WI-1000XM2 レビュー 人気のネックバンド式ノイキャンワイヤレスが進化した!

ノイキャン性能・携帯性・装着感 多くの面で従来モデルより大きく進化!

ソニー ネックバンド式 ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「WI-1000XM2」のレビューをお届けします。

装着した瞬間「おっ、軽いね!イイネっ!」。電源を入れた瞬間、効果の高いノイキャン性能にまたまた「おっ!イイネ!静かだね!」。そして、音楽を再生・・・「これ、めちゃめちゃイイネっ!」と思わず、口走ってしまいました。

1000Xシリーズは他にヘッドバンドスタイルの「WH-1000XM3」と完全ワイヤレスの「WF-1000XM3」があるけれど、オールシーズン使えてヘッドホンケーブルを使えばワイヤードイヤホンとしても使えるから、個人的にはコレが本命かも知れない。そう思ってしまいました。

WI-1000XM2 レビュー

WI-1000XM2 は業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を搭載するネックバンドスタイルのインナーイヤーワイヤレスヘッホン。

ソニーノイズキャンセリングヘッドホンの最高峰、1000Xシリーズの1モデルで、型番こそ1000XM2とマーク2になっていますが、ノイズキャンセリングプロセッサー「QN1」が搭載されているとおり現行の1000Xシリーズ同様、第三世代の仕様となっています。

従来モデル WI-1000X からの変更点は多く、ソニーのノイズキャンセリング技術の結晶と言ってもいいノイズキャンセリングプロセッサー「QN1」の搭載をはじめ、ネックバンド部分にシリコン素材を採用し柔らかで軽量、折りたたんでコンパクトに持ち運べ装着性も向上しました。

高音質な点は他の1000Xシリーズと同様で、ワイヤレスでもハイレゾ級を実現。

音楽を再生すればすぐにわかる高音質は、ノイズキャンセリング性能の高さと相まって、大きな音量にしなくても聴き取りやすく、より細やかな音までも聴きとることができました。

外で使用する際に便利な機能、音楽を聴きながら周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」も用意されていて、軽くなってもスタミナ性能は従来モデル同様の10時間(ノイキャンオンの時)を実現。

また10分間の充電で80分の使用が可能なクイック充電は充電忘れの際でも、頼りになります。

こんな感じで WI-1000XM2 はこれから高音質かつ高性能なワイヤレスインイヤーイヤホンを購入を検討される方に十分オススメができる内容で、もちろん買い替えを検討してる従来モデルユーザーの方にも大きな進化を感じてもらえるものとなっていました。

WI-1000XM2

ハイレゾを業界最高クラスのノイキャンで。WI-1000XM2

ソニーストア価格: 35,000 円+税

 2019/10/16 現在の価格

 

高音質を活かすノイズキャンセリング性能

ソニーワイヤレスヘッドホンの1000Xシリーズは「業界最高クラスのノイキャン性能」と「ワイヤレスでもハイレゾ級の高音質」。この2つの軸がうたい文句。当然のことながら、この WI-1000XM2 も高いノイズキャンセリング性能に加えて高音質。

高音域は解像感高く、ボーカルの伸びも良く、低音も良く出るといった、いかにもハイレゾ級音質。このクラスのワイヤレスイヤホンを聴いたことがない方にとって、この音質は少し聴いただけでも感動を覚えることでしょう。しかも、今モデルではさらにノイズキャンセリング性能が高くなったことで、より音楽に深く没入出来るものとなっていました。

1000Xシリーズ第3世代に搭載されている「ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」は実によい仕事をしていて、やや大げさな表現に思われるかも知れませんが付けた瞬間から静寂が訪れる感じ。さすがソニーの最高峰、5つ星のノイズキャンセリング性能と言ったところです。楽曲を再生すれば、上書き効果でほとんどノイズは聴こえなくなり、いい音、ハイレゾ級の音だけが耳元に届きます。

高いノイズキャンセリング効果のおかげで、音量そのものをあまり上げずに済むのも長所。地下鉄などでまわりのノイズに負けないよう、音量をあげまくってシャカシャカノイズを発生させている方を見かけますが、そんな必要はありません。

効果の高いノイズキャンセリング機能は、音量も控えめに出来るので実は耳にも優しいんです。

 

イヤーピースは自分に合うものをチョイスしたい!

