ただの便利ズームレンズではありません!SEL24105Gで考える新・小三元システム
11月25日、Eマウントのラインアップに加わった「FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)」。
写りの良さに加え、従来の標準ズームレンズの望遠端、70mmでは足りない部分を大きく補ってくれるから、便利なズームレンズとしても、大きく注目を集めています。
しかし、このレンズ。ただの便利ズームレンズではありません!と、いうのが今回のお話。
ズームレンズシステムの呼び方に「小三元」とか「大三元」とかありますが、「FE 24-105mm F4 G OSS」の発売開始により、新たなる「小三元システム」が誕生しました!
これからEマウントでレンズシステムを組むという方は、ぜひ参考になさってください。
SEL24105Gで考える新・小三元システム
ソニーEマウントレンズ、従来の小三元システムは以下のような組み合わせ。
Eマウント(フルサイズ) 小三元システム
- 広角域 Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS (このレンズのレビュー)
- 標準域 Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS (このレンズのレビュー)
- 望遠域 FE 70-200mm F4 G OSS (このレンズのレビュー)
開放絞り値がすべての焦点距離において「F4」。広角・標準・望遠と焦点距離がつながるズームレンズ、3本セットのことを「小三元システム」という言い方をしますが(F2.8の3本セットを大三元と言う)、上の画像のとおり、3本のズームレンズで16mm~200mmまでをカバーします。
ソニーのEマウントレンズをシステムで考えたとき、まず最初にこの組み合わせでレンズ構築を。と、検討された方も多いハズ。
当店での対応も、まずは小三元から揃えましょう。とか、言ってましたが「FE 24-105mm F4 G OSS」が突然発表され、かなり様子が変わりました。
それは、従来の小三元システムに加え、新たな小三元システムが組めるようになったことです。
Eマウント(フルサイズ) 新・小三元システム
- 広角域 FE 12-24mm F4 (このレンズのレビュー)
- 標準域 FE 24-105mm F4 G OSS (このレンズのレビュー)
- 望遠域 FE 70-200mm F4 G OSS (このレンズのレビュー)
広角域は「超広角ズームレンズ」と言われる「FE 12-24mm F4 (SEL1224G)」を、標準域には「FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)」を組み合わせることで、3本のレンズで12mm~200mmまでの焦点距離をカバー。
新たな小三元システムが誕生しました!!
また焦点距離だけではなく、ソニーGレンズだけでシステムが組めるところも、従来の小三元システムと異なるところ。
いわゆるレンズの味というものが同じ方向性で作られたもの同士になっただけに、そういった意味では色やボケ表現など、画作りが統一しやすい部分もありそうです。
広角側を担う「FE 12-24mm F4 (SEL1224G)」は、実によく出来たレンズ。
Gレンズらしく画質良く、その上軽くてコンパクト(他社比較)。超広角ズームレンズならでは、驚くほど広がりのある世界は、ファインダーを覗いているだけでも楽しくなります。
70mmから105mm間の焦点距離では少々の「被り」が発生しますが、FE 24-105mm F4 G OSS 使用時は標準域の延長戦上というスタイルで使え、レンズ交換の必要性も減りかなり便利。
FE 24-105mm F4 G OSSを手始めに、Eマウントレンズのシステムの構築を考えている方には、この新小三元システム、かなりオススメと言えそうです。
Eマウント(フルサイズ) 焦点距離カバーシステム
- 広角域 FE 12-24mm F4 (このレンズのレビュー)
- 標準域 FE 24-105mm F4 G OSS (このレンズのレビュー)
- 望遠域 FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS(レビュー 現在作成中)
最後に紹介するのは望遠域に「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」を組み込んだシステム。
「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS(SEL100400GM)」を望遠域に使用すれば、3本のレンズで12mm~400mmまで、広範囲の焦点距離をカバーしてくれます。
このシステムは絞り開放値が異なるため、今回のテーマからそれてしまうかも知れませんが、とにかく広い焦点距離範囲が魅力。ついでではありますが紹介させていただきました。
また「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS(SEL100400GM)は1.4倍や2.0倍のテレコンバーターの使用も可能。そのため最大800mmもの超望遠域の撮影も実現します!
さらに、APS-Cモードで使用すれば、1200mmもの超望遠域での撮影も可能となります。
これからEマウント始めるって方は、このレンズシステムにも注目頂ければと思います。
今回は、新たにEマウントのレンズラインアップに加わった「FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)」の発売により、こんなレンズシステムが組めるようになりましたよ。って、お話でした。
FE 24-105mm F4 G OSS | |
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幅広い撮影領域でオールラウンドに活躍する標準ズームレンズ ソニーストア価格: 149,630 円+税 2017/12/12 現在の価格 |
みなさまの参考になれば幸いです、
SEL24105Gをレビュー
当店のホームページにおいて、FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)のレビューを公開中。作例などをチェックしたい方はこちらも参考になさってくださいね。
痒いところに手が届くオールラウンドレンズ FE 24-105mm F4 G OSS レビュー | |
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広角24mmから中望遠域105mmまでの焦点距離を1本でカバーする便利なズームレンズ。解像感の高さに加え、美しいぼけ味はGレンズならでは。もち疲れしにくい軽さは旅行やお出かけの撮影にも最適。 |
また、同日発売となった最新のαも実機を使って徹底解説!
興味のある方は覗いてみて下さい!
α7R III レビュー 実機を使って徹底解説!作例も紹介! | |
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写すたびに感動があって、今までの常識では考えられなうような撮影条件でも写し止めることが出来たりと実に衝撃的。もう撮れないものはない!とは、流石に言い過ぎかも知れませんが、これほどまで多機能で高性能、高画質なカメラはなかったかも。 |
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