ソニーの新型サウンドバー HT-A9000 / HT-A8000 を体験してきました！

2024年6月1日に発売を予定している、ソニーの新しいサウンドバー2モデル「BRAVIA Theater Bar 9（HT-A9000）」「BRAVIA Theater Bar 9（HT-A8000）」をソニーストア大阪さんで体験してきました。

両モデルとも従来モデルよりも大幅にスリムになり新搭載されたアプリで使い勝手も向上、そしてサウンドバー単体による立体音響再生にも対応するなど、全方位で進化を感じる事が出来るサウンドバーに仕上がっていました。

それでは実機での体験レポートをお届けさせていただきます。

※ソニーストア大阪さんでの商品撮影は許可を得て行っています。

ソニー サウンドバー HT-A9000 / HT-A8000 実機レポート

新型サウンドバー「BRAVIA Theater Bar 9（HT-A9000）」「BRAVIA Theater Bar 9（HT-A8000）」は本体サイズを小型化しただけでなく、新規に開発した ウーファーとトゥイーター の 2Wayスピーカー を採用することで、音の解像度と明瞭感も向上、サイドスピーカーによる広がりのあるリアルサウンなサウンドなど、音質に関しても大幅に進化。

「HT-A9000」は、13基のスピーカーユニットで構成。内訳は以下のとおり。

• トゥイーター ×3
• ウーファー ×4 (+バッシブラジエーター ×4)
• イネーブルドスピーカー ×2
• サイドスピーカー ×2
• ビームトゥイーター ×2

先代モデルにはなかったサイドスピーカーが追加されたことも含め、広大な音場と圧倒的な臨場感を演出します。

「HT-A8000」は 11基のスピーカーユニットで構成。内訳は以下のとおり。

• トゥイーター ×3
• ウーファー ×4
• イネーブルドスピーカー ×2
• サイドスピーカー ×2

先代モデルにはなかったサイドスピーカーを追加したことで、広大な音場を演出します。

「HT-A9000」比では、バッシブラジエーター ×4、ビームトゥイーター ×2 が無い構成となります。

最大の特徴は、ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」（サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング）に対応していること。先代モデルではリアスピーカーを増設することで利用することは可能でしたが、サウンドバー単体でも映画館のような立体的な音で映画などを楽しめるようになりました。

先代モデルと同じく、別売のリアスピーカーやサブウーファーなどを追加することでより深く迫力のある低音や広大な音場を産み出すことも可能です。

そんな最新のサウンドバーですが、実機を体験してまず驚いたのが音質ではなくそのサイズ感でした。

HT-A9000： 幅：1300 mm 高さ：64 mm 奥行： 113 mm
                          変化なし　　　▲16 mm            ▲29mm
HT-A7000： 幅：1300 mm 高さ：80 mm 奥行： 142 mm

本体体積比で -36% 小型化、「HT-A3000」と同じ高さを実現。

先代モデルである「HT-A7000」との比較では、横幅に関しては変化はないものの 高さ、奥行は大幅な小型化に成功。

比較対象である 先代モデル「HT-A7000」は既に店頭設置がなかった関係で、より小型な下位モデル「HT-A5000」との実機比較となりますが、それでも高さ・奥行きにこれだけの違いがあります。

テレビ前に設置する事が多いサウンドバーだけに、この小型化は大きなメリットといえるでしょう。

HT-A8000： 幅：1100 mm 高さ：64 mm 奥行： 113 mm
                          ▲110mm　　▲3 mm            ▲27mm
HT-A5000： 幅：1210 mm 高さ：67 mm 奥行： 140 mm

本体体積比で -36% 小型化、「HT-A3000」と同じ高さを実現。

「HT-A8000」は高さ・奥行きだけでなく、横幅も大幅に小型化。「HT-A5000」からなんと110 mm も短くなっています。

高さも奥行きも小型化、より幅広いテレビとセットで使えるサイズ感となりました。

ちなみにソニー推奨のおススメテレビサイズがこちら。

「HT-A9000」なら 65V型以上、「HT-A8000」なら 55V型以上のブラビアが推奨サイズとなっています。

ソニーストア大阪では、液晶ブラビア 75V型フラグシップモデル「XRJ-75X95L」との組み合わせで展示していましたが、せっかくなら 55V型との組み合わせでの設置も見たかったところ。55V型モデルユーザー待望の上位サウンドバーモデルですからね。

