新カメラ導入につき、ソニーのXQDメモリーカードを購入! そして「春天」撮影

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適材適所って言葉があるとおり、スポーツなどの動体予測では未だ優位と思っているニコンとキヤノンの一眼レフ機。私は元からニコン党なので、D300Sからの買い替えで、このたびニコン「D500」を購入しました。

そして、自身では始めてとなるXQDカードを買いました。というのが今回のお話です。

私が購入したXQDカードは、ソニー Gシリーズの 64GB。型番でいうところの「QD-G64A」。本当なら128GBが欲しかったのですが、D500と同時購入ということで予算的に折り合わず妥協しちゃいました。

さて、使ってみての感想ですが、うわさ通りの「速さ」に感動してしまいました!

撮影中の書き込み速度は、D500本体の処理能力や、バッファ量の多さでそれほど体感出来るものでもなかったのですが、PCへの取り込みはもう快感レベルです。これは、もう携帯出来るSSDですね。

もう、SDカードでちんたら・・・なんてやってられなくなりそうです!

 

ソニー XQDメモリーカード Gシリーズ レビュー

それではソニー XQDメモリーカード Gシリーズ 64GBの開梱です!

中には、白く透明なケースに入れられた「XQDメモリーカード」と、「XQD USBアダプター」、「USB3.0 対応延長コード」の3点と、説明書などが入ってました。

XQDカードは、SDカードよりも厚みがあって二回りくらい大きい。カッチリしていて、いかにも強そうな印象です。

付属品の「XQD USBアダプター」は、フタを外すとUSBコネクターが現れ、そのままPCのUSB端子に直付できるデザイン。直付できない場合には、延長コードを使用するようになっています。

そんなXQDメモリーカードを、早速D500にスロットイン!

D500はSDカードとXQDカードのデュアルスロット。SDカードも一緒にスロットイン。

主スロットにXQDカードを選択し、RAW+FINE (L)に設定すると1000枚以上1100枚以下の残数表示。鉄道撮影やサッカーの1試合では、多分使い切ることはなさそうですが、1日競馬場にいると微妙な枚数です。

だって、D500は1秒押したらMAX10コマですからね。100コマなんてあっと言う間です。

もちろん、全レースにRAW+JPEGで写す必要もないので、なんとかなりそうですが、今思うと、やっぱり無理してでも128GBを選んだほうが良かったかな・・・

 

そんな訳で、手に入れたばかりのD500にXQDカードを装着し、5月1日は京都競馬場に行ってきました!

この日、京都競馬場ではG1天皇賞・春が行われ、D500のテストを兼ね観戦がてらの撮影で、レンズは、AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR 、つまりは一つ前のサンニッパを使用しました。

まずはパドックで撮影です。

優勝馬のキタサンブラックをアップでパチリ。というか。カシャシャシャ・・・

 

もう一枚、キタサンブラック。

気合乗りがすごかった。闘争心みなぎるパドック。北島三郎オーナーも大満足な仕上がりだったことでしょう。

 

ハマの大魔神こと、佐々木オーナーのシュヴァルグランです。

初めてのG1ということもあり、パッドックでは怖そうな先輩たちがいっぱい・・・って、感じで、若干気負い気味のように思えましたが結果は3着。上昇気流にのる、そんな勢いを感じました。

 

そして、ひときわ目立つ金髪と、いぶし銀な厩務員さんとのコンビ。

最短の菊花賞馬「トーホウジャッカル」です。

なびく金髪・・・私だけではなく、多くの方がシャッターを押していました。

 

出走馬をひととおりパドックで写すと、今度はスタンドへ。

いつも撮影するところあたりからカメラを構えて待つと、やがて入場曲が流れ、各馬の入場、返し馬が始まりました。

各馬が同じ方向にキャンターを始めるのに対し、一番人気の有馬記念優勝馬、ゴールドアクターのみ別パターン。

おかげで、じっくりと撮影出来たけど、今思えばこれは馬券圏内を外すフラグだったのかな・・・

 

過去に天皇賞を勝ったビートブラックを真ん中に誘導馬のパレードが終わると、いよいよレース。

 

 

スタートしてから1周めのホームストレート。

キタサンブラックがマイペースの逃げに持ち込みます。

このペースでユタカさんに先頭行かせたら、このままゴールまで行ってしまうぞ・・・

競馬を知る人なら、このストレートで誰しもがそう予感したのではないでしょうか?

レースは1コーナーから2コーナー。

向こう流しから3コーナーへ誰も鈴を付けに行きません。

 

そして直線。

キタサンブラックの真後ろでピッタリマークしていたカレンミロティック。

レースは、この2頭の強烈なマッチレースとなります。

 

一度抜かされたキタサンブラックが内から差し返す!!

カレン池添騎手も、うちに寄せる寄せる!

 

ゴールまであと僅か!

 

そしてゴール!!

