実機で解説! IER-M9,IER-M7 レビュー 話題のステージモニターを徹底チェック

このページではソニー ステレオヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」の実機を使用したレビューをお届けしています。

ソニー「IER-M9」「IER-M7」は、ヘッドホンの世界で注目度急上昇中「ステージモニター」というジャンルのステレオヘッドホン。ソニーのヘッドホン開発部署とソニーミュージックがタッグを組んだプロ仕様のヘッドホンの実力は?両モデルを聴き比べてみました。

ソニー ステレオヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」

IER-M9,IER-M7ってどんな商品?

ステージモニターというジャンルのイヤホン「ステージモニター」って、聞き慣れない方も多いのではないでしょうか?

ステージモニターとはミュージシャンがステージ上で演奏時に装着したり、PAエンジニアがステージ音響を確認したりするためのイヤホン。目にするものとしてはライブ映像とかステージ上でミュージシャンが装着しているイヤホン。そう言われたら見たことあるって方も多いのではないでしょうか?

プロが使う機材という特別感。そして遮音性や装着性の高さなどから移動中でも音楽を集中して楽しめると、最近は結構なブームとなっていて、それならば・・・ということでソニーもこのジャンルに参戦。そして、登場したのが「IER-M9」と「IER-M7」と言う訳です。

プロに認められるステージモニターとして、ソニーのヘッドホンエンジニアとソニーミュージックがタッグを組み、アーティストやエンジニアが持つステージモニタリングのノウハウをフィードバックして商品化。そう考えるとこのヘッドホンに対するソニーの本気度はなかなかのもの。これは期待出来そうです。

ただ、肝心の試聴した私がステージモニターなるものが、どんなモノなのかをほとんど知りません。それこそがこの記事最大の問題(滝汗)。単純に高音が~解像感が~とかしか、つきなみなことしか語れませんが、本気で購入を検討されている方は、ソニーストアさんで実機のご確認をお願いします。

ステージモニター「IER-M7」

バランスド・アーマチュア・ドライバーを4基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター)搭載したステレオヘッドホン

ソニーストア価格: 104,500 円(税込)

2023/02/01 現在価格

ステージモニター「IER-M9」

バランスド・アーマチュア・ドライバーを5基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター+スーパートゥイーター)搭載したステレオヘッドホン

ソニーストア価格: 165,000 円(税込)

2023/02/01 現在価格

販売価格や型名だけを見ていると、「IER-M9」が上位、「IER-M7」が下位って印象を受けると思いますが、実は内蔵されたドライバーユニットの数に、素材の違いなどもあるので一言で上下関係は語れないところかも。この記事ではそのあたりも考えて比較する内容のものが多くなっています。

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「IER-M9」と「IER-M7」の違いをざっくり紹介

「IER-M9」と「IER-M7」には、搭載された全てのBA(ランスド・アーマチュア)ドライバーユニットがそれぞれの役割を持ち補完し合うことで、高いレベルの音質を実現する「新しいマルチBAシステム」が採用されました。

「IER-M9」は5BA-5WAY。

内訳はフルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター+スーパートゥイーター、計5つのドライバーユニットで構成されています。

「IER-M7」は4BA-4WAY。

こちらの内訳はフルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター、計4つのドライバーユニットで構成されました。

2機種のもっとも大きな違いは「5BA-5WAY」と「4BA-4WAY」。ドライバーユニットの数の違いが出てくる音に大きな影響をもたらしている、と言っても良いでしょう。

特にスーパートゥイーター、すなわち「超高音域用」が加わった「IER-M9」のほうは、字面だけをみても音の分離、解像感が高そうな印象を受けるのではないでしょうか?

