SEL400F28GM レビュー これがヨンニッパ?驚きの軽さを体験してきました!

Eマウントレンズのヨンニッパこと「FE 400mm F2.8 GM OSS(SEL400F28GM)」を現在先行展示中のソニーストア大阪さんで見てきました!そして驚くほどの軽さも体感してきましたよ!

※商品の撮影はソニーストア大阪さんの許可を得て行っております。

今回のエントリーでは、使用感に作例、各部チェックを詳しく紹介。かなり細部まで撮影してきましたので、気になる方はぜひ参考にしてください!!

 

SEL400F28GM レビュー 大きいけど軽い!

400mmF2.8って聞くと、画質と引き換えに重くてデカイ。が、いままでの常識でした。

しかし、ソニーからEマウント用に発表された400mmF2.8はデカイけど軽い!!いざとなったら一脚なしでも振り回せる、そんなレンズになっていました。

例えばC社のヨンニッパが約3850g、N社のヨンニッパが約3800g。あともう少しで 4kg に近いのにも関わらず、ソニーのヨンニッパは、なんと2,895g しかありません。

スペックが発表されたとき、ヨンニッパが3kgを切っただと~?!思いっきり驚いたものですが、今回手にしてその軽さを実感!そして世界のレビュアー(プロカメラマン)から絶賛されている、持ったときのバランスの良さも確認しました!

こんなゴツい見た目にも関わらず、これなら手持ちでもイケてしまいそう・・・

この軽さの裏には蛍石(ほたるいし)レンズの採用であったり、強度を保ちつつ軽量化した筐体であったり、手にしたときのバランスの良さにつながっているレンズレイアウト等にあるのでしょう。

手にしてみると本当にヨンニッパ?な感覚。

超広角レンズの軽さにも驚きましたが、望遠レンズでも出来てしまうところがすごいです。

そうそう個人的に所有したことのある、重たくゴツいレンズと言えば、N社のサンニッパがありました。

上の写真はそのサンニッパとα7RIIとの組み合わせですが、過去ソニーAFについて、私がまだ信頼をおけなかったころ(主に動体予測)、D4と組み合わせて、おおよそ5kgほどの重さでもよく使っていました。

そんなことも知る私ですから、今回のレンズ体験で感じたことは本当に驚くばかり。

ヨンニッパでこの振り回せる感はスゴイ・・・と、まさに衝撃的です。

そんなソニーSEL400F28GMの希望小売価格は1,600,000円(税別)と非常に高価ではありますが、この扱いやすさは本当に素晴らしい。設計だけでも相当な費用がかかっているのではないでしょうか?

FE 400mm F2.8 GM OSS

革新的技術で高速・高精度AFと妥協のない高解像を世界最軽量ボディに凝縮。大口径の望遠レンズ

ソニーストア価格:1,460,000円+税

 2018/07/03 現在の価格

レンズ長期保証を優待『αあんしんプログラム』の詳細

お金さえなんとかなれば欲しいかも。なんて、まさに「夢」のようなことを考えてしまいました。

 

SEL400F28GM レビュー 作例紹介、写してきました!

ここからは展示されていたSEL400F28GM+α9で撮影してきたものを紹介します。

※展示レンズは発売前商品(プロトタイプ)のため、画像は参考程度にご覧ください。

三脚から外すことも出来たので基本手持ち撮影、公開画像はJPEG撮って出しです。

レンズの特長を活かすべく、本来なら動体を写したいところですが場所が場所なだけに静態撮影のみ。それでもオートフォーカスの速さに精度の高さはバツグンなものがありました。

それと、もう死語かも知れませんが、開放からでもガンガン使えることも確認しました。

画質に関しては、もう言うことありませんね。

GMASTERレンズの目指すものそのものって感じ。高解像と美しいぼけが両立していました。

わたしが撮影する被写体は鉄道にサッカー、競馬とほぼ動体。

ぶっちゃけヨンニッパで写したいシーンだらけです。上の写真はSEL70200GM+1.4テレコンにAPS-Cで撮影してきたものですが、こういったシーンで使いたいなぁ。と、想像を膨らませてしまいます。

 

SEL400F28GM レビュー! 外観を詳しくチェック!

続いては外観チェックです。

サイドビューはこんな感じ・・・α9がちょこんとくっついています。フードの先端にあるシナバーカラーのリングが、ソニーのレンズであることを物語っています。

各種スイッチは左側面に集中しています。

上の段にはAFに関係するスイッチで、フォーカスリミッターは3つの範囲から選択可能。FULL TIME DMFをONにしておけばAF-C使用中でもマニュアルフォーカスが使え、OFFにすればフォーカスリングが無効化されます。

下から2段目の手ブレ補正機能はMODE3まで用意。MODE1は通常用、MODE2は流し撮り用、MODE3は予測できない動きをするものを撮影する時に使うのだとか・・・うーん、これは使ってみないとわからないですね。

真ん中のFUNCTIONと書かれたスイッチはファンクションリング用となっています。

ファンクションリングとはフォーカスリングの横にあるリング。

クイッと回すことにより、設定した機能が使えます。

例えばPRESET側にしておけば、SETボタンを押すことで登録できるフォーカス位置に一瞬で回帰できたり、スイッチを真ん中にしておけば、動画撮影用に便利なパワーフォーカスや、APS-Cとフルサイズの切り替えがワンアクションで可能です。

サッカーの試合とかを撮影していると、APS-Cとフルサイズの切り替えって結構使うんですよね。ファンクションリングをクイッっと操作することにより、即時に切り替え・・・これは便利だなぁ。と思いました。

