望遠レンズの飛び道具! ソニー テレコンバーター レビュー 作例付き

望遠レンズの飛び道具! ソニー テレコンバーター レビュー 作例付き

望遠レンズの飛び道具! ソニー テレコンバーター レビュー 作例付き

ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。

対応するレンズに装着することで、焦点距離が長くなり、遠くの被写をさらに大きく写せるテレコンバーター。今回は現在ソニーから販売されている、1.4倍「SEL14TC」と 2.0倍「SEL20TC」、2つのテレコンバーターのレビューをお届けします。

装着後のF値変化、焦点距離変化、作例など…興味ある方の参考になると幸いです(^^)

ソニー テレコンバーター レビュー

現在ソニーから販売中のテレコンバーターは2種類。

ソニーEマウントレンズ用 テレコンバーター

1.4倍のほうが軽くてコンパクト。2倍テレコンバーターはそれよりも重さと全長が増すものとなっています。

ソニー 対応 Eマウントレンズ

2025年2月21日現在、対応するソニーのEマウントレンズは全部で8本。

大三元ズームレンズの望遠側「70-200mm F2.8系」をはじめ、「100-400mm」や「200-600mm」などの超望遠ズーム。300mm以上の単焦点レンズのほかに「70-200mm F4 Macro」と組み合わせは、焦点距離が長くなるだけではなく、近接撮影(マクロ撮影)の機能が強化され、最大で等倍撮影可能なマクロレンズとして使うことが出来ます。

そんなテレコンバーターは携帯しやすいケースが付属。カメラバッグの中にすっと忍ばせておけるサイズで、対象レンズと一緒に持ち運びがしやすいものとなっていました。

SEL14TC

1.4X テレコンバーター

ソニーストア価格:73,700円(税込)

 2025年2月18日 現在の価格

 

SEL20TC

2X テレコンバーター

ソニーストア価格:73,700円(税込)

 2025年2月18日 現在の価格

そんな2つのテレコンバーターは、ソニーの直販サイト・ソニーストアにて同じ価格で販売をしています。

お買い物券がもらえる抽選会実施中

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ソニーストアではテレコンバーター購入時の「お買い物券」が当たる「ラッキー抽選会」を実施しています。ログインして引くだけのカンタン作業でお買い物券が貰えちゃうわけですから、引かないのは損してるのと同じ。

テレコンバーターをソニーストアで購入される方は絶対に引きましょう。

ちなみにそのお買い物券は「翌日以降」に発行されます。つまり…「いま買いたい!」ってときには引いてもすぐに使えません。事前にちゃちゃっと済ませておきましょう(^^)

ソニーストアご利用感謝 ラッキー抽選会|ソニー公式サイト

SEL14TC 1.4倍テレコンバーター

SEL14TC は対応するレンズに装着すると 1.4倍 の焦点距離を得ることができるテレコンバーター。装着後のF値変化は1段と少なく、ソニーから販売中の2つレコンバーターで悩んでいるのでしたら、まずはこちらと思っています。

軽くてコンパクト。カメラとレンズとセットで持ち歩いても、いつでも携帯できるサイズ感。

装着後の存在感も少なく、着けていることを忘れてしまうことがあるくらい。

画質・オートフォーカス速度も、2倍テレコンバーターと比べると劣化も少なく『特に世代が新しいカメラとの組み合わせでは、テレコンバーターを装着しているとは思えないほど。』を実現してくれます。

SEL14TC

1.4X テレコンバーター

ソニーストア価格:73,700円(税込)

 2025年2月8日 現在の価格

 

SEL20TC 2倍テレコンバーター

SEL20TC は対応するレンズに装着すると 2倍 の焦点距離を得ることができるテレコンバーター。装着後のF値変化は2段絞るので、レンズによってはかなり暗くなります。

1.4倍テレコンバーターと比べてしまうと、全長も長く40gほど重くなってしまいますが、2倍もの焦点距離が得られるので仕方なしと言ったところでしょう。

装着後は1.4倍に比べて「テレコン付けてます!」って感じになりますが結構スマート。

当然ながら1.4倍テレコンバーターと比べると、画質・オートフォーカス共に劣ってしまうデメリットはあるのですが、それもまた装着するカメラ、レンズの世代次第と言うところも。

特にオートフォーカスに関しては、カメラの機種・世代によって大きく異なる印象を受けます。

たとえば α7R IV に2倍テレコンを使った場合、オートフォーカスの遅さを感じることがありますが、α7R V でならフツーに使えるよ。って感じ。もちろん”テレコン付けてない素の状態のレンズと比べることは出来ませんが、カメラの世代によって体感速度が大きく変わるのが、この2倍テレコンと言ったところです。

SEL20TC

2X テレコンバーター

ソニーストア価格:73,700円(税込)

 2025年2月8日 現在の価格

 

ソニーテレコンバーター 作例

ここからはテレコンバーターと対応レンズの組み合わせによる開放絞り値の変化と総質量。実際にそれらを組み合わせて撮影した作例を紹介していきます。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS II

FE 70-200mm F2.8 GM OSS II との組み合わせはご覧のとおり。そもそも明るくて軽いレンズなだけにテレコンを装着しても1200g 程度でカメラに装着できるところはとても大きな魅力です。

とくに1.4倍テレコンバータとの相性は抜群。カメラの世代によるところがあるかも知れませんが、オートフォーカスの速さは素の状態のレンズとほとんど大差ないように感じます。また画質劣化もほとんどみられません。

