α1 II レビュー その1 外見編 新しさはないけど…これでいい!
α1 II レビュー その1 外見編 新しさはないけど…これでいい!
ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。
おおよそ4年ぶりのモデルチェンジとなった、ソニー αシリーズのフラッグシップモデル「α1 II(ILCE-1M2)」。今回より飛び飛びにはなると思いますが、使用レビューを何回かに分けて書いていきたいと思います。
パート1となる今回は外見編。興味のある方はぜひ(^^)
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α1 II レビュー その1 外見編
α1 II はα9 III に使用されている筐体とたぶん一緒。
それ故、正直なところ新鮮味には欠けるところがあります…でも、それがイイんです!!
α9 III を触ったことがある方ならご存知だと思うのですが、手に馴染むグリップに、各種ボタン系はそれぞれが主張あるサイズで独立しているから操作しやすく、しかも4軸のアングルモニターまでも搭載。
それはそれは、わたしのような 初代 α1 ユーザーからしたら、正直言って羨ましくなるものばかり。また、報道系やスポーツカメラマンであれば α9 III と同時に使う方もおられることでしょう。そう言った方からすれば、同じ使い勝手ができるって、すっごいメリットです。
それではナメるように各部を見ていきましょう。
グリップはホールド性が高めたまり包み込むように握れるものとなり、角度が最適化されたレリーズ(シャッター)ボタン。電源のON・OFFボタンは少し固めでカメラバッグ収納時、勝手に電源が入ってしまうリスクを抑えたものとなっています。
中でもグリップ上部にあるボタン類の独立具合や押し具合は本当に最高で、氷点下に撮影を行ったとき厚手の手袋を装着したままでも、気にすることなく操作できたのは本当に良かった。
寒いところでの撮影って、いかに体を冷やさないか勝負みたいなところがありますから。
グリップの部分にはカードスロットが用意されました。当然ですがデュアルスロットでSDカード もしくは CF express Type Aが使用可能です。
背面を見てみると、いまどきのαシリーズの中では珍しくなった「録画ボタン」がファインダーの横に用意されました。
α1 II は動画機能もかなり強化されたのですが、このボタンから見て思うところは、やはりこのカメラは「スチルファースト」であること。もちろん、これらボタンに割り振られている機能の多くは変更可能ですから、使用者がこの位置では使いづらいな、、、と思うのでしたら、購入後、設定をカスタマイズすれば良いでしょう。
モニターは4軸マルチアングル液晶モニターを搭載しました。
このモニターの優れたところはチルトとバリアングルを両方備えたところ。α7R V(ILCE-7RV)から実装されたモニターですが、その後 α9 III に、そして今回紹介している α1 II に実装されました。言うまでもなく、めっちゃ便利です。
α1 II の上面、左側部分には、これもまたα1シリーズならではと言っていい、撮影モード切り替えとドライブ切り替えのダイヤルが用意されました。ドライブ機能も当然カスタマイズ可能で、わたしは H+ に 30コマ秒 、H 20コマ秒、M 15コマ秒、L 10コマ秒と設定。
それらを被写体に合わせて使い分けをしていました。
そんな連写撮影時に便利なのが「C5」ボタンの存在です。
このボタンにも様々な機能を割り振ることができるのですが、私は「押してる間 30コマ秒」で設定(工場出荷時設定かも?)。これが思いのほか便利。例えば秒10コマで撮影中で「今だ!」ってときのみ「30コマ秒」で撮影できるものですから、無駄打ちも減り、瞬間も逃さない、とてもスマート撮影が実現します。
難を言えば、深い位置にあるのでやや押しにくいところ・・・わたしって指の短いんです。
左側面は端子類が大集合。それぞれフタがついてあってパカッと開くタイプで使い勝手良く心地イイ。それにしても。良くもこの小さなスペースに昔からの規格に最新の規格まで搭載するなど、妥協せずに用意するってスゴイことだよなぁ。と関心してしまいます。
α1 II の大きさは、横幅がおおよそ13.6cm。高さが 9.7cm 厚みが 8.3センチ。本体質量はバッテリー込みで約743g。これはミラーレスとなったαシリーズのなかで最も重たいもの、フラッグシップモデルって考えるとカバンの中にすっと収まるサイズ感は携行性バツグン。
同時に発表された 「F2 通しのズームレンズ」FE 28-70mm F2 GM とセットにしても 約1661gというとんでもない軽さ。また FE 70-200mm F2.8 GM OSS II と一緒に持ち歩いても総重量 約 2.7kg しかありません。
改めてソニーのカメラシステムの軽さに関心してしまうのでした。
今回はα1 II レビュー その1 外見編をお届けさせていただきました。
連続掲載は難しく記事は飛び飛びにはなると思いますが、何回かに分けて書いていきたいと思っています。
気になる方はちょくちょく覗きにきてくださいね、参考にしていただけると幸いです(^^)
デジタル一眼カメラ α1 II | |
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