入ロクなど搭載。様々な機器とつながるワイヤレスポータブルスピーカーです。
発表された当初、その小ささからハイレゾ音源に対応するって言うだけで、音はそれほどでもないんでしょ。って、思っていたのですが、それは大きな間違いでした。
なかなかどうして、この大きさでも結構イイ音出すのです!驚いてしまいました!
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- h.ear go ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-HG1」の詳細
h.ear go SRS-HG1 レビュー
カジュアルにハイレゾの高音質を楽しめるがコンセプトのソニー「h.ear(ヒア)」シリーズ。
「h.ear go(ヒア ゴー)」として分類される「SRS-HG1」のカラーバリエーションも他の h.ear シリーズ同様、彩り豊か。全5色が用意されました。
h.ear go ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-HG1」 | |
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世界最小のハイレゾ対応、ワイヤレスポータブルスピーカー は、まるでレコーディングスタジオやコンサートホールで聴いているかのような、かつてない臨場感を楽しめます。 ソニーストア価格: 27,380 円+税 2016/03/01 現在の価格 |
今回のレビューでは、オーソドックスながらも、男女年齢問わず人気の高い「チャコール ブラック(B)」で進めて行きたいと思います。
それでは、大きさと重さのチェックからしていきましょう。
「SRS-HG1」を手のひらにポンと乗せてみました。約20センチの横幅は、成人男性の手のひらに、ちょうど乗せれるサイズ感です。
約790gの質量は小さないながらも中身が詰まっている感じでややずっしり。500mmのペットボトル飲料を少し重くしたくらいの感覚と言えばわかりやすいでしょうか?でも、これならどこにでも持っていけそうです。
そんな「SRS-HG1」の天面部分には「ハイレゾ音源再生対応」を意味する「Hi-Res」シールが貼り付けられていました。
発表された当初は、何でも「世界最小」と付ければイイってもんじゃない!とか思ったりして、音も大したことないのでは?と、思っていたのですが、実際に聴いてみて正直驚きました!
後で詳しく書きますが、サイズを超えたこの音の良さは、ハイレゾシールが伊達ではないことがわかりました。
正面から見ると長方形、側面から見ると正方形の立方体デザイン。カドを丸くしてるのは、ちゃんと理由があって、カドで音波が反射する回折現象を減少させ、不要な音の干渉を防ぐ効果があるのだとか。
近年ソニーの多くのスピーカーは、この方法が用いられ「SRS-HG1」も同様となっていました。
スピーカーを保護するフロントパネルは上の画像のように取り外しが可能。
そこに姿を現したのが左右にある「SRS-HG1」のために独自開発されたハイレゾ音源対応35mm口径の「フルレンジスピーカーユニット」。それと低音増強振動板ユニット「パッシブラジエーター」(中央)。
「パッシブラジエーター」は正面だけではなく、背面側にも用意され、デュアル・パッシブラジエーターとなって、迫力の低音をもたらしてくれます。
なお、本来の音質を楽しむなら、このフロントパネルは外したほうが絶対オススメ。遮るものがあるかないか、常識的に考えればわかりますが、まるで違うように聴こえますよ。
続いては背面側も見ていきましょう。
こちら側には「パッシブラジエーター」がありますが、薄っすらと見えるだけ。正面側みたいにパネルの取り外しは出来ません。
左下に注目するとUSB端子が2つ。充電用とUSB経由で楽曲を楽しむ用のものと、それぞれが別れていました。
「SRS-HG1」のスタミナ性能は約12時間。約4時間で充電は完了します。
本体付属のUSBケーブルとアダプターを使って、家庭用コンセントからでも充電可能です。
背面の右側には「FUNCION」と書かれたボタンがありますが、こちらは入力切り替え用のボタン。今入力には何にが選ばれているかなどのインフォメーションはライトの点灯でわかります。
天面の右上には電源ボタンや音量調整用ボタン、重低音を強調したいときに使用する「EXTRA BASS」ボタン、スマートフォンと接続時に使える着信ボタンが用意。スマートフォンと繋げれば、このスピーカーが受話器にもなってくれます。
SRS-HG1レビュー 様々な機器と接続してみました。
