WH-CH520 レビュー 小型軽量お手軽ワイヤレス アプリ対応で高音質に

低価格ながらより快適な装着感とアプリ対応、バッテリー性能の向上まで実現したお手軽ワイヤレスヘッドホン『WH-CH520』をレビュー。

こんにちわ、ソニーショップさとうち の しげ です。

2023年2月22日(水)にソニーより発表されたワイヤレスヘッドホン『WH-CH520』は、低価格ながら高音質とバッテリー性能の向上を実現したヘッドバンド型のオンイヤータイプのワイヤレスヘッドホン。さらにスマートフォンアプリにも対応するなど、低価格帯とは思えない機能充実な面も併せ持ちます。

その『WH-CH520 』を試す機会をいただきましたので、早速実機をチェックしていきたいと思います。

ワイヤレスヘッドセット『WH-CH520』 レビュー

『WH-CH520』は、小型軽量ながら50時間のロングバッテリーとスマートフォンアプリにも対応したオンイヤータイプのワイヤレスヘッドホン。今回お借りしたのはカラーバリエーション ホワイト のモデル。

カラーバリエーションはホワイト以外にも ベージュ / ブラック / ブルー と、4色展開。

パッケージはソニー製品ではすっかりおなじみとなってきた「プラスチック使用量ゼロ」で作られたもの。

付属品は、説明書や保証書などの紙モノ以外は、本体を充電するためのUSB Type-C ケーブルのみ。上位モデルにある収納用のポーチは付属していません。また充電用のACアダプターなども付属していませんので、必要な方は別途用意する必要があります。

装着性や使い勝手が大幅進化!最長50時間使用可能なロングバッテリー搭載

『WH-CH520』本体。

左(L)ハウジング部。こちらはボタン・端子ともに何もありません。

右(R)ハウジング部。

左から +ボタン、マルチボタン、-ボタン、USB Type-C端子。

+ボタンは単押しで音量+、長押しで次の曲の頭出し、-ボタンは単押しで音量-、長押しで前の曲の頭出し、マルチボタンは単押しで 楽曲 再生 / 停止、通話 受話 / 終話、2秒長押しで電源 ON /OFF、5秒長押しで Bluetooth ペアリング、2回押しで 音声アシスタント呼び出し 操作となります。

操作系は全てこちら側に集約されています。慣れると使いやすいとは思うのですが、ソニーのヘッドホンでは電源ボタンが別途用意されていることが多いので、個人的にはこのモデルもそれを継承してほしかったかも。

ハンズフリー通話用のマイクも搭載。

通話時に周囲のノイズを抑えて集音するノイズサプレッションにより、騒がしい環境でもクリアな音声を届けることが出来たり、通話中でも自分の声や周囲の音が聞こえる機能「サイドトーン」も最適化、より快適な通話環境を実現しています。

先代『WH-CH510』にはなかった ヘッドバンドにクッションが追加されていたり、

がたつきを低減したノイズレスなハウジング可動部、

しわの少ない、滑らかで柔らかい低反撥ウレタンフォームのイヤーパッドなど、ヘッドホン自体の質感だけでなく装着時の快適性についても明らかに進化しています。

とはいえ見ての通り、ハウジング部が小さいオンイヤータイプのヘッドホン。側圧はそれなりにあります。私のような頭のサイズが大きめの方には少しきつく感じるかも・・。女性など頭の小さな方には、本体自体のコンパクトさも相まって丁度いいサイズ感と言えるかもしれませんね。

最長50時間のロングバッテリーを搭載しているのも大きな特徴。丸1日使ってもバッテリー切れにならないのは有り難いの一言。さらに3分の充電で約1.5時間(10分の充電で約5.5時間)の再生が可能なクイック充電にも対応するなど、突然必要になった際にもすぐに使えるのも大きな利点。

本体質量 147g という軽量モデルであるというのも大きな特徴。

  WH-CH520 WH-CH510
本体質量 約 147 g 約 132 g

先代モデル『WH-CH510』比較では残念ながら 15g 程重くなってはいますが、ヘッドクッションの追加やイヤパッドの改良などにより、装着時の快適性は向上しています。長時間使用ではこの装着性の良さがより活きてくるのではないでしょうか?