ゴールした瞬間はどちらが勝ったのか・・・撮影しながらでは全くわかりませんでした。

 

場内のストップモーションではわずかにキタサンブラックか・・・でも微妙。

 

引き上げてきたカレン、池添騎手も周囲に確認。

「勝った?」

 

「だめかぁ。」

その隣の藤岡佑介騎手のニンマリ笑顔ったら・・・

 

そして、キタサン、武豊騎手が戻ってきても、この微妙な表情。

池添騎手、武豊騎手、どちらも名手です。

この二人でもわからないほどの、接戦をそれぞれの表情が物語っていました。

 

どうでもいいですが、タンタアレグリア騎乗、となりの蛯名騎手との掲示板確認シンクロ。。。

さすが同期です!(なんのこっちゃ。)

 

しばらくして掲示板に数字が出ると、歓声があがりました!

キタサンブラック・武豊騎手の優勝です!

優勝レイをかけられたキタサンと、ガッツポーズをする武豊騎手。

カッコイイ!!

特に京都での武豊騎手の人気は高く、馬券の当たり外れ関係なく、多くの人が拍手と歓声を送っていました。

 

その後に行われる天皇賞の表彰式は、舞妓さんが来たりでいつも華やか。

そして昨年の菊花賞と同じ、北島オーナーの歌、「まつり」で2016年春の天皇賞競走は幕を閉じました。

 

素晴らしいレースの余韻にひたりつつ、帰りの電車の中で撮影した画像を確認。D500にXQDカードの組み合わせは、とにかく連写ができるので、ご覧頂いたとおりの一瞬表情をバッチリ記録することができていました。

そして、帰宅後は、初めてのXQDカードの転送速度の速さに感動!

結局、この日は天皇賞競走に前後のレース、プラスアルファな撮影で、900枚以上写した訳ですが、スルッと素早く転送してくれるXQDカードは今までのメモリーカードにはない感覚。

ソニーのデジタル一眼カメラにも、XQDメモリーカード搭載モデル、早く導入して欲しいと思いました。

 

せっかくなので、D500のレビューも少々。

今回はダイナミック AF-Cでのみの撮影で、当たり前と言えば当たり前かも知れませんが、以前使っていたD300Sから、明らかな進化を感じることが出来ました。付加価値もあがり、それで軽くなったのもいいですね。

動作予測も期待通り。思っていたとおりに合焦してくれます。被写体を抜けなく、前にいる人がレンズの前で新聞を振って応援しようが関係なし(要設定)。追い続けてくれるこの感覚、まさに理想通りでした。

こんな感じでD500のデビューと同時にXQDデビューを果たしたわけですが、これからも今までと一緒で、シーンや被写体ごとに、ソニーとニコンの2マウントを使い分けて撮影していくことになりそうです。

ただ・・・ソニーの電子ビューファインダーに慣れてしまうと、どれだけ素晴らしいと言われる光学ファインダーファインダーでも、使い勝手が悪く感じてしまいます。

しばらくは、ニコン機をはじめ光学ファインダーのカメラを使っていなかったこともあり、露出やホワイトバランスを変更しても、何ら見え方が変わらないファインダーに戸惑い。撮影した画像再生を確認しに、何も見えもしないファインダーを覗いたり。何かと不便を感じてしまいました。

普段からの「慣れ」ってコワイですねぇ。

XQDメモリーカード Gシリーズ

デジタル一眼カメラでの高速連写に適した大容量XQDメモリーカード。

ソニーストア価格: 13,380 円+税 ~

2016/05/12 現在価格

 

XQDメモリーカード Gシリーズの詳細については動画、またはリンク先も参考になさってください。

 

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

この投稿へのコメント

  1. あおたけ said on 2016年5月13日 at 8:26 AM

    競走馬の走り、カッコいい〜!
    躍動感と迫力が伝わってきます(^^)
    そしてサブちゃんも!(笑)
    競馬の撮影には一回で1000枚も撮られることが
    あるのですね!

  2. yas said on 2016年5月13日 at 5:30 PM

    あおたけさん こんにちわ♪
    カッコよく写せたのは、被写体と機材に恵まれたからかも~
    サブちゃんもバッチリでした!
    そうそう!競馬にいくと、とくにG1では枚数がどんどん伸びてしまいます。
    パドックでは1頭につき10枚以上。有力馬だとなおさらです。
    返し馬にレースは押しっぱなしが基本で、その後は表彰式で馬と騎手。
    ホントあっという間にメディアがいっぱいになります^^;

  3. arkstar said on 2016年5月16日 at 7:12 PM

    D500買われたんですね。
    私は、店頭でファインダー覗いて、DXなのにこの広大な広さは何だ?しかもこの透明感!と思ってしまいました。
    光学ファインダーと電子ビューファインダー、
    まだ光学ファインダーの方が一日の長が有ると思いますが、
    将来的には置き換わるのかも知れないですねぇ。
    (ただフレームレートが 最低速でも240fps 位出てないと、センサーは捉えてるのに表示が間に合わないって事になりそうです)

  4. yas said on 2016年5月23日 at 7:30 PM

    arkstarさん こんにちわ♪
    D500買っちゃいました!
    最近はソニーが動体でも良くなってて、ニコンいいかな・・・と思ったのですが、やっぱりサンニッパの画質は耐え難く・・・
    現状「サンニッパ」専用機として使っています。
    ファインダーはα7R IIが素晴らしくて、正直いいますと、もう光学ファインダーには戻れないレベルだと思います。
    絶賛されている500のファインダーもそれほどかなぁ・・・と思ったりして。
    もしかするともう光学ファインダーで感動できるものは、もう私の場合ないのかも知れません。