INZONE M3 レビュー 画面や機能満足度は高い…実機を使って出た感想は

ソニー発 ゲーミングモニター INZONE M3 をレビューします!

ソニーショップさとうち の 中村泰之 です。

本日は2022年12月1日に発売されたソニーが作ったゲーミングモニター INZONE M3 のレビューをお届けします。今回のレビューでは商品の概要から、実機を使っての正直な感想までを書いてみました。同商品気になる方はぜひチェックしてみてください。それではどうぞ!!

INZONE M3 レビュー

INZONE M3 は「勝負の一瞬を、見逃すな。」がキャッチコピーのソニーゲーミングモニター。27インチ IPS液晶パネル フルHDの基本スペックに、勝負の一瞬を、見逃さないリフレッシュレート240Hzの高速駆動が売りとなっています。

sRGBカバー率は99%の高色域、グラデーションも美しい 10Bit・10.7億色、非常に高い色再現性で、美しいゲームの世界を色鮮やかに表現してくれます。

本体にはディスプレイの表示設定をはじめ、ゲームをするときのサポート便利機能も用意。

また、PCソフトウェア「INZONE Hub(Windows10以降に対応)」を使えば、ゲームタイトルごとに様々な設定が可能となり。それらをゲーム起動時に自動で切り替えてくれる、そんな機能までも用意されました。

INZONE(インゾーン)M3

ソニーが培った映像技術搭載。リフレッシュルート240Hzの高速駆動が売りの27インチゲーミングモニター。

ソニーストア価格:85,800 円(税込)

 2022年12月20日 現在の価格

先に発売されている4K表示モデルのINZONE M9が画質にこだわり抜いたものだとしたら、こちらINZONE M3はフルHDながらも高速駆動が売り、しかも画質や便利機能にもこだわっているものとなっています。

価格はプレミアム価格設定ですが、そこはソニー製。

奥行方向に意外とゴツさはありますが、ホワイト&ブラックで構成されたデザインはPS5に近い雰囲気。いかにもゲーミングモニターらしさがないところはインテリアとしても馴染み、なかなかカッコよかったりします。

INZONE M3 組みたててみた!

INZONE M3が到着して開梱後すぐにしなければいけないのがスタンド部分の組み立てです。

組み立てとは言っても、メチャメチャカンタン♪たった2本のネジをドライバーで締めるだけ。

ただこの際、ドライバーは必要になりますので開封時に用意しておきましょう。

スタンド部分が組み上がったら、あとは本体に装着します。本体背面のスタンド取付部分に、差し込むようにカチャリと装着すれば、取り付けは終了となります。

ACアダプターは物議?を醸し出したINZONE M9 より、一回り小さいものが付属。正直このサイズでも大きいと感じるのですが、ワタシ的にはあまりそこが問題ではなく、やはりコードそのものが短すぎる印象があります。

もちろん設置場所によりけりですが、セッティングする前にケーブル付きの電源タップも用意したいところです。

ケーブルなどの配線は上の画像のようにまとめやすくなっています。ただケーブルの本数や太くなると、どうもならない事態になるかも知れません。まぁ、そのときはそのときで考えるしかないでしょう。

INZONE M3 デザインをチェック

続いてINZONE M3 のデザインをチェックしていきましょう。

使用者から見える正面側には黒を基調とし、ゲームや画面に集中できるデザイン。背面側は白を基調としゲーミングモニターらしくない佇まいとなっていました。

モニターを上下にスライドできるセンタースタンドのデザインはどこかPS5風。それもそのはず、INZONE M9にはPS5との連携機能も用意され、いかにもPS5と一緒に使って欲しいものとなっています。

そんなスタンドは仰角のチルト機能だけでなく、上下の高さの調整も可能。

↑最も低くした状態

↑もっとも高くした状態

着座位置や視点位置によって変化するベスポジを、とても作りやすいものとなっていました。

ただ3本足で自立してることもあって、やや安定性に欠けるところはかなり気になる部分。例えば壁面に置いて使用するなら問題はなさそうですが… INZONE M3の後ろに通路があるような場合、つまりINZONE M3に体が当たってしまう可能性がある場合はとてもオススメできません。

と、いうのも、この3本足では、当たったときの強さ次第で「転倒してしまう」可能性もあるからです。実際この写真を写してるとき、背面側に体が触れて前側に転倒しそうになったこともありました(恐っ)

この3本足ハッキリ言って不安定です。

なので出来れば、INZONE M3の背面側に人が通らないような場所、つまり壁面があるところで使うことをオススメしたいです。いやむしろ壁面があるところ以外では使わない方がよろしいかと言い切れるほど(汗)

そんな3本足のスタンドを用いた副産物として、キーボードやマウスなどは画面の下に置けるようになったものの、やはり個人的には少々人とぶつかっても倒れない、安心安全なスタンドの方が望ましいなぁと思いました。

ちなみにディスプレイの設定操作などは背面にあるアナログコントローラーちっくなものを使って操作。ただ27型と画面大きく、しかも設定は画面いっぱいに表示されるものを見ながらとなるので、腕を伸ばす必要もあり・・・正直使いやすいものとは、まぁ、このあたりの感覚は慣れの問題かも知れませんが・・・

って、結構辛口で書いちゃってますね。

・・・ま、ホントの事だし、いっか(笑)

INZONE M3 画質や滑らかさは?!

