かつて無いシアター体験を!持ち運べるシアターシステム HT-AX7 レビュー

自由すぎる、持ち運べるシアターシステム『HT-AX7』実機レビュー!

こんにちわ ソニーショップさとうち の しげ です。

2023年7月6日に発表された、ポータブルシアターシステム『HT-AX7』。先行して実機を確認出来る機会をいただきましたので、早速レビューしていきたいと思います。

日々 スマホやタブレットで動画や音楽を視聴している・・そんな方には非常に面白いと思える製品ではないでしょうか。

※ お借りした機材は製品版とは一部仕様が異なる可能性があります。ご了承ください。

ポータブルシアターシステム『HT-AX7』 レビュー

型番「HT-AX7」・・商品名「シアターシステム」・・これだけをみて私は、サウンドバーのようなテレビと接続して高音質な立体音響を楽しめる製品かな、と勝手に連想してしまいましたが、実機を試してみてすぐにそうではないということが分かりました。

スマホやタブレットなどと接続して「好きな場所でラフに立体音響を楽しむ」という、今までにはない楽しみ方が出来る製品だったんです。

なのでテレビに接続する端子類(HDMI端子・光デジタル端子・AV入力端子 など)は一切なく、あるのは「USB Type-C端子」のみ。

この端子も充電専用なので音声を入力するものではありませんし、

付属品も充電用のACアダプターとUSB Type-C ケーブルのみ。音声入力は Bluetooth でのワイヤレス接続で対応するという割り切った仕様となっています。そういう意味ではシアターシステムというよりはBluetooth対応の「ワイヤレススピーカー」的な製品と言えるかもしれません。

一般的なワイヤレススピーカーと違うのは、本体から分離できる2つのリアスピーカーを搭載している事。

3機のスピーカーは無線で接続されているのに加え30時間のロングバッテリーも内蔵しているので、コンセントやケーブ類を一切使用しない、完全ワイヤレスでの運用が可能な製品となっています。

サウンドバーなどはテレビに接続して使うことを想定しているので、当然テレビの前でしか使うことが出来ませんが、完全ワイヤレスな本機なら、自分の部屋でもリビングでも寝室でも、好きなところに持っていて使うことが出来ます。この自由でラフすぎる視聴スタイルを可能にしているところが、本機の最大の特徴といえます。

リアスピーカーはスピーカー本体にある電子接点にスピーカーを載せるだけで充電可能。向きを気にすることなく充電出来るよう工夫がされているので、本当に載せるだけ。またスピーカーは磁力で固定される作りになっているので、持ち歩き時など少し傾いたくらいでは落ちないよう設計されています。

使い勝手を考えたいい仕組みですよね。

本体の初期設定サポートやリアスピーカーの音量設定などの本体設定、アプリ上での楽曲操作やサポートガイドまで見ることが出来るスマホアプリ「Home Entertainment Connect」にも対応。

様々な役経つ機能が1つにまとまっている非常に便利なアプリですので、これも使い勝手に大きく影響する存在となるはずです。

本体のサイズ感は、フロントスピーカーが 大きさ 306 mm X 97 mm X 123 mm 、重さ 1.4 kg 、

リアスピーカーが 大きさ 122 mm X 39 mm X 122 mm、重さ 295g。

アクティブスピーカーでは重たい部類に入るものの、ホームシアターとしては軽量コンパクトに収まっているサイズ感。

では早速試聴してみます。まずは「SOUND FIELD(サウンドフィールド)」を ON にして視聴。

その際のスピーカー設置イメージはこんな感じ。

「SOUND FIELD(サウンドフィールド) ON」状態にすることで、半ドーム状に立体音響空間が生成され圧倒的臨場感でサウンドを楽しむことができます。

理想的なスピーカー配置は、「各スピーカーを自分を中心に半径 1 -1.2m に設置する」ことだそうなので、リアスピーカーを自分の背後にそれっぽい距離間で適当にポンと配置し視聴開始。

ディスニープラスやら YouTube などから動画をいくつか再生してみました。

 

・・・。おお、なんだこの音の広がりは。

本機は Bluetooth での接続にしか対応しておらず、当然ながら伝送されてくるデータは「DolbyATMOS」のような立体音響技術があるわけでも無いので、正直そこまで期待してなかったのですが、これは予想をはるかに超えてきましたね。まさかここまで音の広がりや音に包まれている感を味わえるとは思ってもいませんでした。

さすがに映画館のような迫力ある重低音などはありませんが、スマホやタブレットで聞く音とでは雲泥の違いなのは明らか。「シアターシステム」と名乗っている意味がようやく理解できました。

音の遅延も確認してみましたが違和感なく視聴する事が出来ました。ゲームなど遅延にシビアなコンテンツなどでは厳しい場面もあるかもしれませんが、一般的な利用では問題は無いかと思います。

つづいて「SOUND FIELD(サウンドフィールド)」を OFF にしてみます。各スピーカーを部屋の隅に配置することで、部屋中に音が広がる心地よい空間を創出することが出来ます。

てことで、店内のあちこちにスピーカーを設置して試してみました。

 

なるほど、先ほど試した「臨場感あるサウンド」とは一変、お店全体が音楽で満たされているような音の聞こえ方になりました。この状態で店内を歩き回ってみましたが、音の出所が分からないくらい自然な聞こえ方で何か不思議な感じです。

技術的にはフロントスピーカーはステレオ、リアスピーカーはモノラルとすることで音の干渉を抑制、さらにソニー独自の高い剛性をもつ浅型振動板により、360度全方向への音の広がりとクリアな高域再生の両立を実現しているとのこと。

BGM的にバックグラウンドで音をならし続けたい、そういった時にこの機能を使うことで、よりリラックスした形で音楽を楽しむことが出来るでしょうね。これはこれで面白いですね。


今回はソニー ポータブルシアターシステム『HT-AX7』のレビューをお届けいたしました。

若者を中心にテレビ離れが進む中、今までありそうで無かった新しいタイプのシアターシステムの登場に心躍る自分がいます。本格的なシアターシステムに大画面テレビを組み合わせて映画を楽しむことも素晴らしいのですが、実際はスマホで気軽に動画を視聴する時間の方が圧倒的に長いですよね。そんな時間も、素晴らしい音響で楽しむことができれば、これはこれで非常に魅力的な選択肢だと感じています。

加えてどこでも持ち歩きながら、自分のお気に入りの場所で手軽に使用できるのが最高ですよね!束縛されることなく、リラックスした状態で映画や動画を楽しむことができるんですから。

 

この記事が参考になれば幸いです。

ポータブルシアターシステム『HT-AX7』

好きな場所がシアター空間になる、完全ワイヤレスのシアターシステム

ソニーストア価格:77,000 円(税込)

 2023/07/08 現在の価格

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