α7R IV 試し撮り!大きな進化を感じた第4世代の実力

展示機として届いたばかりのデジタル一眼カメラ α7R IVで試し撮りに行ってきたのですが、とても大きな感動を得ました。

AF性能、6100万画素の高画質、ファインダーの見えやすさ、グリップが大きくなったことによる扱いやすさの向上。正直なところ「α7R III」でも何の文句もありませんが、今から買うなら(買えるお金があるのなら前提)絶対に「α7R IV」がオススメです。

「第4世代の革新」とソニーも謳ってますが、まさにその言葉通りの印象です!!

α7R IV レビュー公開しました

本題に入る前ですが、ちょっとその前に告知です。

当店のホームページにてα7R IV 徹底レビューを公開しました。内容濃く書いておりますので、興味のある方はこちらもぜひ参考にしてください。

α7R IV レビュー 作例付き・わかりやすく実機を使って徹底解説!

2019年9月16日に発売された「α7R IV」はソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラの高画素モデル「α7Rシリーズ」の4世代目で、フルサイズとして世界初となる有効画素数6100万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載しての登場となりました。

以上告知でした。引き続きよろしくお願いいたしますm(__)m

α7R IV 試し撮り!大きな進化を感じた第4世代の実力

・α7 RIV + FE 70-200mm F2.8 GM OSS SS 1/1000 F6.3 ISO250

α7R IVの有効画素数は6100万画素。 これは、35mmフルサイズイメージセンサー搭載デジタルカメラとして世界初。この圧倒的とも言える画素数の多さは、確実に表現力の高さにつながっているようです。

画素数が多い=データ量が多いということですが、とにかく写したものがすごく立体的。描写性能がより緻密になっていて、今までにない遠近感を感じられました。

ブログでは横630の画像にリサイズしている上、データを軽くするための保存方法を選択しているので、正直お伝えしきれてないところがあると思いますが、とにかく表現力の高さは今までのαにはないものと感じました。

 

・α7 RIV + FE 24mm F1.4 GM OSS SS 10sec F9 ISO100 

ダイナミックレンジの高さも目を見張るものがありました。6100万画素の情報量の多さに加え、広い明暗差はグラーデションもより滑らかになったような気がします。

ちなみにカメラの設定はDRO-LV5(DRO=ダイナミックレンジオプティマイザー レベル5)。

DROは基本オートがデフォルトですが、LV5にしてもっともダイナミックレンジの幅をもっとも広くして撮影してみました。ぱっと見はRAW現像したような写真にも見えますが、無加工リサイズのみの撮って出し。

低ISO感度で長秒ということもありますが、DRO-LV5を使ってもノイズが非常に少なくてクリアーです。

 

・α7 RIV + FE 85mm F1.4 GM SS 6sec F11 ISO100

情報量が多いということは、そのものがもつ質感までも伝わってきます。ライトアップされた建物の、窓ガラス。α7R IIIでも身震いするほどの質感は伝わってきましたが、α7R IVでは、さらに上を行く感じを受けました。

 

・α7 RIV + FE 70-200mm F2.8 GM OSS +1.4テレコン SS 1/1600 F4 ISO250

解像度が高いと思わぬものが見えてきます。今まで曖昧で見えていたものが明瞭に伝わって来ます。例えば騎手のゴーグル反射の世界。馬上からの景色が見えた時・・・思わず震えてしまいました。

 

・α7 RIV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SS 1/500 F6.3 ISO640

オートフォーカス(AF)は非常に優秀です。AFで優秀と言えばα9を思いだしますが、さすがにα9には及ばないようですが、現状ソニーのフルサイズ一眼では2番目の印象です。

なんと言ってもリアルタイムトラッキングがスゴイ!!!