INZONE M3はさすが 99%のsRGBカバー率。さすが10Bit・10.7億色によって非常に美しく表現してくれます。フルHD画質って考えると高価な部類にはなりますが、満足度はきっと高いでしょう。

リフレッシュレート240Hzの高速駆動、このヌルヌル感は、安価なディスプレイやテレビでゲームをしていた人にとって、わかりやすいレベルで恩恵を受けると思います。リフレッシュレート240Hzに対応してないハードを用いても、なめらかに感じますし、もちろんPS5でも連携機能においてその恩恵を感じることができます。

ただ基本的にゲーミングモニターだけあって発色はやや派手め。

普段のパソコン用としても使うのでしたら、やや控えめに画質調整する必要はありますが、その調整は実にカンタンに行えます。INZONE M3はゲーミング専用と言うわけではなくパソコン用モニターとしても使いたいと思っている方にもオススメできるモニターと言えるでしょう。

INZONE M3 画質モードやゲームアシスト機能も充実

ゲーミングモニターを名乗るにふさわしい機能が INZONE M3には用意されました。

ゲームアシストという機能設定には、画面の中央を解りやすく表示するクロスヘアを始め、明るい場所でも白飛びを軽減しつつ、暗所の視認性を向上させ、敵を見つけやすくなるよう調整できるブラックイコライザーなども全6項目が用意されました。

またPCに「INZONE Hub」をインストール(WEBダウンロード)しておけば、パソコンを使って様々な設定をすることも。

なかでも、INZONE Hubってめっちゃ便利だなぁ。と、思ったのは、アプリごとに画質モードを保存できるところ。しかも、ゲームタイトルを起動するだけでその設定を自動で切り替えてくれます。

自分なりのプレイしやすい、明るさや色設定ですぐにゲームを楽しむことができます。複数のゲームを毎日、ほぼ同時進行する方にこそ、このアプリが使えるINZONE M3はおすすめしたいと思うのでした。

INZONE モニターもセットで欲しくなる?!

画面がキレイでヌルヌル動くゲーミングモニターを使いだすと、次に欲しくなるのが、良きヘッドセットではないでしょうか? 正直に書くとぶっちゃけマイクだけが残念な「INZONE H9」ですが、ノイキャン搭載Blutootheワイヤレスヘッドセットは音質も良いし、ノイキャンでゲーム世界に没頭。たいへん素晴らしいヘッドセットとなっていました。

INZONE(インゾーン)H9

ソニー ゲーミングヘッドセットのフラッグシップモデル。ノイズキャンセリング機能で足音などを察知しやすいのが特長です。

ソニーストア価格:36,300 円(税込)

 2022年12月20日 現在の価格

ゲーミングヘッドセットの最上級モデル INZONE H9 をレビュー

ソニーがはじめて作ったゲーミングヘッドセット、最上級モデルの出来栄えは!?

こちらのレビューは別ページで紹介してますので、そちらを参考にしていただければと思います。

INZONE M3 総評は?

INZONE M3の総評です。お時間のない方こちらだけをお読みください。※あくまで私個人の感想です。

INZONE M3 グッドポイント

  • 組み立てカンタン
  • 画面キレイ・ヌルヌル動く
  • 設定充実、PCアプリも扱いやすく便利
  • デザインがおしゃれ

INZONE M3 バッドポイント

  • スタンドが3本足で不安定、恐い
  • 見た目の印象に反してゴツい、特に奥行き、奥に置けない
  • 高価、プレミアム価格

sRGBカバー率 99%、10Bit・10.7億色で色表現は素晴らしく、高速リフレッシュレートによりヌルヌル動く心地よさは安価なモニターやテレビなどでゲームされてい方にとって、非常に満足感は高いはず。インテリアとしても価値あるデザインはPS5ちっくで未来的、ゲーミング設定やアプリの充実も満足度の高いものと言えるでしょう。

ただバッドポイントとしては、攻めすぎたデザインによる接地感や安定感のなさは設置場所を選び、ぱっとみ、スラリとしてるデザインの割には案外ゴツく、特に奥行方向は絶望的、広いテーブルを要します。さらに価格も同じ27インチフルHDと比べたときは高価な印象を受けることでしょう。

これらバッドポイントがグッドポイントを上回ったとき「買い」に値すると思うのですが・・・まぁ、個人的にはディスプレイ(表示・表現性能)はとても気に入っているので予算さえあえば欲しいなぁ。と思うことも。ただ、やっぱり不安定な3本足のスタンドは気になります。モニターそのものも重さがあるので、コケやすいんですよね。背面側が壁なら心配は非常に少ないのですが・・・


今回はソニーゲーミングモニター INZONE(インゾーン)M3 のレビューをお届けしました。

INZONE(インゾーン)M3

ソニーが培った映像技術搭載。リフレッシュレート240Hzの高速駆動が売りの27インチゲーミングモニター。

ソニーストア価格:85,800 円(税込)

 2022年12月20日 現在の価格

商品の詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き