高い次元でノイズキャンセリングが進化!さらに高音質!「WH-1000XM3」レビュー!

2018年9月5日にソニーより発表されたノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」のレビューをお届けします。

ハイレベルなノイズキャンセリング性能と、ワイヤレスでも高音質をダブルで実現した先代モデル「WH-1000XM2」がさらなる進化を遂げて登場。

「WH-1000XM3」は新開発「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」の搭載により、着けた瞬間からわかる効果の高いノイズキャンセリング性能に加え音質も向上。そして軽量化、新素材を採用したイヤーパッドなどなど、大きく進化を遂げていました。

 

確実進化!ワイヤレスノイキャン「WH-1000XM3」

着けた瞬間からわかる!高いノイズキャンセリング効果

これが新開発「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」の実力なのか?!

イヤーパッドに採用した新素材・低反撥ウレタンによって、ハード的にも高い密閉性がある「WH-1000XM3」。しかしこの密閉性だけでは得られない、効果の高いノイズキャンセリング性能は装着した直後から「凄い」を感じることが出来ました。

音楽をかけない状況でも、その効果の高さはわかるほど。しばらく装着してから外してみると思わず「おぁ!」っと、いつもの生活音がいかに賑やかなのかがわかります。

例えるなら、装着時は分厚い壁で守られてる部屋にいてる感じ。自動車で例えるなら、装着時はまるで静音性の高いタイヤに履き替えたような感覚と言ったところでしょうか?

音楽をかけ始めるといよいよ本領を発揮します。

かかっている音楽との効果もあって、周囲がかなり賑やかな環境であっても耳元だけは「超・静か」。音楽を集中して楽しむことができる快適環境が生まれました。

このシリーズ、2代目が出てきた時にも、とても大きな進化を感じましたが、3代目になってさらに大きな進化を遂げたようです。

さすが「業界最高クラス」と名乗るだけのことはある。と、思いました。

 

聴いた瞬間からわかる!音質の向上

音も良くなった!これも「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」の効果みたい。

プロセッサーQN1はノイズキャンセリング効果の向上だけでなく、音質の向上にも大きく影響を与えているようです。こちらも聴いた瞬間からわかる「音質の向上」を感じることができました。

特に強く感じたのが解像感の高さ。

とにかく繊細、緻密、小さな音量の楽器でも聴き取れるようになったところ。しして細かな音まで聴こえるようななったこともあって全体に音の厚みも増しました。実にリッチな音になっています。

もちろん音のことなので、その聴こえ方に感じ方は個人差があったり、好みや普段からどんなヘッドホンで聴いているかによって変化するものですが、前モデルとの単純比較では、どう考えても音質は良くなっているように思えます。

この音質でワイヤレス・・・本当に凄いなぁ。

音質向上に寄与しているのはプロセッサーQN1だけではなく、新しくなった「イヤーカップ構造」にもあるようです。WH-X1000シリーズは2型から3型になって、2型で当時は出来なかったところを、より良く進化させてきているようにも思いました。

ノイズキャンセリング性能アップと音質アップだけでも買いの要素は充分です。

でも、さらに良くなっている部分があるんです。もっと掘り下げて行きましょう。

 

前モデルユーザーなら 、よりわかる軽量化と装着感

WH-1000XM3は装着時の重量感を大幅に軽減する、軽量化が図られました!

軽量化

  • 1000XM3 → 255g
  • 1000XM2 → 235g

わずか20gの差?って、思ってしまうかも知れませんが、この軽量化、1000XM2ユーザーなら、手にした瞬間からわかるほどの感覚。それくらい軽く感じます。

頭頂部にはクッション材が厚くおごられ、イヤーパッドは耳周りへの接地面積が約20%も増しました。その結果、側頭部への圧力が分散。装着感自体もアップしています。

長時間のリスニング、飛行機や新幹線などの移動時にリラックスしたいとき、この軽さと装着感の良さは強み。重たいヘッドホンは疲れるものです。首肩に結構きます。

軽量化とパーツごとの素材変更、このあたりにも大きな進化を感じました。

 

デザインも良くなり装着時のシルエットにも貢献

WH-1000XM3はヘッドバンドの形状を大きく変更、装着時のシルエットもスリムになりました。

またバンド部分にもソフト素材が用いられ、、質感そのものも2型より良くなったみたい。

ただ個人的は2型のハウジング外側の素材感が気に入っていました。そう1000XM3はシンプル過ぎる感じもします。まぁ、外観のデザインの好みなんて個人差しかありませんが、これらのデザイン変更が大きく軽量化に貢献しているのであれば、仕方のないところかも知れませんね。

 

クイック充電でさらに使いやすく!

充電はスマートフォン感覚、USBケーブルを使って行います。

いままではマイクロUSB端子でしたが、WH-1000XM3からは「USB Type-C端子」となり、待望とも言える「クイック充電」にも対応しました。

10分充電で5時間再生のクイック充電。これはイイですね、というか待ってました!な感じです。

連続音楽再生時間は最大30時間。こちらは2型と変わりませんが、やっぱり10分充電で5時間再生のクイック充電は嬉しい進化点のひとつでもあります。

 

スマホアプリでさらに楽しめる!!

個人的にはウォークマンとセットで使いたいのですが、残念ながらスマートフォンのほうが機能充実。アプリを使えばいろんな機能が楽しめるようになっています。

例えばノイズキャンセリングや外音の取り込み方のレベルを調整できる「外音コントロール」が使えたり、音楽が聞こえてくる方向を指定できる「サウンドポジションコントロール」使えたりと、なんだか楽しい。

しかも!Bluetooth未接続時の自動電源オフ設定をカスタマイズできるようになっています。

うーん、アプリを使えば使うほど、ウォークマンにもスマートフォンのアプリと同等の機能を用意して欲しいと思ってしまいます。同じ会社なんだから、なんとかして欲しいなぁソニーさん。

 

やっぱり安心!さらに高音質に楽しめる有線接続にも対応

WH-1000XM3は、さらに高音質に楽しめる有線接続にも対応。1000XM2からの進化ってことではありませんが、紹介させていただきます。

付属ケーブルで使用するとハイレゾ音源にも対応し、内蔵バッテリーも使用しません。

付属のケースに一式まとめて収納できるようになっているので、「バッテリー切れ」と、言うイザってときでもケーブルだけは収納しておくことをオススメします。

これだけのサイズのヘッドホン、バッテリー切れで使えないって、悲しすぎますから。


今回はノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」のレビューをお届けしました。

最初はサクッと書くつもりが、進化点・良くなった点がたくさんありましたので、長い記事になってしまいました。音モノだけに感じ方に個人差はありますが、参考にしていただけると幸いです。

ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM3」

ノイキャン性能の新たな到達点。研ぎ澄まされた高音質に浸る。

ソニーストア価格:39,980円+税

 2018/09/18 現在の価格

WH-1000XM3の詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

 

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き