買ってよかった α7SIII 購入して4ヶ月くらいが経過 α1との共存は最強です

購入当初の思惑どおり!こんなにも使い分けができるとは…α7SIII ホント買ってよかった!

ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。

当店のYou Tubeチャンネルにおいて購入のご報告をさせていただいた「α7S III」ですが、早いもので購入してから早くも4ヶ月ほどが過ぎました。配信中でもお話させていただいたとおり、メインで使っているα1と共存できるカメラとしてα7SIIIは購入、今では「なくてはならない存在」となっています。

今回のブログでは α1との共存話をはじめ、改めてα7SIIIで写した作例を紹介。α7SIIIが気になる方にとって、欲しくなっちゃうかも知れない内容でお届けしたいと思います(笑)。

α7SIII 購入して3ヶ月 α1と最強コンビを確立!

私がα7SIIIを購入した理由は大きく3つありました。

1つはISO感度が低くても高くてもノイズが目立ちにくいところ。2つめは動画撮影において4K60Pをフルサイズレンズ規格で記録できるところ(Super35ではないという意味)。そして最後の3つめ、クリエイティブルック等を採用した新世代のUIであるところ。これはα1と同じUIにしておいたほうが混乱することがない。というところでもあります。

私がα7SIIIを購入した理由

  • 広いISO範囲でノイズが非常に目立ちにくい
  • 4K 60P を35mmフルサイズ対応レンズと同じ画角で記録できる(16:9なので上下は切れるけど)
  • メインカメラ、α1と同じUIを搭載しているところ

広いISO範囲でノイズが非常に目立ちにくい

さて1つめの理由、これはα7SIIIのもっとも大きな特長といえる部分なのですが、低いISO感度から超がつく高感度撮影まで、広ーい範囲でノイズが非常に目立ちにくく記録出来るところです。

例えば暗所撮影。

躊躇することなくISO感度をどんどん上げて行けるので相当な暗所なおいても高速でシャッターを切ることができます。まさに鉄道撮影メインの私にとってはうてつけです。

上の写真は、JR九州 指宿枕崎線で撮影したもの。ISO感度は10000、レンズはF2.8の開放を使用しました。薄暮を超えて夜になる時間帯、やや横方向に動く被写体を近い距離で「止めて写せる」ことに感動してしまいました。

この暗さでシャッター速度 1/1000ですから被写体ブレがおきてません!!

これだけの高感度撮影、列車をアップにするとたしかにノイズは目立つのですが、見て欲しいのはディテールの部分。輪郭がパキッとピシッと表現されてます。

もちろん他のαでも ISO10000くらいの設定はできるのですが、やっぱりディテールが失われてしまいがち。

これだけピシッと記録できていたらアプリやソフトでノイズ除去しても、ディテールが失われることが非常に少ないのです。これは夜のテツ活を豊かにしてくれる存在に違いない。

これがまずα7SIIIを購入理由の大きな理由の1つでした。

α1と共存することで撮影後の楽しみ2倍2倍!

そして2つ目、動画撮影について。

基本的にわたしは動画よりも写真メインで撮影活動をしてきましたが・・・セミナー用の動画を作例として、α1を使って4K60Pで鉄道シーンを撮影したところ。そのあまりにもの美しさに感動してしまいました。

しかし、α1、1台では写真か動画か、どちらで撮るか選択しなければなりません。

そこで同じ4K60Pをフルサイズの規格で記録できる、α7SIIIに注目するようになったのです。

で、現在に至る。↑ α7SIII 動画記録担当(左) α1 写真記録担当(右)@昼の部

最近での撮影スタイルはこう。

昼間の撮影 → α1が写真担当 α7SIIIが動画担当

夜、薄暮、朝焼け 撮影 → α1が動画担当 α7SIIIが写真担当

棲み分けて使っています。これにより撮影後の楽しみは…「二倍、二倍っ!!(古)」になりました!

写したものを見ながら α7SIIIの良さを語ってみる

α7SIIIを使っていると、こういうシーンって得意だよな~。そう思うことがあります。

中でも階調表現を大事にしたいシーンはめっちゃ得意。

α7SIII + SEL70200GM

とある駅の待合室、古い木製のベンチが置いてありました。

外光を受けて柔らかく光っている様を撮影してみたのですが、どうですか?この階調表現。コレJPEG撮って出し。もちろん他のαでも写せるは写せるのですが、ここまで階調の豊かさはないような気がします。

それは画素数の少ないセンサーとエンジンの組み合わせがそうさせるのか?中のことは分かりませんが、とにかくこんな感じでその場の雰囲気を思ったとおりに記録してくれます。

 

α7SIII + SEL2470GM

階調表現に優れているカメラなので、当然のようにサンセット表現もバッチリです。

 

α7SIII + SEL35F14GM

最近では夜からというよりは夕方の時間帯からα1とチェンジして使っています。

 

α7SIII + SEL2470GM2

太陽の光が空にわずかに残る時間帯、幾重にも重なる雲の表現が素晴らしいです。

 

α7SIII + SEL1635GM

明るさや色など、カメラ内で仕上げてくれる機能「クリエイティブルック」を使って挑んだ夜景撮影ではコントラストと彩度を下げて撮影。こんな感じで淡く写すことが出来ました。

 

α7SIII + SEL135F18GM

いざよいの夜(十六夜)、時折雲の切れ間から顔だすお月さんと、古い建物を入れてパチリ。

・ ・ ・

α7S IIIは階調表現が本当に素晴らしいカメラです。

そしてISO感度も気にせずにどんどん上げて行くこともできます。α1の高画素、高速連写、AF性能などには敵いませんが、写真機能に関してはα1と真逆のポジションにいるようなα7SIII。この使い分け本当に楽しいです♪

画素数が少ないのためトリミングしないよう気をつけたい

これは欠点というか、その恩恵でノイズ少なく階調表現が豊なが成り立っていると思うので撮影者が気をつけるべきなのですが、画素数の少なさは欠点と言うべきものでしょう。特にAPS-Cクロップでの撮影は限定的な使用となり、トリミングもなるべくしないよう撮影中は気をつけたい部分です。

α7SIII + SEL2470GM2

例えばスナップ的に写す風景写真。

風景写真の心地よさは如何に水平がキレイに取れてるか。だと思うのですが、わずか1度ずれただけでも修正をした場合、それなりに画素数が減ってしまいます。なので、風景写真を撮影するときは決して油断しないよう最大限の注意を払いたいところ。

 

α7SIII + SEL1635GM

真っ暗なシーンにおいても水平は非常に取りにくいものです。特に水平線があるような上のようなシーン。少しでも海がどちらかに傾いてたら、いくら絶景でも気持ちよさな失われます。

α7SIIIには暗所撮影でも周囲を明るく見ることができる「ブライトモニタリング」機能を用意しているので、それらの機能を駆使してなるべくトリミングしないうよう心がけたいものです。


今回はα7SIIIを4ヶ月ほど使ってみての結果報告的な内容で書かせていただきました。とにかく買って良かったを強く実感しています。カメラ1台しかもって行けないロケーションの場合、被写体にもよりますが最近ではα7SIIIの方が機会が多いような気がします。

また定期的にご案内させていただきますね!

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ソニーストア価格: 493,900 円(税込)

 2022年10月20日 現在の価格

カメラの詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き