GM100マクロ と G90マクロ ソニー マクロレンズ2本を比較
ソニー GMaster ブランドとして「初」のマクロレンズ 「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS(SEL100M28G)」。最大撮影倍率1.4倍、テレコン対応、高速AF、新制御の手ブレ補正機能などなど、仕様的にも、かなり魅力的なマクロレンズとして登場しました。
今回は、そんな GMマクロ「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」と、以前より発売している Gマクロ「FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90MM28G)」の機能を比較してみましたよ(^^)
GMマクロ と Gマクロ ソニー マクロレンズ2本を比較
まずは大きさ・重さから比較していきましょう。
あ、文中では FE 100mm F2.8 Macro GM OSS(SEL100M28G)のことを GM100マクロ、FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90MM28G)のことを G90マクロ と略させていただきます、正式型番が長すぎですね(汗)
G90マクロに対して、少しだけ太く長いのが GM100マクロ と言ったところ。
GMレンズって、どこかゴツくデカイ、そんな印象があるとか、ないとか(笑)このマクロレンズに関しては G90マクロと比べても、とても大きいって印象は受けません。全長もたったの1.74センチの差です。
67mmフィルターというのも嬉しいところ。
そう、GMasterの単焦点レンズって案外 67mm径が多いのです。
レンズ部分の性能比較
続いてはレンズ部分の性能比較です。
比べてしまうと、GM100マクロはさすがGMと唸ってしまうところが多数。もちろん G90マクロの発売されたのが随分前というのもありますが・・・
GMの定義として「高い解像感」と「ぼけ」の両立というものがあるのですが、GM100マクロ もほかのGMに負けず劣らず、贅沢なレンズ構成。輪線ぼけを抑制するXAレンズに、11枚の円形絞り羽根、そしてフレアやゴーストの抑制に効果的なナノARコーティングの第2世代が用意されました。
またレンズ最前面には防汚コーティング。
これは近づいて撮影するマクロレンズには嬉しい機能です。
そしてなんと言っても、GM100マクロは撮影倍率が1.4倍! それに加えて「テレコンバーター」に対応するなど、いまだかつてない魅力も用意されました。
テレコンバーターについては次のコーナーで詳しく紹介させていただきます。
G90マクロもGレンズらしく内容は素晴らしく、画質の良さは世間も周知。ただ…GM100マクロの内容が正直あまりにも衝撃的な内容なのでした。
GM100マクロはテレコンバーター対応
比較から少し離れますm(__)m
GM100マクロは2種類のテレコンバーターに対応しました。レンズのリア側に装着することにより、開放F値は暗くなってしまうものの「とてつもない最大撮影倍率」を得ることができます。
1.4テレコンで2倍!
2.0テレコンで2.8倍!!
マクロレンズの世界って、自分の目で見ることができない世界を、切り取ることが魅力だったりするのですが、最大で2.8倍って、とてつもない世界が写るのでは?と、いろいろ想像してしまいます。
テレコンバーターの記事はほかでも書いています。
テレコン レビュー 作例付き 望遠レンズの飛び道具! | |
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2つのテレコンバーターのレビューをお届けします。装着後のF値変化、焦点距離変化、作例など…興味ある方の参考になると幸いです(^^) |
GM100マクロ以外でお使いになりたい方は、レビュー記事もどうぞ参考になさってください。
SEL14TC | |
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1.4X テレコンバーター ソニーストア価格:73,700円(税込) 2025年2月18日 現在の価格 |
SEL20TC | |
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2X テレコンバーター ソニーストア価格:73,700円(税込) 2025年2月18日 現在の価格 |
搭載モーターとMF機能
続いては、搭載されたモーターや、マニュアルフォーカス撮影時に便利な機能比較。
こちらに関しても最新レンズらしく、GM100マクロには高速AFを実現するモーターや、AF撮影時にフォーカスリングを回すだけでマニュアルフォーカスになってくれる「フルタイムDMFスイッチ」が用意されました。
とくにXDリニアモーターの搭載でAF速度が約1.9倍の高速化を実現。
G90マクロの弱点としてフォーカス遅さが指摘されることがありましたが、GM100マクロではそのあたりをカバーしてきた印象です。数字だけみたら1.9倍って、すこし地味な印象を受けるかも知れませんが、おおよそ2倍ですから、使ってみると雲泥の差と思われます。
手ぶれ補正機能も比較
続いては手ぶれ補正機能です。
こちらも GM100マクロ が圧倒的に高性能。 なんだかG90マクロユーザーの方に申し訳ない気分になってきました(汗)。GM100マクロ、GMうんぬんというよりも進化しすぎなんです。
手ぶれ補正搭載カメラとの組み合わせで、より強力な手ブレ補正が得られる仕組みになっていて、特にα7RV以降(クリエイティブルック搭載機)に発売されたカメラなら、さらに精度の高い協調補正が得られるのだとか。
画質云々関係なく、手ぶれ補正機能も大充実な GM100マクロ なのでした。
一番気になる価格差は?
最後は価格です。
商品のお値段って、高いと思うか、安いと思うか人それぞれだと思うのですが、わたしてきには「GM100マクロ は相当安い」と思っています。先日も記事にしましたが、GM100マクロの価格設定が安すぎて、G90マクロが値下げした経緯がありました(G90マクロは高すぎたとも言える)。
ソニーの直販サイトでの価格差は47,700円税込み。(2025年10月18日現在)
この価格差でも、私が選ぶなら「GM100マクロ」一択でしょうか?G90マクロは設計の古さは否めないし、画質、AF性能、付加価値合わせて 50,000円以内なら「GM100マクロ」選んじゃいますよね・・・
今回は GM と G ソニーマクロレンズ比較 という内容で書かせて頂きました。参考にしていただけると幸いです。
FE 100mm F2.8 Macro GM OSS | |
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最大撮影倍率1.4倍を実現。高倍率マクロ撮影と、高い解像性能を両立したG Master(TM)シリーズ初の中望遠マクロレンズ ソニーストア価格: 199,500円(税込) 2025年10月18日 現在の価格 |
FE 90mm F2.8 Macro G OSS | |
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Gレンズならではの美しいぼけ味と高解像度を両立した、FEレンズ初となる中望遠マクロレンズ ソニーストア価格:151,800円(税込) 2025年10月18日 現在の価格 |
商品の詳細につきましてはリンク先も参考になさってくださいね。
- ソニー公式サイト
- ソニーレンズ ラインナップはこちら
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