実際に聴いてみてもそのとおり、2モデルの違いは実にわかりやすいものがありました。

また、ドライバーユニットの数以外にも異なるところが案外多く、例えば「IER-M9」のハウジング(外側)には軽量と丈夫さに大きく付与する「マグネシウム素材」が採用され、側面のアクセントになる部分にもカーボンプレートが奢られています。

さらにケーブルの素材も異なります。

「IER-M9」にはイヤホン側とプレーヤー側の両方に非磁性体の金メッキプラグを採用。さらにはシルク編組を使用するなど、タッチノイズ対策もより万全なものが用いられました。

一方「IER-M7」はと言うとハウジング(外側)は樹脂で、音導管は真鍮製を用いるなど複数の素材から構成、フルマグの「IER-M9」と比べると剛性面、付属するケーブルでも劣る印象です。

まぁ、劣る、劣るとは言っても、2つのイヤホンの価格差は6万円近く。

ドライバーユニットの数に使用素材からして、同じジャンルのイヤホンとは言え、どうやら違うキャラクターと判断するのが妥当かも知れません。そう、見た目は似ているけど中身が違い過ぎるのです。

ウォークマンで言えば「WM1A」と「WM1Z」みたいな関係でしょうか?これらのウォークマンも聴き比べてみると出てくる音は明らかに異なるもの。一言で上下関係が語れないという意味では、「IER-M7」「IER-M9」も、これらウォークマンに似た関係と言えるのかも知れません。

これがイヤホンの音?衝撃を受けた高音質!!

続いて試聴した感想を書きたいと思います。

「IER-M7」と「IER-M9」どちらから聴くほうが良いのか正直迷いに迷いました。迷いましたが、まずは「IER-M9」を選択、やはりおおよそ13万円もするイヤホンがどれほどの音を奏でてくれるのか・・・もの凄く気になるところです。

プレーヤーにはウォークマンWM1ZとZX300を用意、もちろんバランス接続です。

聴き始めてすぐのことでした!!

こ、これは・・・・す、すごい!!すごすぎるぅぅぅ!!

そう!「IER-M9」から聴こえてくる音は、まさに「衝撃的」。

コレ本当にイヤホンの音なのかっ?!って、言っちゃうくらいスゴイ高音質!!

さすが価格相当と言うべきか・・・

いや考え方によっては価格以上の価値が充分にあるというか・・・

いままでこれほど高音質に奏でるイヤホンは聴いたとことがありません。

ボーカルの息遣いはもちろん、アーティストがお遊びで入れたような、今までなら聴き逃していたような音までも緻密に表現。パーカッションの余韻なんかも素晴らしく、弦楽器なんかは実に生々しい!!

そして密閉性の高さと相まってか、とにかく音が良く聴こえます。

昔から持っている楽曲でも、高音質な機器で再生することによって、当時は聴こえなかった音までも聴こえてくるっていう話がありますがまさにそれ!!お気に入り曲をどんどん聴き直しをしたくなる気分になってきます。

ステージモニターって今まで聴いたことがないので、私には語る資格が一切ないですが、プロってステージ上でもこんなレベルの高い音を聴いてるんですかね?やっぱりすごい世界だなぁって思った次第です。

「IER-M7」の方はと言うと、パッと聴いた感じでは「M9より、ものすごく劣る」と言った印象です。

まぁドライバーユニットが少ないだけあって当然かも。特に高音域側の表現力や解像感「M9」はまるで別物・別次元ですね。それくらいの開きがあります。

ただ、ある程度の時間、そして楽曲もたくさん聴いているうちに、2機種の違いがポジティブな方向で理解出来てきました。リズミカルいう意味ではIER-M7のほうがリズミカルなような気がする・・・ノリがいい感じというのでしょうか?

上と解像感が良い「M9」に対して「M7」はまとまりと低音に良さがあり、ロックとかを長時間聴くようだと、「M7」のほうが結構イイかも知れません。(感じ方に個人差あり)

まぁ、色々書きましたが、ぶっちゃけ「音」のことです。

この2つのイヤホン聴き比べて、どう感じるかは案外その人次第と言ったところかも知れません。

ぱっと聞いた感じでは圧倒的に「IER-M9」のほうが良い感覚が得られるかも知れませんが、あえて価格差があっても「IER-M7」を出してきたソニーさんの意図を深読みすると、この2モデルは適材適所な使い方をして欲しいと読むべきかも・・・なんて思ったり(妄想)。

これら2モデルに興味がある方は、機会があれば聴き慣れた音源を手持ちのプレーヤーに入れて、お近くのソニーストアさんで聴き比べするのがベストでしょう。

予算を始め、どちらが好みで用途にあっているのか?じっくりと考えて良く知った上で購入すべき商品であると思いました。

密閉性の高さと装着感のよさも実感!!

