α9 競馬写すなら最強カメラ!阪神競馬場に行ってきました!

日本ダービーも終わり、来年のダービーへ向け新馬戦も始まった中央競馬。関西は、先週までの京都開催から阪神開催へと変わり、上半期の総決算、宝塚記念までカウントダウン言ったところ。

そんな中、α9を片手に阪神競馬場に競走馬を写しに行ってきました。

α9のスポーツ撮影については、もうこのブログでも散々褒めちぎっているのですが、やっぱりスゴイです、このカメラっ!ズバ抜けて高いAF性能に秒20コマの連写性能、かつ「ブラックアウトフリー」が最高っ!!

連写撮影時の被写体の追いやすさといったら、もう言葉になりません。

※競馬画像は全てノントリミング、JPEG撮って出し。ピクセル変更のみ行っています、

 

今回の撮影は、α9に比較的コンパクトな望遠ズームレンズ「SEL70300G」を装着して行いました。

現在私がもっとも愛用している「SEL70200GM」では望遠端200mmしかないので阪神競馬場では、被写体までの距離不足が明らか。あぁ、速く「SEL100400GM」出てくれないかなぁ。

あと、このレンズならカメラとトータルで「とても軽い」って、ところも凄い利点。競馬撮影のサイクルって、パドック行って、返し見て、馬券買って、レース写して・・・を終日繰り返し。

この日はお昼以降に行ったのですが、行き帰りあわせて、おおよそ15,000歩くらいは歩きます。で、この翌日には海遊館で撮影会があったのですが、前日のダメージはまったくなく、順調にお仕事をすることが出来ましたよ。

さて、α9で日中の競馬を写したのは、この日が初めてだったのですが、やっぱりα9の「AF」は素晴らしく良いですね。ピントがズバズバ合うし、ミラーレスに電子シャッターだから微ブレの発生もありません。

また、「最高20コマ秒」の凄さみたいなものもレース中、改めて知ることが出来ました。

例えば直線での叩き合い。

フツーにレリーズしても写せるには写せるのですが、1秒間に20コマ写せることによって、α6500クラスの13コマ秒連写とは次元がまるで違う感じ。今までは偶然的に良い瞬間が写せたところ、その偶然がα9ではフツーの感覚で写せちゃう。って言えばわかりやすいでしょうか?

しなるムチ、たたくムチ、見せるムチ・・・

ムチの使い方も色々ありますが、絵になるにはオーバー目にたくさん入っている方が迫力ありますよね。

今までの記憶を辿ると、あとちょいで、あとちょいで最高の瞬間だったのに。あーホントに惜しいっ!!って、思うことがあるのですが、α9なら難なくこなしてくれます。

しかも、AFがズバズバ合ってくれてるものだから、思わずニマニマしちゃいました!

 

勝ち馬撮影 成功率が飛躍的にあがった!

競馬の撮影で大事なことは、やっぱりそのレースの勝ち馬を撮影することだと私は思っています。

* 2017年6月10日(土) 6R 3歳未勝利戦 アドマイヤアロー号 優勝

もちろん、そうじゃない撮影のスタイルもあるけれど、レースを写すって意味で考えると、そのレースの勝ち馬をビシッと写すことは、かなり重要なことだと思います。

勝ち馬がパドックで歩いている写真を見せられてドヤ顔されても・・・ね。

今回行った阪神競馬場は、行ったことのある方ならご存知のとおり、残り200mくらいから坂があり、そこから決勝線までは外柵が邪魔となり、スカッと写そうなら、脚立でも使わない限りかなり困難。(基本的には脚立禁止)

私はスカッと写せる、残り200m付近で撮影することが多いのですが、勝ち馬の判断は競馬新聞と、レース中の時計をみて、直線300mくらいのところで勝ち馬を判断して狙い撃ちすることが多いのですが、今までのαでは、かなり速い段階から構えてないと、モタつくこともあり、ベストを取り逃がすことも多かった・・・

しかし、α9なら余裕の余裕。

* 2017年6月10日(土) 12R 3歳上500万下 ロードプレミアム号 優勝

私の今までの経験値もあってか、100m手前にまで馬群が迫っても、あ、この馬が勝ちそう!って、瞬間からカメラを向けても、迷わず写してくれるから、勝ち馬撮影率がぐんとあがった感じです。

これは快感ですよ。その成果が結果となって如実に現れました。

* 2017年6月10日(土) 10R 3歳上1000万下 舞子特別 クライムメジャー号 2着(汗)

まぁ中には、僅差2着という惜しい結果もありますが(笑)

また連写中、ブラックアウトしないから動画を写すような感覚で、追い続けられるのも良いですね。そして2420万画素もあるから、遠いダートコースはAPS-Cで写しても1000万画素で記録出来るのもグッド!

競馬写すには、今のところα9最強としか言えないなぁ。と思いました。

あぁ、また褒めてしまった。

だけど、使っていて「惜しいなぁ」と、思うところが1点だけありました。

それは「フレキシブルスポットの枠が細い線で黒い」って言うのは、被写体よって非常に見辛いなぁ。α7IIシリーズでも同じと言えば同じなのですが、α9はソニーの本気を象徴する存在。だと思っています。

ニコンやキャノンのプロ機では、光学ファインダーにも関わらず赤色で常点灯。これがすごくわかりやすいんです。だから、電子ビューファーのα9にも付けてほしい。瞬間を逃せないスポーツ撮影時における、AFポイントは、今どこにあるのか、すぐにわかったほうがやっぱり便利だと思った次第です。

あとはレンズも・・・SEL100400GMのあとは、やっぱり望遠単焦点が欲しいなぁ。

ここまでスゴイカメラだから、より欲しい。が、際立つ感じです。

でも競馬写すなら、α9は最強カメラだと思いました!

 

α9 徹底解説!

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α9レビュー 徹底解説!は、まだまだ書き足していますが、作例も揃ってきました。バッファテストやAFテストなど、動画も公開していますので、興味のある方はぜひ参考になさってくださいませ。

α9 レビュー 徹底解説!

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

この投稿へのコメント

  1. あおたけ said on 2017年6月17日 at 1:25 PM

    yasさんの撮影技術が
    ハイスペックなα9の性能をウマく活かし、
    躍動感のある迫力満点なお馬さんが撮れましたね!
    私は競馬素人ですが、
    見ていてすごくカッコいいお写真です!
    競走馬のお尻から足にかけての筋肉(?)、
    美しいものですね~(^^)

  2. yas said on 2017年6月19日 at 5:46 PM

    あおたけさん こんにちわ♪
    競馬撮影だけで言えば、キャリアは結構長め、鉄道と同じくらいでしょうか?
    一口馬主を始めた20歳頃からだから・・・う、って言ってしまうほどです^^;
    お褒めいただきありがとうございます♪
    阪神競馬場はコースが北東に向かってレイアウトされているので、光線具合もよい競馬場だったりします。これが京都だったら、黒つぶれが・・・
    なので筋肉好きな人にとったら、たまならい競馬場かも知れません^^;