SRS-HG1は、「Bluetooth」をはじめ「Wi-Fi」、「USB」、「アナログ入力」など、様々な機器とつながります。
このうち192kHz/24bitなどハイレゾ音源再生に対応するのは「Wi-Fi」と「USB」の2つの接続方法。「Bluetooth」は通常のものに比べ、最大3倍の高音質で楽しめハイレゾ相当と言われる「LDAC(エルダック)」に対応しました。
ちなみにハイレゾ音源再生はスーパーオーディオCDに用いられるDSD再生(リニアPCM変換)も可能です。
SRS-HG1 X NW-ZX100 「Bluetooth」接続
ここからはSRS-HG1とのつなぎ方。接続方法について書いていきます。
まず、最もポピュラーなワイヤレス接続のひとつ「Bluetooth」接続からしていきましょう。
今回プレーヤーとして用意したのは、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX100」。Bluetoothでもハイレゾ相当の高音質に楽しめる「LDAC」に対応しており、ワイヤレス接続やペアリングをカンタンに行える「NFC」も搭載しました。
この組み合わせなら接続はすごくカンタン。NFCマーク同士を重ねあわせて・・・
画面に表示されるものに従って行けば初期設定は完了します。
ペアリングが済んだ2回目以降はマーク同士を重ねるだけで、接続と解除が行えます。
SRS-HG1 X USB接続
続いてはUSB接続。
このスピーカーならではのワイヤレスのお手軽さはなくなってしまいますが、ハイレゾ音源を再生するにあたり、もっとも設備がいらず、シンプルな接続方法とも言えるでしょう。
引き続きウォークマンNW-ZX100と接続をしてみます。
この場合接続に必要なのは、本体付属のUSBケーブルと「WMC-NWH」という品番のUSB変換ケーブルです。
WMC-NWH10 | |
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ハイレゾオーディオ出力用変換ケーブル ソニーストア価格:3,380円+税 2016/04/22 現在価格 |
これらケーブルをウォークマンとSRS-HG1に接続すれば準備は完了。ファンクションボタンでUSBを選んで、ウォークマンで楽曲を再生すれば、Bluetoothと違った、音源そのままの高音質サウンドが楽しめます。
SRS-HG1 X Wi-Fi接続
最後に紹介するのが、Wi-Fiによる接続方法。
この方法は家庭内のネットワークにつながっている機器とワイヤレスルーター経由でつなげると言うもの。同じワイヤレスでも先程のBluetoothと違い、ハイレゾ音源そのものの再生が可能となります。
接続から操作までは、無料アプリ「Song Pal(ソングパル)」をつかって行います。
まずはアプリをAndoroidなら「Google Play」などでダウンロード。つぎにアプリを機動して機器登録を行います。
画面に従って進めれば難しいものはないため、割愛・・・
接続後のインターフェースはこんな感じ。
センスが良いとは思えない「Audio in」や「USB DAC」などのデザインのことは置いておいて、表示されているところをタップすれば、セレクターのような使い勝手で扱えます。
また、このアプリにはイコライザーの調整機能もあってカスタマイズでお好みに音質に変更することも可能です。今のところWi-Fi接続する気はない。って場合でも、SRS-HG1を購入したなら「Song Pal」を入れておいた方が良さ気です。
当店の場合、ハイレゾ音源はパソコンの中に入れており、楽曲の管理は「MediaGo」で行っています。
「Home Network」をタップして、同じネットワーク内にある「Media GO」にアクセスするとこのような画像が表示されました。あとは好きな楽曲、アーティストなどを選んで再生するだけ。
これで「SRS-HG1」で楽曲の再生することが出来るのですが・・・
このアプリ、実に動作がもっさりしています。反応が遅い。タップしても反応しないからって、何度もタップをしてしまうと、遅れて反応するので、とんでもないことに・・・
SRS-HG1の良さは、Wi-Fi経由でハイレゾ音源が再生出来るところ。またあとで書きますが、本体の大きさに似合わない、広がりのある素晴らしい音を出してくれます。
だけど、このアプリが台無しにしている感じ。
快適に使えるアプリへのアップデート、ソニーさんにはぜひお願いしたいと思いました。
素晴らしい!!コンパクトサイズからは想像出来ない広がり感。
おまたせしました。音の感想だけを聴きたい方にとっては、とんでもなく長い前置きだったと思います。
いよいよ店員の感想を書きたいと思います!