スマートフォンアプリ Headphones Connect 対応

先代モデル『WH-CH510』では非対応だった、スマートフォンアプリ「Headphones Connect」に対応しているのも大きな進化ポイント。アプリ内で様々な設定変更に対応していて、

2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できるマルチポイント接続や、

ストリーミング再生やMP3、Bluetoothの伝送コーデックなどにより圧縮された音源を、自然で広がりのある音で再生することが出来る「DSEE」のオンオフ、お好みのイコライザー設定にカスタマイズできる「イコライザー」にも対応。

他にも Bluetooth接続品質(音質優先/接続優先)、360 Reality Audio設定、通知音と音声ガイダンスの設定等にも対応。

各種設定を簡単に変更できるだけでなく「DSEE」や「イコライザー設定」を活用することで音質の向上も期待できます。

音質について

価格を考えると十分すぎる音質であると感じました。当然ながら2万円を超すようなワイヤレスヘッドホンとでは音質は劣りますが、今回アプリに対応した事で、「DSEE」による音質の改善や「イコライザー」による調整で、ある程度は好みの音質に近づけることは出来るのではないでしょうか。

ワイヤレスでの開放感のある環境で音楽を手軽に楽しみたい・・という方にはいい選択肢になるかと思います。

機種間比較

最後に本機と 同時に発表されたノイキャン搭載モデル『WH-CH720N』、先代モデル『WH-CH510』との機能比較をまとめました。

  WH-CH520 WH-CH720N WH-CH510
ソニーストア販売価格 7,700円(税込) 22,000円(税込) 5,500円(税込)
カラー ベージュ / ブラック /
ブルー / ホワイト
ブラック / ホワイト / ブルー ブラック / ホワイト / ブルー
統合プロセッサー V1 非搭載 搭載 非搭載
ノイズキャンセリング 非搭載 ★★ 非搭載
外音取り込み 非搭載 対応 非搭載
DSEE 搭載 搭載 非搭載
Bluetooth規格 Ver.5.2 Ver.5.2 Ver.5.0
Hedphones Connect 対応 対応 非対応
対応コーデック SBC, AAC SBC, AAC SBC, AAC
マルチポイント 対応 対応 非対応
ヘッドホンコード接続 非対応 対応 非対応
バッテリー駆動時間 50時間 30時間(ノイキャン ON)
40時間(ノイキャンOFF)
35時間
クイック充電 3分で約1.5時間 3分で約1時間 10分で約1.5時間
本体質量 約 147 g 約 192 g 約 132 g

ノイキャン搭載モデル『WH-CH720N』との機能比較では、ノイズキャンセリング関連機能以外にも、外音取り込み、ヘッドホンコード接続など機能差は結構あります。

ちなみにサイズ的には両モデルの違いはこんな感じ。ぱっと見の形状ははよく似ていますが、サイズ感は随分違います(二回りくらい小さい??)。

一方先代モデルとの比較では、アプリ対応による音質や機能の違いだけでなく、バッテリー性能に関しても大きく進化しています。価格差は2,200円。安いという理由で旧モデルを購入するのというのも有ですが、多機能で装着性も向上している『WH-CH520』を選択された方が、長期的に見ても満足感の高い選択だと私は思います。


以上、ワイヤレスステレオヘッドセット『WH-CH520』のレビューをお届けしました。

価格・軽さ・音質・バッテリー・装着感、非常にバランスの取れたワイヤレスヘッドホンで、お手頃価格で使い勝手のいい ワイヤレスヘッドホンをお探しの方にはピッタリなワイヤレスヘッドホンだと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

ワイヤレスステレオヘッドセット『WH-CH520』

アプリ対応で豊かな高音質、
コンパクトで快適な装着性

ソニーストア価格:7,700円(税込)

 2023/02/25 現在の価格

 

詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

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