おおよそのものをロックオンして追尾するAF性能は動きものを写す時に好適。6100万画素の高画質と相まって、高速で迫りくる航空機を、精度高くシャープに捉えてくれました。

 

・α7 RIV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SS 1/3200 F6.3 ISO3200 APS-C

撮影したい画角、でも被写体までの距離があるロケーションってありますよね。そんな時はAPS-Cモード(1.5倍クロップ)を使用します。元が6100万画素あるだけに、APS-Cモードで撮影しても 2600万画素(6240×4160)の画素数を誇ります。

例えば4Kテレビで出力したい場合。4Kテレビは横3840ピクセルなので、さらにトリミングしたものにしても余裕を持って出力できます。

そもそものセンサーの性能が高いので、APS-Cモードを使用して一部をトリミングしてもご覧ような情報量。APS-Cモードって画素数を犠牲にすることから、使うことを迷っていた人も多いと思います。その点 α7R IVなら余裕余裕。ロケーションに合わせてバシバシ使って行きたいところです。

 

・α7 RIV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SS 1/1000 F6.3 ISO1600 APS-C

連写性能も秒10コマとスポーツ撮影する際も問題なし。追うときも賢いリアルタイムトラッキングにお任せしておけばイイ仕事をしてくれます。画質重視の風景メイン、時々動き物を撮るって人には、特に大満足できるカメラだと思いました。

それにしても、このカメラ使ってみると6100万画素の高画素機って緊張感が一切ありません。α7R IIIでもそうでしたが、優秀な手ぶれ補正効果のおかげか、高画素機を扱っている感覚が非常に希薄。すごく良い意味で、フツーに撮れちゃいます。

グリップは私の手なら小指まで収まるし、シャッターの質感も上がって微ブレ抑止に大きく貢献。画質・AFだけでなく、扱いやすさ、使っていての安心感にも注目して欲しい、α7R IVはそんなカメラだと思いました。


今回はα7R IV 試し撮り!大きな進化を感じた第4世代の実力と言うテーマで書かせていただきました。最初は短く、スゴく良かったよ~って書くだけのところがアツく語ってしまいました。

思いもよらぬ長文になって書いた本人ビックリしています。

α7R IVが6100万画素で出るぞ!!って発表されたときは、ウチはパソコンがついて行かないや・・・って、ネガな声も聞こえていましたが、JPEGだけで撮る場合、α7R IIIとは大差がないように思えます。

それよりも、そのことだけがα7R IVを選ばない理由なら「実に勿体ない」。

あくまでも個人的感想ですが、使ってみるとスゴイを連発すると思います。

「第4世代の革新」まさにその言葉がピッタリ。気になる方は早く手に入れて、どうせ3年後くらいに次もでるでしょうけど、今から次まで長い期間楽しむほうが人生オトクだと思ってしまうのでした。あと、増税前ですしね。

ソニー 一眼カメラ α7RIV (ILCE-7RM4)

第4世代の革新が、ここから始まる 世界初 有効約6100万画素 α7RIV

ソニーストア価格:399,000円+税

 2019/09/09 現在の価格

カメラの詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

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α7R IV 作例つきレビュー

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α7R IV レビュー 作例付き・わかりやすく実機を使って徹底解説!

まさに新次元のリアリティー!α7R IV が表現してくれる世界は今までのαにはなかったものがありました。驚くほどの高解像をはじめ、動体も難なく写せるAF性能に連写性能、操作性の良さがアップして道具としてのレベルも格段に上がりました。オールマイティーに使える高画素カメラ、ここに登場です!

作例付き 実機を使ったレンズレビュー SEL200600G

当店のホームページにて「作例付き 実機を使ったレンズレビュー SEL200600G」を公開しました。

作例付き 実機を使ったレンズレビュー SEL200600G

200mmから600mmまでの焦点距離をカバーし遠くの被写体を大きく写すことができるこのレンズは、例えば野鳥のような野生動物、航空機、鉄道、スポーツなど撮影シーンにおいてとても有効。AFも早くインナーズームなので操作性も良好です。

使用感をはじめ超望遠レンズで撮影した迫力のある作例を紹介しています。ぜひ参考になさってください。

 

