18mmスタートの画角が撮影をより愉しいものにさせてくれました！

ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。

2023年6月23日に発売を迎えた、ソニーのブイログカム ZV-1 II。従来モデルでブイログカムのひとつの完成形となっていた同シリーズの２世代目は、ユーザーからの意見などを取り入れて、正当進化を遂げたものとなっていました。

その中でワタクシ的に注目したいのが焦点距離。

ソニーのコンパクトデジタルカメラでは「初」となる超広角 18mmスタートのズームレンズ搭載は、ブイログカムの機能そっちのけ、もうこの要素だけでワクワクするものです。

今回はブイログカムではなく18-50mmズーム搭載コンデジとして ZV-1 IIを使ってみた感想を紹介させていただきます。

ZV-1 II 18-50mmズーム搭載コンデジとして使ってみました

ZV-1 II 焦点距離 6.9mm(35mm換算18mm) SS:1/100 F2.8 ISO125（プログラムオート）

ZV-1 II を手にとっての撮影開始は大阪駅から。大屋根が特長の大阪駅、広角ズームレンズで撮影するのがとっても愉しい場所だったりします。

さっそく撮影した１枚は、いかにも広角レンズで写したというもの。この圧倒的な広さがコンデジで撮影できるだなんて、もうそれだけで嬉しくなるではありませんか。

ZV-1 II 焦点距離 6.9mm(35mm換算18mm) SS:1/80 F2.8 ISO100（プログラムオート）

ZV-1 IIの本体質量は約292g（バッテリー・メディア込み）。

携帯性の良さは言わずもがなで、列車が入ってきた！そんな時でもサッと取り出してすぐに撮影できるのは、街撮りで大きなメリットを感じます。

またこの一枚を写して感じたことは、周辺の流れがほとんど目立たないところ。せっかくの広角レンズも隅が流れていたらかなり残念。このようにピシッと描写されていると、気分まで良くなります。

ZV-1 II 焦点距離 6.9mm(35mm換算18mm) SS:1/100 F2.8 ISO125（プログラムオート）

ホワイトバランスを電球に設定してパチリ。ここでも広さを感じる１枚を写すことが出来ました。

ダイナミックレンジの広さも１インチセンサーならでは。約2100万画素の画素数必要十分。例えば、画像下側の最深部まで、きちんと描写されているところはお見事でした。

ZV-1 II 焦点距離 6.9mm(35mm換算18mm) SS:1/250 F4.0 ISO125（マニュアル）

ここで比較的な１枚を、こちらは35mm換算18mmのワイド端で撮影したもの。

ZV-1 II 焦点距離 9.0mm(35mm換算24mm) SS:1/250 F4.0 ISO125（マニュアル）

こちらは35mm換算24mmのワイド端で撮影したものです。

このように撮り比べると一目瞭然、圧倒的に18mmが広いのがわかります。

24mmスタートのコンデジ…つまりは ZV-1 や RX100系で広角側が欲しいと思われている方は、もうこれだけで「買い」の要素かも。ただ、RX100系から買い替えを検討される方は、ZV-1 IIにはファインダーがないということを知っておかなくてはいけません。

ZV-1 II 焦点距離 17.6mm(35mm換算50mm) SS:1/160 F4.0 ISO125（プログラムオート）

今度は望遠側を使っての撮影です。

広角側の描写が良いので、望遠側がどうなるか心配をしたのですが、その心配は杞憂に終わりました。

〇〇は見た！的な構図で大きく前ボケを入れてみたのですが、ここでも問題のない描写力を発揮してくれました。ちなみにAFは瞳AFが自動的に作動し、オブジェの瞳にすぐさまロックオンしていました。

AFの速さも従来機と比べて、随分速くなったような気がします。

ZV-1 II 焦点距離 17.6mm(35mm換算50mm) SS:1/100 F4.0 ISO160（プログラムオート）

50mmあればお花の撮影もいい感じに写せます。背景のぼけ具合もとっても自然です。

ZV-1 II 焦点距離 17.6mm(35mm換算50mm) SS:1/320 F4.0 ISO125（マニュアル）

クリエイティブルック搭載で印象的に写すこともカンタン。モノクロ（BW）にして、露出もアンダーになるよう設定して撮影しました。クレーンの骨組みも、とてもシャープに描写してくれました。

ZV-1 II 焦点距離 11.5mm(35mm換算31mm) SS:1/80 F3.5 ISO400（プログラムオート）

使う機会の多い35mm付近も良好です、また寄れるところもとても便利です。

テーブルフォトで広角撮影をしようものなら、影が出来て困ることもしばしば。18-50mmの焦点距離に扱いやすさを感じたシーンでありました。

ZV-1 II 焦点距離 6.9mm(35mm換算18mm) SS:1/8 F2.0 ISO125（マニュアル）

雨が降ってきた夜の京都駅前、京都タワーが白飛びしないよう露出に気をつけてマニュアルモードで撮影をしました。こういう撮影をするとスマホとの違いが良く解ります。センサーサイズの違いからか、ノイズがほとんど目立ちません。

そして18mmの超広角撮影ができる ZV-1 IIは「やっぱりイイ！」の一言。

ここを訪れた方ならわかると思うのですが24mmではやはり狭い。京都タワーと人の動き、一緒に入れるにはちょうど良かった18mm。やはり街撮りにとっても良いです、このカメラ。

ZV-1 II 焦点距離 6.9mm(35mm換算18mm) SS:1/8 F2.0 ISO125（マニュアル）

最後に紹介するのは、水たまりを探して撮影した京都タワーリフレクション。

この画角も ZV-1 II だから写せた１枚…やっぱり18mmサイコーですね！

今回は、ZV-1 II（ZV-1M2）をブイログカムとしてではなくコンデジとして使ってみました。と言う内容でお届けさせていただきました。

ご覧のように ZV-1 II は18mmスタートのコンデジとしても、とっても魅力的なものとなっていました。RXシリーズで熟成した１インチセンサーなので写りも素晴らしいものがありますね。

写真カメラ好きから一言、言わせて頂くとファインダーが付いたRXシリーズとして出してほしい！いまソニーさんは、ブイログカムに力入れているので、難しいかも知れませんが・・・

当記事が ZV-1 II に興味のある方の参考になれば幸いです。

ZV-1M2（ボディのみ）
	好きが高まる、手のひらシネマティック。ZV-1M2（ボディのみ） ソニーストア価格：119,900円(税込) 　2023年5月30日 現在の価格

ZV-1M2G（シューティンググリップキット）
	好きが高まる、手のひらシネマティック。ZV-1M2G（シューティンググリップキット） ソニーストア価格：136,400円(税込) 　2023年5月30日 現在の価格

VLOGCAM ZV-1 IIは、ソニーの直販サイト・ソニーストアで購入すれば３年保証が無償提供！詳細につきましてはリンク先も参考になさってくださいね。

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中村　泰之（さとうち社長）

ソニーショップさとうち 代表　鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル（You tube）にてライブ配信も。フォトマスター準１級＆レトロゲーム好き

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