α7 III(ILCE-7M3)開梱レビュー&試し撮りしてきました!

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α7 IIIの発売日である昨日3月23日は、翌日に行うセミナーの作例を写すべく、手に入れ次第、撮影に行ってました。そのため、いつもより1日遅れになってしまいましたが、当店恒例?開梱レビューをお届けしたいと思います。

今回紹介するのは、α7 IIIのボディのみ。型番で言うところの「ILCE-7M3」。他には28-70mmのレンズがセットになったものも発売されていますが、ボディ単体商品で紹介していきます。

 

α7 III 開梱してみました!!

α7 IIIのパッケージに入っていたのはカメラ本体をはじめ、ストラップ、Zバッテリー、USBACアダプター、USBケーブル、取扱説明書などの紙の書類等々。

とてもシンプルな内容となっていました。

ストラップはEマウントのフルサイズ機、α7シリーズの各機種統一タイプで柔らかなものが付属。片や首からぶら下げたとき、アタリも良いし、手首に巻きつけても使えるので個人的にはお気に入りです。

ただロゴがα7のまま。そろそろ、ちょっとアクセント欲しいかも・・・なんて思ってしまいました。

続いて、ACアダプター等の解説も。ACアダプターは、このようにして使います。

あまり知られてませんが、α7 IIIにはバッテリーチャージャーが付属してません。

上の画像のように付属品を使用して、カメラの本体内でバッテリー充電を行うのですが、これまた個人的には充電のたびに保護カバーを外すのがどうも嫌い・・・

せっかくの防塵・防滴に配慮した設計なのに頻繁に開け閉めするのがちょっと。って感じです。

予算が許すなら、別売りのバッテリーチャージャーをオススメしたいところです。

リチャージャブルバッテリーチャージャー『BC-QZ1』

Zシリーズバッテリー『NP-FZ100』専用のバッテリーチャージャー

ソニーストア価格: 9,250 円+税

2018/03/06現在の価格

LEDメーターで充電状況も見える化されてます。充電はこうでなきゃ。な、感じです。

さて、付属品も紹介しいよいよカメラ本体を眺めていきます。

3世代目を示す「7III」が右胸に輝いてますね。

背面をみると、7IIとは大きく異なるところがわかります。例えば、SDカードスロットがダブルだったり、マルチセレクターが付いたりと操作性の向上は明らか。

カスタムボタンの数も僅かながらアップしてます。でもこれが使用時には大きいメリット。

そしてレンズ「FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105)」を装着してみました。

作例付き 実機を使ったレンズレビュー「SEL24105G」|当店のホームページ

α7 IIIのデザインは、ロゴを除いてα7RIIIとまったく一緒なので、今更感はありますが、迫力があってカッコイイ。出来れば、このレンズをセットにして売って欲しいものです。

背面からみて左肩部分にも「α7III」のロゴが見えました。手にしたとき「あぁα7 III、買ったんだなぁ。」と、より強く実感出来るのは、実はこちらのロゴのほうかも知れませんね。

 

到着後のお約束 「液晶保護ガラス・PCK-LG1」を装着してみた!

私はお店の展示機であっても自分のカメラであっても、カメラ本体が到着したら必ず行うことがあります。

それは液晶モニターを保護する措置を行うということ。

α7 IIIには、ソニーから液晶モニターを保護する専用アクセサリーとして「液晶保護ガラス」と「液晶保護シート」が用意されています。今回は「液晶保護ガラス・PCK-LG1」を装着してみました。

専用設計なので、ピッタリなところも好み。

指でズリズリしても指紋が目立たないのもグッド!!

モニター保護ガラスシート『PCK-LG1』

液晶モニター画面を、汚れや傷、衝撃から守るガラスタイプのモニター保護シート。

ソニーストア価格: 3,380 円+税

 2017/10/27 現在の価格

やっぱり装着は開梱したてに限ります。ホコリも少ないですし、何よりも拭き取りが難しい手垢などの汚れがありません。

オーナーになったら、ガリッとキズが付く前に液晶保護はしておきたいところです。

 

ファンクションメニューにカスタマズボタンも設定してみた!

モニター保護ガラスを貼り付けて、少し用事をしていたらバッテリーの充電も完了しました。

いざ起動です!!

αではすっかりお馴染み、時刻設定画面が登場。

ここはサクサクと進めていきます。

続いては自分仕様にファンクションメニューや、カスタズボタン登録をしていきます。

いつも使っている機能、いざと言うとき探せないのは不自由です。

ここもサクサク進めていきましょう。

細かい説明は端折りますが、Fnの設定は上の画像のとおり。

そしてカスタムキー設定。

カスタムボタン3には「瞳AF」を登録しています。

瞳AFはレンズ部分にあるフォーカスフォールドボタンにも割り振っているのですが、フォーカスフォールドボタンがないレンズでも使えるようにしているところがミソかも。

ぶっちゃけ若干持ち辛くはなるけど、フォーカスフォールドボタンがないレンズは基本小さいので問題なし。

そしてカスタム4にはフリッカーレス撮影機能を登録しました。こうすることにより、屋内に入ったときでもサクッと切り替え可能。実に使いやすいです。

つづいてに2の項目。

ここのキモは下ボタンにDROを入れたところでしょうか?DROレベル5とか、ダイナミックレンジいじりを手軽に使えるようにしています。

DROレベル5はノイズが乗りやすいのでISO感度には要注意なのですが、逆光時での撮影では重宝しています。

最後に3の項目も紹介。

こちらAELボタンの設定を「再押しAEL」に設定しました。鉄道とか写すときは基本マニュアルなのですが、マンダーラな天候のとき、露出がコロコロ変わってマニュアルでは面倒だ!ってときに重宝しています。

と、こんな感じで設定完了!では撮影に向かいます!!