ここまで書いてきた中で、端々にイイ音。と、書いてきましたが・・・まさにそのとおり!ハイレゾ対応と言うだけあって、Wi-Fi もしくはUSBでハイレゾ音源を再生している時は、まさにサイズを超えた「素晴らしい音」を出してくれました。
ハイレゾで聴く前に、まずはBluetooth(LDAC)で同じハイレゾ音源の楽曲を聴いてみたのですが、広がりというか空間というか、音の余韻というか・・・まるで別次元。
ボーカルの艶感、パーカッションなどの解像感、コクのある低音。
スピード感があり、クセの少ないバランス重視でイイ音を出してくれます。最初は、こんな小さいスピーカーで出来ることって、たかがで知れている。って、思っていたのですが本当に感動しました。
もちろん、容量の大きなスピーカーに比べれば劣るところはあるでしょう。
オーディオなんて天井しらずと言われるくらい奥が深い。でも、ワイヤレスでバッテリー内蔵で、しかも片手で持てるサイズ感。好きな場所で少しでもイイ音で楽しみたい方には、最高ではないでしょうか?
ちなみに、私的にはソファに座った1m先くらい、目線よりやや下に置いて聴くのがお気に入り。実に広がりのある音を感じることが出来ますよ。
こんな感じで、ベタ褒めする私ですが、不満なところもあったりします。
それはやはり、アプリ「Song Pal」の出来。
どうしても、このもっさりした動きには不満があります。SRS-HG1が良い仕事するだけに本当に残念もったない。
USBでつなげても良いのかも知れませんが、それではワイヤレススピーカーの良さが発揮されません。それにWi-Fiの良いところは、HDDにたっぷり録りためてある楽曲に自由にアクセス出来るところ。
先程も書きましたが、SRS-HG1を快適に楽しむためのアップデート、ぜひソニーさんにはお願いしたいところです。
その他にも魅力一杯! SRS-HG1
SRS-HG1はその他の機能も充実しています。
例えばGoogle Castなどにも対応しているところ。Wi-FiでルーターとつながったSRS-HG1はスマホやタブレットを介さず、Google Play Musicと直接つながります。
また、2台用意すればステレオスピーカーとしても使えます。
ワイヤレスサラウンド対応商品と組み合わせれば、サラウンドスピーカーとして使うことも可能です。
様々な使い方ができるのも、SRS-HG1の大きな魅力のひとつです。
オーディオボードでさらに良い音!
ソニーストアではオオアサ電子製「SRS-HG1」専用オーディオボードを販売しています。
HWB-XH オーディオボード(オオアサ電子製) | |
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ワイヤレススピーカー「SRS-HG1」をよりパワフルな「音場」で体感できるオーディオボード 。 SRS-HG1とセットなら8,000円+税。 ソニーストア価格: 9,000 円+税 2016/04/22現在価格 |
圧層した天然バーチ材を使用しており、ダイナミックな「音場」を体感できるオーディオボード。
さらなる高音質を求める方にはぜひ!単品で購入するより『セットなら1,000円』お安くお求めになれますよ。
持ち運びに軽くて丈夫、吉田カバンオリジナルケース登場!
SRS-HG1の発売を記念した吉田カバンオリジナルケースも登場しました。
「SRS-HG1」専用オリジナルケース | |
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スタイリッシュでおしゃれなh.ear go(SRS-HG1)専用吉田カバン製オリジナルケース 。SRS-HG1とセットなら8,000円+税 ソニーストア価格: 9,000 円+税 2016/04/22 現在価格 |
ピッタリと収まるサイズと、耐久性、軽さを兼ね備えた吉田カバンオリジナルケースは、こちらも単品で購入するより『セットなら1,000円』お安くお求めになります。
以上、h.ear go ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-HG1」のレビューをお届けしました。
h.ear go ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-HG1」 | |
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世界最小のハイレゾ対応、ワイヤレスポータブルスピーカー は、まるでレコーディングスタジオやコンサートホールで聴いているかのような、かつてない臨場感を楽しめます。 ソニーストア価格: 27,380 円+税 2016/03/01 現在の価格 |
詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- h.ear go ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-HG1」の詳細
※今回のレビュー記事は店員個人の感想を書いております。音や装着感など感じ方には個人差があります。興味を持たれた方は一度、実機を聴かれることをおすすめします。
ウォークマン レビュー
当店ではh.ear go 「SRS-HG1」と一緒に使いたいLDAC搭載、「ウォークマン」のレビュー記事をホームページにて公開中です。興味のある方はぜひ参考になさってください。
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興味のある方はぜひお読みください!
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