最後になりましたが、密閉性と装着感についても一言づつ。

さすがにステージモニターと言われるヘッドホンだけあって密閉性はどちらの機種も素晴らしいものがありました。ある程度の音量を上げて音楽を聴いていると、外からの音はほとんど聴こえません。

イヤーピースも全部で13種類用意され、トリプルコンフォートイヤーピースが6サイズ。ハイブリッドイヤーピースが7サイズが付属しています。

これだけのサイズが用意されていると、意外と多いと思ってる左右非対称の耳穴を持つ方にも、きっとフットしてくれることでしょう。ちなみに私は「M」と「ML」のサイズ違いがベストセットでした。

また装着性の良さも、さすがステージモニターと言ったところでしょう。

ハンガーと言われる部分には「プリフォームド」方式を採用しているのですが、やわらかタッチのコードが耳のラインに沿ってしっとりとフィットしてくれます。

首を左右・上下にふるなどハードな動きをしても、ほとんどズレることがありませんでした。

それとこの手のヘッドホンのわりには、素早く装着できるところは大きなポイント。慣れてくるとサクッと付けれます。これはありがたいですね。

リケーブルで最大限に高音質化!ヘッドホンケーブル

ソニーではKIMBER KABLE(R)社と協力開発した、高音質なヘッドホンケーブルが用意されています。

MUC-M12SB2はインイヤーのヘッドホンに対応したΦ4.4mmバランス接続端子対応ヘッドホンケーブル。

KIMBER KABLE(R)社との協力によって開発された 8芯Braid(編み)構造を採用したヘッドホンケーブルは、ノイズのレベルを下げるとともにケーブルの持つ電気的特性を最適化することで、原音の持つ音の透明感や音楽性をあますところなく再現します。

ヘッドホンケーブル MUC-M12SB2

対応モデル:IER-Z1R, IER-M9, IER-M7, XBA-X5, XBA-H3, XBA-H2, XBA-A3, XBA-A2, XBA-N3, XBA-N3AP, XBA-N3BP, XBA-N1, XBA-N1AP, XBA-300, XBA-300AP, XJE-MH Series

ソニーストア価格:26,400 円(税込)

2023年4月24日 現在の価格

バランス接続対応のウォークマンをはじめ、このヘッドホンで音楽をより深く、より良い音で楽しみたい方にオススメです。

【ソニーストア限定】 快適に持ち運ぶためのオリジナルケース

ソニーの直販サイト・ソニーストアでは大切なイヤホンを一式持ち運ぶことができるセミハードケースを販売中です。

EVA製イヤホンケースセミハードタイプはシリコン製イヤホン巻き取り部を自由な位置に移動可能で大小3つのネットポケットも用意。使用中状態のイヤホン一式と予備のリケーブルや変換ケーブル、イヤピースなどを一緒に入れて持ち運ぶことができ、また巻取り部には乾燥剤をいれることも可能。大切なイヤホンを湿気からも守ることができます。

Earphone Case Se-mi Hard Type「CP-EPLC1」

【対応商品】IER-Z1R、IER-M9、IER-M7、XBA-Z5、XBA-N3BP、XBA-N3 イヤホンクリーニングクロス付属

ソニーストア価格: 2,728円(税込)

2023/02/01 現在価格

カラー展開はガンメタとネイビーの2カラー。付属品のケースは使用中状態のイヤホン一式を収納だけで限界ですが、このケースならリケーブルも一緒に持ち運べます。専用ケースではないのでイヤホンを数本お持ちの方にはおすすめできます。一つ持っていいかな?的存在のケースと言えるのではないでしょうか?


このページではソニー ステレオヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」のレビューをお届けしました。この記事がみなさまの参考になれば幸いです。

ステージモニター「IER-M7」

バランスド・アーマチュア・ドライバーを4基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター)搭載したステレオヘッドホン

ソニーストア価格: 104,500 円(税込)

2023/02/01 現在価格

ステージモニター「IER-M9」

バランスド・アーマチュア・ドライバーを5基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター+スーパートゥイーター)搭載したステレオヘッドホン

ソニーストア価格: 165,000 円(税込)

2023/02/01 現在価格

詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

ソニー ステレオヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」


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