 

イイんじゃない!α7 III !!試し撮りしてみました!

翌日(本日開催)のセミナーでの作例づくりもあって、発売日、精力的に動きました。ここからは撮影してきたものを紹介します。

 

必要十分! 2420万画素

パンダの毛並みも鮮やかに再現。

拡大してもご覧のとおり。

画質の向上というコピーにも、「なるほど」と思いました。2420万画素、必要十分ですね!

 

AF進化を強く実感

うねうねと頭を動かくフラミンゴ、柵越しにパチリ。バッチリです。

ロックオンAFで狙った新幹線。

レリーズ中はAFエリアがアチコチ行くので、迷走しているようにも思ったのですが、なんと撮影したカットのほとんどがピントが合っているというミラクルプレイ!

たまたまか?!と思ったけど、だいたい同じ挙動です。

できれば新幹線の顔にピントがスーッと合っているように表示してくれれば、ホント心臓に悪い・・・けど、結果オーライ。ほぼ終始ジャスピンで写せてました。

 

心強いバッファ容量

小気味よく写せなくなるまで、いわゆる息切れ現象が起きるまでをテストしてみました。

テストしたのは「やや高速タイプ」のSDカード。UHS-IIカードじゃありませんが「RAW+JPEGで67枚」を確認!上出来です!!

 

10コマ秒写せると安心!ベストカット率も向上!!

かつかつ構図で写すとき、連写能力が高いほうが間違いなくイイ。新幹線の撮影は電柱と電柱の間を狙い撃ち。こう見えても画角がほとんどありません。

そんな時、秒10コマあることで、ベストカット率は大幅にアップしました。

 

ダイナミックレンジがスゴイ!!

明暗差のある場所でパチリ。

フォトショップでレベル補正をかけ、黒つぶれ、白飛びとチェックしてみました。

その結果、黒つぶれに見えても残っているし、白飛びもほとんどない!!これはスゴイっ!!

一番感心・感動したところ。

 

ワタシ的には常用ISO感度は6400

ソニーがうたう常用ISO感度は「51200」(拡張は50-204800)。

でも、それは言い過ぎと思いました。

この画像がISO6400で撮影したものですが、パソコンのモニターで撮影したものをみるとややノイジー。

いまに始まったことではないけど、やっぱりグレーのところ(空部分)が苦手な感じ。

こちらが拡大画像。

でもエッジはきちんと残っていてシャープ。ノイズを消すためにゆるゆるになる傾向ではありません。

最近は65型テレビで鑑賞する機会も増えたので、メーカー常用値よりもハードルを上げ、ワタクシ的常用ISO感度は6400とすることにしました。

まあでも普段遣いなら十分でしょ。ISO6400で。

※ノイズの気になり方は個人差があると思います。追記

・ ・ ・

これら作例については本日のセミナーで喋りまくりましたので、詳しくは省きますがα7IIと比べると画質、ダイナミックレンジ、AF性能がかなり進化しているのを実感!

ISO51200常用はさすがに言い過ぎかと思いますがISO6400までは十分使えるし、やっぱり秒10コマあるとなにかと安心。シャッター音も心地よく、振動も少なく上質。写すことが楽しくなりました。

たった1日の撮影だけで全てを語れませんが、イイんじゃないの!α7 III!!なのです。


今回はちょっと長くなってしまいましたが、開梱レビューから試し撮りまでを紹介させていただきました。

ソニーが言うところのベーシックモデルであるα7 III。

もう必要十分、いやそれ以上のスペックだと思います。逆にこれで写せないものを探すほうが難しそう・・・これからフルサイズミラーレスを始める方は、いい時代になりましたね!と、心より言いたくなっちゃいます。

デジタル一眼カメラ α7 III ボディ

35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー搭載、最高約10コマ/秒高速連写(*)、高速・高精度なAFを実現した、フルサイズミラーレスベーシックモデル

ソニーストア価格:229,880 円+税

 2018/03/02 現在の価格

デジタル一眼カメラ α7 III ズームレンズキット

ILCE-7M3K(ズームレンズキット)同梱レンズ

ソニーストア価格:249,880 円+税

 2018/03/02 現在の価格

商品の詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

 

α7 III レビューを公開しました。

たいへんお待たせしました!α7 IIIのレビュー記事をホームページで公開しました。

今回も、店員作例付きで紹介しています。ぜひご覧になってくださいね!

α7III レビュー 実機を使って徹底解説!作例も紹介!

これが1台あれば、ほとんどのものが写せてしまうのでは?!α7IIIは、ソニーがうたうフルサイズミラーレス一眼カメラのベーシックモデルでありながら、そのスペックは一切妥協なしの出し惜しみなし!

 

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き

この投稿へのコメント

  1. あおたけ said on 2018年3月26日 at 7:27 AM

    α7 IIIのテストリポートおつかれさまでした(^^)
    パンダのどアップに見られる描写力も素晴らしいですが、
    やっぱり鉄としては秒間10コマという連写と、
    AFを追従する性能がいいですね~。
    高速で走る700系がバッチリでカッコいいです☆

  2. yas said on 2018年3月26日 at 7:52 PM

    あおたけさん こんにちわ♪
    ご覧頂きましてありがとうございます!!
    鉄的にいうと、やっぱり10コマAF追従ですよね~
    このときは運用調べずに出かけたのですが、偶然の700系が写せて凄く嬉しかったです!
    バリ鉄は珍しい私ですが、すごく良いテスト撮影となりました♪