FE 24-50mm F2.8 G 登場でF値通しの標準ズームが大充実! 比較してみた

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FE 24-50mm F2.8 G 登場でF値通しの標準ズームが大充実!比較してみた !

ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。

2024年2月22日に発表されたソニーの新しいEマウントレンズ「FE 24-50mm F2.8 G(SEL2450G)」。このレンズの登場により、全ズーム域、F値に変化がない、ソニー純正のフルサイズ標準ズームレンズはGM従来型を除いて「全部で5本」となりました。

全部で5本…同じメーカーから出てることを考えると結構多いですよねぇ。

わたしも多いな~そんな印象をもつ一人だったりします。

そこで今回はF値に変化がない、ソニー純正の標準ズームレンズを様々な角度から比較してみることにしました。

FE 24-50mm F2.8 G の登場によって選択肢が広がったソニーの標準ズームレンズたち。参考にして頂けると幸いです。

FE 24-50mm F2.8 G F値通しで比較してみた

今回比較するレンズはフルサイズ対応の標準ズームレンズ5本。

すべてのレンズにおいてズーム全域で開放F値が変わらない仕様のものとなっています。

今回の主役となるレンズ FE 24-50mm F2.8 G(SEL2450G)の仕様はこんな感じ。

FE 24-50mm F2.8 G「SEL2450G」主な仕様

  • Gレンズブランド
  • レンズ構成:13群16枚
  • 最短撮影距離 W側:0.19m MF使用時 0.17m
  • 最短撮影距離 T側:0.30m MF使用時 0.29m
  • 最大撮影倍率:0.30倍(AF時)、0.33倍(MF時)
  • 高性能手ブレ補正「アクティブモード」に対応
  • αシリーズボディの「ブリージング補正機能」に対応
  • 絞りリング・フォーカスホールドボタン・AF/MF 切替スイッチ
  • フィルター径:67mm
  • 大きさ:最大径 74.8mm × 長さ 92.3mm
  • 質量:約440g
  • 2024年5月17日発売予定

FE 24-50mm F2.8 G(SEL2450G)は、軽量かつコンパクトなサイズでありながら F2.8 の明るさ。

暗所に強く、大きなぼけ味も期待出来そうです。最短撮影距離も短く、絞りリングの採用や、最新レンズらしくブリージング補正機能等にも対応しました。それでは比較をしていきましょう。

焦点距離比較

FE 24-50mm F2.8 G は すべてのレンズの中で『もっともズーム倍率が低いもの』となっています。広角端は24mmとほか3本と同様なのですが、望遠端は50mmとほかのレンズにはない短さです。

使い出すと、もう少し被写体を大きく写したいなぁ。と、思ってしまうシーンはあるかも知れません。

サイズ比較

サイズ比較では、FE 24-50mm F2.8 G は F2.8通しの明るさをもちながらコンパクトかつ軽量なのがわかります。カバンの中にすっと収まるサイズ感、持ち疲れしない440gで携行性はバツグンでしょう。

荷物を軽くしたい旅行をはじめ、カメラに常時つけておきたくなる存在のレンズとなりそうです。会社勤めの方ならバッグに中に忍ばせといて、帰りにサクッと夜景撮影したくなるかも・・・

機能比較

機能面では「絞りリング」をはじめ「フォーカスホールドボタン」「AF/MF切り替えスイッチ」を用意しました。また一部のα側に用意されている「ブリージング補正」にも対応しました。

サイズ的にもF2.8の明るさ的にも、ブイログや動画ユーザーにも好まれそうです。

撮影距離比較

FE 24-50mm F2.8 G はAF使用時とMF使用時とで、若干の最短撮影距離と最大撮影倍率に差が生まれます。上の比較画像は一般的な使い方を考えて 全レンズ AF撮影時のものとしました。

FE 24-50mm F2.8 G 最短撮影距離と倍率

  • 最短撮影距離 W側:0.19m MF使用時 0.17m
  • 最短撮影距離 T側:0.30m MF使用時 0.29m
  • 最大撮影倍率:0.30倍(AF時)、0.33倍(MF時)

FE 24-50mm F2.8 G はワイド側の使用においてもっとも寄れるレンズとなっています。撮影倍率も高くテーブルフォトやお料理フォト等でも活躍してくれそうです。

Gレンズのみ比較

先程までの比較をしてみたうえで「Gレンズ3本のみ」に絞り込んでみました。

すると各レンズの特長やキャラクターがハッキリとしてきました。

FE 20-70mm F4Gは超広角撮影ができる20mmの焦点距離スタートで70mmまでの中望遠域までをカバー。FE 24-105mm F4G は105mmまでの望遠域が使用可能ですが、サイズが重たく大きめで絞りリングが非搭載。

FE 24-50mm F2.8 G はコンパクトかつ軽量でありながら明るいレンズ。50mmまでしかない望遠側を判断するか?と言ったところでしょうか?

価格比較

最後に比較するのは価格比較。

価格はソニーストアでのものとなっています。

「Gレンズ同士」で比較すると FE 20-70mm F4Gに近しい価格。F2.8の明るいレンズであることを考えると、案外お求めやすい価格の印象を受けますが・・・皆さまはどんな感想をお持ちでしょうか?


今回は「FE 24-50mm F2.8 G 登場でF値通しの標準ズームが大充実! 比較してみた」という内容でお届けさせていただきました。

ズームレンズ(FE 24-50mm F2.8 G)

F2.8の表現力と高い描写性能を備えた小型・軽量デザインの標準ズームGレンズ

ソニーストア価格:180,400円(税込)

 2024年2月29日 現在の価格

同レンズの購入を検討されている方をはじめ、現時点でのソニーF値通し標準ズームレンズのラインアップ整理をされたい方の参考になれば幸いです。レンズのより詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

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