三脚座の回転はダイヤルを回すことによりロック&リリースは行なえます。

回転する質感は非常に高く、実になめらか。

三脚座の近くにはセキュリティースロットが用意され市販のセキュリティーワイヤーが使用可能。

それと上の画像ではたいへん見え辛いのですが、三脚座リングの90°ごとのクリックストップを、ON・OFFすることが出来る切り替えスイッチも用意されています。

三脚座のプレートは六角レンチで取り外しが可能なタイプ。

このプレート個人的にはアルカ準拠でない仕様に少し残念ですが、三脚穴は手前と奥が1/4 inch仕様で、真ん中が3/8 inch仕様と、三脚によって使用穴が選べるものとなっていました。

ボディに近いところには、差し込みフィルター枠が用意されて、付属品の枠の中には40.5mm口径のMCプロテクターが収まっていました。

もっとも負荷がかかるマウント接合部は7本のネジ止め仕様。

レンズフードはカーボンファイバーを使用しているせいか、ものすごく軽量です。

レンズフードそのものが大きいので取り外すと随分コンパクトな見た目になりました。

なお、カメラ側で機能割当可能なフォーカスホールドボタンは全部で4箇所用意。横位置・縦位置、様々な角度から操作できるようになっていました。

そして最後に紹介するのが、シリアル番号が入ったメタルプレートです。

今、注文したら3桁でしょうか?受注生産のためシリアル番号は選べませんが、好きな数字が入っていたらテンションもあがりそうです。

 

SEL400F28GMの付属品も詳しく紹介!

続いては専用ケースと付属品も紹介していきましょう!

持ち運ぶときはレンズフードを逆さにつけて、レンズキャップを装着します。

収納ケースはハードケースのトランクタイプ。

このケース、テレコン2本に差し込みフィルターも一緒に収納できるようになってるのがミソ。

収めてみました・・・なんだかカッコイイ!!

最後に紹介するのがレンズ用のストラップ。

Gmasterのロゴ入りでフカフカ肉厚、思わずコレ欲しい!と思いましたが、ボディのストラップ幅とは規格が異なり、幅があるため使用不可。

ちょっと残念だけど、とっても気になるそんなストラップとなっていました。


以上となりますが、今回は大量の画像をともにソニーEマウントレンズのヨンニッパこと、「FE 400mm F2.8 GM OSS(SEL400F28GM)」をご覧頂きました。

いやはや、それにしてもまたまたスゴイレンズを作りましたねソニーさん。

ヨンニッパにも関わらず扱いやすい軽さに加え、速くて精度の高いAF性能、そして間違いのない描写力。2.0倍のテレコン使えば800mmF5.6としても使え、α9との組み合わせなら最小絞りF22までAFも追従してくれます。

同クラスのレンズと比較すればするほど、ものすごく素晴らしいレンズだと気付かされます。

FE 400mm F2.8 GM OSS

革新的技術で高速・高精度AFと妥協のない高解像を世界最軽量ボディに凝縮。大口径の望遠レンズ

ソニーストア価格:1,460,000円+税

 2018/07/03 現在の価格

レンズ長期保証を優待『αあんしんプログラム』の詳細

レンズの詳細につきましては、公式ページも参考になさってください。

 

FE 400mm F2.8 GM OSS 展示状況について

今回はいつもお世話になっているソニーストア大阪さんにお邪魔して詳しく見てきましたが、全国5店舗あるソニーのショールームおよびソニーストアでの展示状況もお伝えしたいと思います。

FE 400mm F2.8 GM OSS(SEL400F28GM)展示状況

  • 銀座 7月20日(金) – 7月29日(日)
  • 大阪 7月27日(金) – 7月29日(日)
  • 名古屋 8月3日(金) – 8月5日(日)
  • 福岡天神 8月4日(土) – 8月5日(日)
  • 札幌 8月4日(土) – 8月5日(日)

現在展示が行われているのは銀座・大阪のみ、それも明日まで。名古屋・福岡天神・札幌は8月に入ってからのスケジュールになっています。

これだけみても推測できるのは、数(たま)の少なさです。実際に納期も現在9ヶ月待ちと聞いています。見逃すと次見れるのはいつのことやら・・・お時間のある方は、ぜひ期間中にお近くのソニーストアまで!

詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

※今回の商品撮影でご協力いただきましたソニー大阪のスタッフのみなさま、ありがとうございました!

 

ソニーのカメラ「αシリーズ」を徹底レビュー!

ソニーのカメラ「αシリーズ」のレビューを当店のホームページで公開中です!

カメラ・レンズ・アクセサリーを掲載。興味のある方は覗いてみて下さい!

デジタル一眼カメラ α(アルファ)レビュー

当店ではソニーのデジタル一眼カメラ 「α」 の実機を使用したレビュー記事を掲載しています。Eマウントを始め、Aマウントのカメラボディ、それぞれに使用出来るレンズ、ソニー純正アクセサリーなども紹介しています!

 

 

店員shigeのつぶやき日記

ソニーショップさとうち、スタッフ「shige」のブログもよろしくお願いします。

スタッフ「shige」のブログ 『shigeのつぶやき日記』

基本ソニーの情報をお届け。ときどき趣味も発信中。

 

bloglogo_201407.jpg

 

The following two tabs change content below.
アバター画像
ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

この投稿へのコメント

  1. たいへー said on 2018年7月29日 at 6:50 AM

    でかいですなぁ。
    この位のビールジョッキなら、空ける自信はある。(笑

  2. yas said on 2018年7月31日 at 2:59 PM

    たいへーさん こんにちわ♪
    いわゆるピッチャサイズですね!
    私もあける自信がありますが、お腹がぽっちゃしてしまいそうです^^;