RX1R III 展示レポート 引き継ぐ遺伝子 変わらぬ最高のサイズ感!
ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。
おおよそ10年ぶりのモデルチェンジとなった、ソニーコンパクトデジタルカメラの最上位、「RX1R III」の店頭展示が、全国に5店舗に展開する、ソニーストアさんではじまりました。
わたしも早速、見に行ってきましたよ。
今回は RX1R III の展示レポートをお届けします(^^)
※ソニーストア大阪さんの許可を得て商品撮影を行っています。
RX1R III 展示レポート
RX1 と言えば、やっぱりこのサイズ感。
手のひらに収まる大きさに、質量は500gを切った498g。個人的に所有していた従来モデル「RX1R II(マークツー)」を手放しておおよそ6年…αシリーズも代を重ねるごとに大きくなりつつある中で、レンズ一体型とは言え、これでフルサイズセンサーを搭載カメラ。
はじめての第三世代との対面でしたが、どこか懐かしいものがあり、感動してしまうものがあります。
デザインの変更も基本的にそれほどなく、これぞRX1シリーズと言ったところ。
レンズはRX1シリーズ伝統とも言える ツアイス ゾナー T* 35mm F2。
優等生のGマスレンズやGレンズなど、ソニーがここ何年もかけて開発してきたレンズはあえて選ばず。ちょっとクセがある、このレンズありきな設計のカメラであることを再認識しました。
天面はフラットに近いものとなっており、もうこの部分を軍艦部とは言えない形状。絞りリングや数字や文字がめだつカメラなだけに、ぱっとみはレトロを感じるのですが、このあたりの雰囲気は最新技術が詰まったカメラであることを実感します。
ちなみにモードダイヤルのフォント(書体)、個人的にはめっちゃ好みです。
UIも最新となり 新しい世代のαシリーズをお使いの方なら、何の戸惑いものなくすぐ使うことができます。もちろん、カスタマイズボタンをはじめ様々なボタンに好きな機能を割り振ることも可能です。
ただ惜しむらくは…背面モニターがチルトしないところ。
従来モデルにはチルト機能がついていたり、また最近のαシリーズでは当たり前。使う側が慣れすぎたこともあり、試し撮り時点から違和感がありあり。出来ないものは…と、割り切って使うしかありませんが、少々重く、厚くなってもチルトは欲しかったなぁ、と思いました。
ファインダーはポップアップ仕様の従来モデルから固定式になりました。従来モデルのポッポアップ機構は、使うときに結構テンション(やる気)があがったものですが、丈夫さという意味では固定式には敵いません。
そんなファインダーに付属品のアイピースカップを着けたのが上の画像。
わたしはメガネユーザーなので、アイピースカップは不要。装着することで屋外で見やすくなりそうですが、アイポイントが結構下がるので、像までの距離がちょっと気になりました。
復活という言葉がふさわしい RX1シリーズ。
お値段的にも誰もが買えるものではありませんが、ソニーが見捨てずに出してくれたところに感謝。サイズ感・フルサイズセンサー・35mm F2 ツアイスの組み合わせは、まさに引き継がれた遺伝子とも言うべきか。
RX1 Lovers な方々は「物欲」が激しく湧てしまうでしょう。私がまさにその一人です笑
各所に感じる強いコダワリ
αシリーズにはない「強いコダワリ」を感じるのもRX1シリーズらしいところ。 RX1R III の文字はαシリーズでよくある、はめ込み式や印刷ではない「掘って塗料を流し込んだ」ものとなっています。
この「R」の色が「T*」の色と被って、またカッコイイんです。
従来モデルは艶のあるブラック塗装でしたが、RXR1 III は新しく開発されたと言われるアイアンブラック塗装を採用。光の当たり具合で微妙に変化するブラックで、マットに見えたり、艶を抑えたブラックに見えたり、指紋も目立たず良い感じ。
グリップ部分も前面から側面にかけ背面までラバーが貼られ、手のひら、ゆびによく馴染むものとなっていました。
専用アクセサリーも装着してみました
RX1R III には3つの専用アクセサリーが用意されました。上の画像が、専用アクセサリー・フル装備状態。サムグリップ『TG-2』、ボディケース『LCS-RXL』、レンズフード『LHP-1 J2』が装着されています。
ちなみにレンズフード『LHP-1 J2』は従来モデルと同じものらしく RX1 III を計画するにあたり、一度ラインから消えたものを再生産したのだとか。なので、少し違和感のある型番となっています。
サムグリップ『TG-2』はアクセサリーシューのところに装着。装着することで構え心地は良くなりますが、アクセサリーシュー経由のアクセサリーが使えなくなるのが難点。とは言え従来モデルでも同じでしたので、古参のRX1ユーザーなら気にならないところかも。
またボディケース『LCS-RXL』を装着することで底面が底上げ。肉厚になっているのがわかります。
ボディケース『LCS-RXL』を装着したままでもケーブル端子へのアクセスも可能。バッテリーやメディアの交換も可能です。
試し撮りもしてみました。
RX1R III は「贅沢な日常カメラ」としての使い方がもっとも理想。街撮りや旅先でのスナップなどを中心に使いたいところですが、今回はショールーム内の限られた場所で撮影をさせていただきました。
いままで RX1シリーズをお使いの方なら、上の写真をみて同じ感想をもつはず。
そう!レンズが同じなだけに同じような写りです。
ただAFは間違いなく高性能化して、ピント合焦の速さは言わずもがな。従来モデルでは、ピントを合わすとき前後にフォーカスが動くことがフツーでしたが、そんな現象は発生しません。レンズモーターの動く感触は伝わってきますが、サっ!と、今風に合焦してくれます。
精度も高く、またオートホワイトバランスも優秀、これはAIプロセッシングユニットの効果もありそうですね。
有効画素数も6100万画素となり緻密な描写も楽しめます。
動物瞳AFはネコちゃんの置物でも反応してくれました。
前ボケの具合も、、、従来モデルと同じ傾向です笑。
うん、まさにRX1シリーズだね!
と、言ってしまいそうになる、ぼけの傾向。
AF速度・正確性・被写体認識・ホワイトバランスなどなど進化点は本当の多くありますが、レンズが同じですので、画作りの傾向はほとんど一緒。あーやっぱり外に撮りに行きたくなるカメラです笑
今回は2025年7月18日の昨日から、全国5箇所にあるソニーのショールームで展示に始まった RX1R IIIのレポートをお届けさせていただきました。気になるけど遠方でとても行けないよーとお嘆きに方の参考になれば幸いです(^^)
商品のより詳細につきましては、リンク先も参考になさってくださいませ。
- ソニー公式サイト
- SONY デジタルカメラ RX1R III(DSC-RX1RM3)
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- 発表 2025年7月15日23時
- 展示開始 2025年7月18日金曜日
- 予約開始 2025年7月23日水曜日10時~
- 発売日 2025年8月8日金曜日
- 市場推定価格 660,000円
- ソニー RX1R III |ソニー公式サイト


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