使い勝手に関しても大幅に改善！

新しく対応するスマートフォンアプリ「BRAVIA Connect」を利用することで、だれても簡単にサウンドバーの設定が可能になります。

こちらがアプリのホーム画面。

現在視聴中の音声信号（この画面では Dolby AUDIO 2.0ch）が一目でわかるだけでなく、リアスピーカーやサブウーファーのの出力レベルやリアスピーカーの電池容量も一目で確認できます。

さらに サウンドフィールドやボイスモードの ON/OFF だけでなく

今までテレビ画面上で表示されていた「ワイヤレススピーカー設定」や「サウンド設定」など、ありとあらゆる操作がこのアプリだけで行うことができます。

初期設定だけでなくサウンドバーの各種設定など、手元でささっと操作することが出来るのがいいんですよね。

設置したスピーカーの自動最適化作業も、以前のモデルに比べるとかなり高速化されています。しかもアプリ上で現在の進行状況なども適時表示してくれる親切設計。これなら多くの人は迷うことなく使えるかと思います。

そしてなんといってもレスポンスがイイ！

音量設定もほぼ遅延なく動作してくれるので使っていて気持ちいいんですよね。

ただ気をつけたい部分もありました。

それはいままで本体前面にあった表示窓だけでなく、テレビ画面に表示していた設定画面が廃止されていることです。

リモコンも一応付属しているので、アプリなしでも音量変更やミュートなどを行う事が出来ますが、例えば「BASS」の + – ボタンを押しても、（表示窓がないので）現在どのくらいの設定値なのか、明確に知ることができません。

なので基本的にはリモコンではなくアプリを使用してねというスタンスの商品だと理解しました。この辺は好き嫌い別れるところかと思いますが、個人的にはアプリ操作の方が楽だと感じましたね。

音質についても「HT-A9000」にて体験してきました。

まずはサウンドバー単体での立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を聴いてみます。

・・・。

おお、確かに音が前方・後方だけでなく、上下方向にも移動していることを感じる事が出来ます。視聴環境はけして良くないですが、それでも立体音響を体感することが出来ました。映画などのセリフも鮮明に聞こえます。

テレビの前に設置するだけのサウンドバーでこれだけの立体音響が体感できる事に正直驚きました。自宅などオープンでは無い環境下で聴くとその効果はもっとスゴいんでしょうね。

次にオプションのリアスピーカー「SA-RS5」も追加して聴いてみます。

・・・・。

おお、おおお！

これは圧倒的。リアスピーカー ある / なし では別物といえるほどの臨場感の違い。より広大な音場だけでなく音の定位もよりはっきりと感じる事が出来ます。これだけ違いがあるなら、やっぱりリアスピーカーを追加したくなります。

映画やゲームをより迫力ある音で楽しみたい、そんな方にはぜひリアスピーカーの購入も検討していただきたいですね。

リアスピーカー「SA-RS5」
	バッテリー内蔵により電源に接続せず、自由度の高いレイアウトを可能にするリアスピーカー ソニーストア価格：88,000 円(税込) 　2024/05/07 現在の価格

リアスピーカー「SA-RS3S」
	リアルサラウンドを楽しめるリアスピーカー ソニーストア価格：60,500 円(税込) 　2024/05/07 現在の価格

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今回はサウンドバー「HT-A9000」「HT-A8000」の実機レポートを書かせていただきました。

両モデル共に音質の向上やアプリによる使い勝手向上など全方位で進化したサウンドバーといえますが、やはり1番インパクトがあったのはスリムになった筐体サイズ。

特に「HT-A8000」は一回り以上コンパクトになっているので、大きさの問題で今まで設置を断念していた方はぜひ一度実機を確認していただきたい、そんなサウンドバーに仕上がっています。

BRAVIA Theatre Bar 9（HT-A9000）
	360立体音響による臨場感のあるサウンドと洗練されたデザインを両立したフラグシップサウンドバー ソニーストア価格：209,000 円（税込） 　2024/05/07 現在の価格

BRAVIA Theatre Bar 8（HT-A8000）
	360立体音響による臨場感のあるサウンドと洗練されたデザインを両立したプレミアムサウンドバー ソニーストア価格：143,000 円（税込） 　2024/05/07 現在の価格

 

より詳細な情報につきましては、リンク先も参考になさってください。

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