2倍テレコンバーターを装着しても1250g 400mm F5.6で撮影できるのはこのレンズとの組み合わせならでは、お財布の都合しだいだと思いますが、FE 70-200mm F2.8 GM OSS II をお使いの方なら両方のテレコンバーターを手に入れたいところかも、です。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 詳細|ソニー

FE 70-200mm F2.8 GM OSS

FE 70-200mm F2.8 GM OSS との組み合わせはご覧のとおり。第2世代の新レンズ FE 70-200mm F2.8 GM OSS II と比べると重たいなぁと思ってしまうのは仕方のないところかも。旧世代とはいえ画質が悪いわけではないレンズなので、重さとオートフォーカスの劣化を問わないのであれば、いまでも十分にテレコンバーターを使って撮影を楽しむことができます。

これから FE 70-200mm F2.8 の購入検討に入るのであれば、やはり新型がおすすめ。同レンズはキャッシュバックなどのキャンペーンが頻繁に行われていますが、その価格に見合ったものが新型にあると思います。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS 詳細|ソニー

FE 70-200mm F4 Macro G OSS II

FE 70-200mm F4 Macro G OSS II との組み合わせはご覧のとおり。軽いF4レンズなだけに装着時のトータル質量は1キロ前後で携帯性は抜群です。400mm F8を1キロちょっとで手にできるって少し昔では考えられませんでした。

しかもこのレンズ、2倍テレコンバーターを装着すると等倍マクロの撮影が可能となります。

400mmの等倍マクロの世界って考えるとそれだけでワクワクされる方もおられるのではないでしょうか? オートフォーカスも新しい設計のレンズだけで不足なし。お花や、ちいさな生き物を撮影される方は、ぜひとも検討してほしい、そんな組み合わせです。

FE 70-200mm F4 Macro G OSS II 詳細|ソニー

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS との組み合わせはご覧のとおり。そもそもF4.5スタートのレンズですのでテレコンバーターを装着すると、特に2倍を装着するとF9スタートと、かなり暗い印象を受けます。

ただベースとなる 100-400mm はものすごく便利なレンズで70-200mmでは足りないところ補ってくれます。またテレコンバーター装着しても1600g前後の軽さですので、例えたスポーツなどの撮影時においても余裕で振り回すこともできます。

さすがに設計の古さが目立って来てる印象で、2倍テレコンバーターを装着しての撮影では時折オートフォーカスが被写体を見失うことも・・・70-200mm F2.8のようにモデルチェンジしてAFが改善されれば、とてつもなく楽しみです。(出るかどうかわかりませんが・笑)

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 詳細|ソニー

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS との組み合わせはご覧のとおり。そもそも F5.6スタートのレンズですので、どちらのテレコンバーターを装着してもかなり暗い印象を受けます。レンズの設計は比較的新しいのですが、テレコンを装着しての撮影はオートフォーカス・画質劣化共に、そのときの明るさ次第と言った印象です。

とは言え2倍テレコンバーター装着で、400mm-1200mまでカバーするところは唯一無二の存在。鳥さんの撮影にはまさにピッタリな1本。あとは腕力次第と言ったところでしょう。

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 詳細|ソニー

FE 300mm F2.8 GM OSS

FE 300mm F2.8 GM OSS こと通称サンニッパとの組み合わせはご覧のとおり。ソニーが満を持して出してきたサンニッパは驚異的な軽さを実現。テレコンバーターをつけても最大で1677gしかありません、とてつもなく、すごくいい時代になりました。

このレンズの場合、どちらのテレコンバーターをつけても良好な結果が得られます。振り回して使いたい方にはまさに好適。600mm F5.6もの超望遠域が、手軽に撮影できる組み合わせとなっています。

FE 300mm F2.8 GM OSS 詳細|ソニー

FE 400mm F2.8 GM OSS

FE 400mm F2.8 GM OSS こと通称ヨンニッパとの組み合わせはご覧のとおり。2倍テレコンバーターを装着すれば 800mmF5.6(ハチゴロー)が実現します。

この手の単焦点望遠レンズは基本爆速AF搭載してますので、テレコンバーターを装着しても基本的に劣化は少なめ。サンニッパやロクヨン同様に2つのテレコンバーターを揃えて、異なる3つの焦点距離での撮影を楽しみたいものです。

FE 400mm F2.8 GM OSS 詳細|ソニー

FE 600mm F4 GM OSS

FE 600mm F4 GM OSS こと通称ロクヨンとの組み合わせはご覧のとおり。2倍テレコンバーターを装着すれば 1200mm F8が実現します。

テレコンバーター装着後のオートフォーカスや画質劣化などは、サンニッパやヨンニッパと同じ傾向。劣化具合は緩やか。2倍テレコンバーターを装着しての撮影は、ズームレンズと異なり画角が狭いため、被写体を探すときは大変ですが「唯一無二」な撮影を可能とします。

FE 600mm F4 GM OSS 詳細|ソニー


今回は現在ソニーから販売されている2つのテレコンバーターのレビューをお届けしました。

対応するレンズが現時点で8本もあるので、とても長い記事になってしまいましたが、興味のある方の参考になると嬉しいです(^^)

SEL14TC

1.4X テレコンバーター

ソニーストア価格:73,700円(税込)

 2025年2月8日 現在の価格

 

SEL20TC

2X テレコンバーター

ソニーストア価格:73,700円(税込)

 2025年2月8日 現在の価格

各商品の詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

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