いい音かつノイズキャンセリング効果も十分に引き出そうと思ったら、イヤーピースの選択は使用前に絶対にチェックしておきたい項目。いつも「M」サイズだからと言っても、アングルドイヤホン構造採用の今モデルでは微妙に異なることもあります。実際に筆者がそうでした。

フィットしてるかの確認は、予め装着されている「M」を基準に装着具合をチェック。キツイなと思ったらサイズダウン。合ってるかも?もしくは小さいかな?って思ったらワンランクのサイズアップ。

そしてフィットするものあったら、耳に装着したままコードを下に軽く引っ張ってみてイヤホン本体が抜けなければOK。もしポロリと外れた場合は、ひとつ大きめサイズを装着するなどして、カンタンに抜けないことを確認しましょう。

思ったほどいい音じゃない、とか、ノイキャン効果、それほどでも?と、微妙に評価とかとズレてるところがあればイヤーピースをチェックしてみましょう。

 

シリコン素材採用で軽く装着感もアップ

WI-1000XM2はネックバンド部分にシリコン素材を採用。樹脂を使用してた従来モデルと比べても13g軽くなり(WI-1000XM2=58g)、シリコンならではの柔らかな感触もあってフット感、装着感は格段に良くなりました。

また折りたたみができるため、持ち運びの際もコンパクト。

専用ケースもコンパクトで付属ケーブルも収納可能です。

まるでメガネケースみたい。従来モデルと比べて格段にコンパクトです。

 

ケーブル部分にメインコントローラー

L側のケーブルにメインコントローラーを用意しました。このコントローラー、シンプルなボタン配置ながらもオーディオプレーヤーやスマートフォンの機器操作が出来るようになっています。

真ん中のボタンは再生&停止ボタンに加え、通話ボタンとしても扱え、連続押しの回数による使い分けも可能。例えば2回押しで次曲へ、3回押しで前曲へ、長押しすると音声アシスタントといった具合に操作できるようになっています。

また、このメインコントローラーにはマイクが内蔵。従来モデルよりマイク位置も口元に近いために、大きな声を出さなくても十分相手に届きそうです。

Cマークボタンはスマートフォン用のカスタマイズボタン。

ソニーのヘッドホンアプリ「Headphones Connect」を使用することによって、よく使う機能を登録することが可能です。そのアプリにはイコライザーやノイズキャンセリング機能を最適化する項目などが用意されていて、WI-1000XM2の性能を「より」発揮できるようになっています。

WI-1000XM2購入の際はヘッドホンアプリ「Headphones Connect」もインストールして活用したいところです。

 

10時間のスタミナ性能 クイック充電にも対応

WI-1000XM2はコンパクトに関わらず、ノイズキャンセリング機能をオンにした状態でも最長10時間のロングバッテリーライフ実現。しかも10分の充電で80分再生が可能なクイック充電にも対応。充電忘れてた!ってときでもお出かけ前の10分で通勤時間くらいは楽しめます。

本体充電は側面にあるUSB-typeC を経由して行います。USBケーブルは付属品としてあらかじめ用意されているものの、ACアダプターは別売りとなっています。

 

バッテリー切れでも安心 オーディオコード付属

付属品としてオーディオコードが同梱されました。コードを使えば普通のヘッドホンとしても使うことができますので、一緒に持ち歩けばもしものバッテリー切れでも安心。

ちなみにこのオーディオコードを使うことにより、ハイレゾ級ではなくハイレゾの音質で楽しむことができます。残念ながら現在のワイヤレス(Bluetooth)技術ではハイレゾ音源を送信することはできません。ハイレゾ級にする高音質技術がこのヘッドホンには用意されていますがあくまでもハイレゾ級。

ハイレゾ音源の本来のもつ高音質を、このヘッドホンでも楽しみたい!そんな場合は、ぜひこの付属コードをお使いください。

また航空機用のアダプターも付属しています。


さすがソニーのノイズキャンセリングヘッドホンの5つ星モデルだけあって、ハイレベルなノイズキャンセリング性能はもちろん、音質もハイレゾ級らしく素晴らしいものがありました。シリコン素材で作られたネックバンドも柔らかで軽く、しかもコンパクトに収納できるのも嬉しいところですね。

以上、ソニー ワイヤレス ノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WI-1000XM2」のことを書かせていただきました。この記事、参考にしていただけると幸いです。

WI-1000XM2

ハイレゾを業界最高クラスのノイキャンで。WI-1000XM2登場!

ソニーストア価格: 35,000 円+税

 2019/10/16 現在の価格

なお、このレビュー記事はあくまでも筆者個人による感想を書いております。

特に音もの商品は感じ方に個人差がありますので、興味を持たれた方は全国5ヶ所にあるソニーのショールーム等で、実機確認されることをおすすめします。

より詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

スピーカー・ヘッドホン レビュー

当店のホームページではソニーのスピーカーやヘッドホンのレビューを公開中。

今回紹介させていただいヘッドホン以外にも多数書いていますので、こちらも参考になさってください。

ショップ店員による『スピーカー・ヘッドホン・アンプ』レビュー

目的に合わせて選ぼう!スピーカー・ヘッドホンなど、音源やプレーヤーを活かせるソニー商品を紹介します。

 

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ソニーショップさとうち 代表 鉄道写真が趣味 ソニーストア大阪にて鉄道をテーマにした写真展も行う。自店イベントにおいては主にカメラセミナー講師、さとうちチャンネル(You tube)にてライブ配信も。フォトマスター準1級&レトロゲーム好き