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

この投稿へのコメント

  1. bombo99 said on 2019年9月9日 at 11:35 PM

    α7R4のすごさが伝わってきます。
    うちにも来て、あちこち試し撮りに行ってます。
    お店が暇そうなときにでも、「7R4すごいですね〜」という雑談に行きたいと思います w

    • アバター画像
      やす said on 2019年9月11日 at 10:06 AM

      bombo99 さん コメントありがとうございます!
      発売日に無事に届いてよかったです^^
      α7R4、本当に凄いですよね~
      R3も感動したのですが私は今回のR4のほうがより感動しました。
      実はお試し撮影の2日後にポチッとしております^^;
      すでにあちこち撮影に行かれているとのことですが、また作品見せてくださいね^^
      雑談ではありませんが、今週、来週土曜日にα7R4のセミナーを実施します。
      私の撮影したものをご紹介するものですが、またご案内させていただきます♪

  2. くまねこ said on 2019年9月16日 at 11:47 AM

    今からカメラを買うならα7tⅣかα7rⅢで迷っておりました。レンズもこうにゅ予定なので、Ⅲにしておいた方が無難かなぁと考えておりましたが、この記事を拝見してⅣに傾いております。自分は現在α5000を使用しておりますので、かなりのスペックアップ(価格もね)となりますので、これから色々と勉強していく段階です。レンズも難しいですよね~。
    性格的に、後から後悔しやすいタイプで(特に価格面で妥協してSPEC落とした場合)結局買い直したりしてしまいそうなので、やはり、Ⅳにしましょうかという感じです。α9という選択肢も知り合いから提示されましたが、あまり動くものを撮る予定は無いので、この選択となっております。興味があるのは、景色等でしょうか。
    大変参考になりました。有難う御座います。

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      やす said on 2019年9月17日 at 9:28 AM

      くまねこさん コメントありがとうございます!
      参考にして頂きましてありがとうございました!
      使ってみての感想は新世代・・・第4世代として出てきたことだけあるなぁ。と思いました。
      α7RIIIは今でも充分すぎるほどのスペックですが、α7RIVはそれ以上のものがあり感動の領域でした。
      ココだけの話、2日間使用の後、α7RIIIからα7RIVへ買い替えております^^;
      もし金銭的に問題がないのでしたら、新生代α7RIVをおすすめします。
      なによりも次世代まで今なら、長い期間楽しめること間違いなしです。
      後悔される性格でしたら、なおさらα7RIVを推させていただきます^^

  3. くまねこ said on 2019年9月17日 at 2:11 PM

    お返事有難う御座います!
    昨日α7R6Ⅳをめでたくポチっちゃいました!今週中には手元に届くでしょう。わくわくしちゃいますね!
    2日間使用の後の購入。それくらい魅力的だったということですね!
    初のフルサイズミラーレス機、機械的な部分はもちろん、これから写真の知識等も含め少しずつ成長していきたいなといったところです。
    レンズもかなり迷ったのですが、とりあえずSEL24105Gを同時購入しました。これからどんどん迷うのでしょうね(怖い)
    セミナー等も興味があるところですが、当方、北陸在住ですのでなかなか難しいところです。
    今後も楽しくブログを拝見させて頂きます。

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      やす said on 2019年9月17日 at 4:17 PM

      くまねこさん コメントありがとうございます!
      おお!ご購入されてたのですね!昨日はお休みだったので、お返事が遅くなり申し訳ありません。
      待っているときが一番楽しい・・・では、なく届いてからが楽しいのがカメラです。
      到着後、素敵な最高画質ライフをお楽しみくださいませ^^
      レンズはSEL24105Gの組み合わせは良いと思います。
      日曜日はその組み合わせでウロウロとしておりました。
      将来的にはGMが欲しくなってしまうかも知れませんが、ファーストチョイスとしては良いと思います。
      大阪に来られる機会があればぜひお越しください。
      そしてブログのフォローたいへんありがたいです、今後もよろしくお願いします^^